ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

『強みを伸ばす』の誤謬

time 2013/05/12


ご訪問有難うございます。一期一会のご縁に感謝します。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
みなさんこんぬつわ〜、こちらは8桁超えの自己投資をしてきた羅王のブログです。驚異の偏差値『8』を叩き出した高校時代から始まった『The 補欠人生』にピリオドを打ち、人生のレギュラーを目指す軌跡と奇跡を備忘録兼ねて徒然なるままに記しました。同じように悩み苦しむ誰かの『一歩前へ』を応援することにつながればと心から願って!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
『強みを伸ばしなさい』とか『短所を直すより長所に注目せよ』という言葉が今までになく流行っている気がします。さすれば道は開かれん、と。人間、強みを強化するのは楽しい作業である一方、弱点の克服というのはなかなか出来ないものです。これまで克服出来ていないから弱点という形で残っているわけですから。また、人間の個性を、あれもダメこれもダメ、と評価するよりは、その人が持っている素晴らしい点を褒めて伸ばしてあげるということはとても大切なことです。これはこれでOKです。
が、もう少し思考を進めて見ると、これらの格言をもっと活かすことができるのではないでしょうか。あるいは、そのままの意味で受け取ってしまうと、実は強みを伸ばそうと注力した結果、ドツボにハマるということもあるのではないかと思います。
下記の例えは特に大人の教育についての考察であって、子供の教育に関してはまた別の視点が必要かと思いますのでご了承の程。
Aさんは英語が昔から得意でした。留学したことがないのに留学したみたいに聞こえる!と友達から褒められるほど。次に得意なのは英語のレベルに比べるとだいぶ落ちるのですが、パソコンスキルでした。一通りのオフィス製品は使いこなせます。Aさんは英語が一番得意なので、英語が活かせる職場ということで外資系の企業を受けました。見事入社。外資系ですから勿論即戦力が求められます。入社してすぐ気づいたのですが、周りはネイティブや帰国子女ばかり。いくら一番得意とはいえ、ネイティブと渡り合うレベルではありません。コミュニケーションがいまいち取れず、教育の暇もない外資系企業において、Aさんが『使えない奴』との烙印を押されるのに、そこまで多くの時間はかかりませんでした。ところがある日、ふと同僚に頼まれた資料を、本人に分かりやすいように作りかえてあげたところ、思いのほか喜ばれました。外資系企業とはいえ、そこに働く先輩方はかなりのIT音痴。Aさんが持っているちょっとしたスキルでも、同僚の人は誰しもが驚きました。文章だけ書いてあればそれで伝わるだろうという大味な同僚のスライドを、絵を加えたり文字のフォーマットを変えたり、読み手に優しいスライドに改善していったことが評価されたのでしょう。それからはことあるごとにワードやエクセルでのサポートの依頼が殺到し、その傍ら英語を鍛えることで一線で働けるまでにAさんは成長しました。ちゃんちゃん。
さて、何が言いたかったか?英語を強みとする人が、それをもっと強みとする人達の間に放り込まれるとぺしゃんこにされる可能性が高い、ということを伝えたかったのです。あるいは、周りの誰よりも力が強いからとプロレスの道を選べば、ものの数秒で秒殺されるということを伝えたかったのかもしれません。田舎から出てきた田舎の秀才が、全国の秀才が集まる都内の学校では凡才に過ぎないということはよくあります。つまり、自分が最も得意とすることが、他者と比較しても本当にTalentedならば言うことはありません。その道を突き進めば素晴らしい成果が出るでしょうし、多くの顧客をファンにすることも可能だと思います。そういう一流の能力あるいはそれに類するものを持つ人は、迷いなくその道を進めばよいと思います。
一方で、大体において上には上がいます。自分が一番自信があることだって、他から見れば大したことはないのかもしれません。また、多くの人はそれが得意だからといって、他との比較において競争優位があるといえるほどの能力を持っていることは稀です。強みを伸ばしたところで、適切な伸ばし方をしなければ、あっというまに蹂躙されるということが起こりかねないのです。
ということで僕的にオススメなのは、『戦う土俵において相対的に発揮できる自分の強み』を伸ばすことです。『自分の一番の強み』ではありません。もしかしたら二番目とか三番目の強みかもしれません。全く得意ではないということはないしても、いの一番に強みの代表格として出てくる要素ではありません。
松井選手は、日本ではNo1のパワーヒッターでした。ところが渡米した時に、周りにいたのは自分が普通のサイズにしか見えないほどのスーパーマッスルの集まりでした。当然パワーでは全く敵いません。自分の得意分野である長距離にこだわらず、中距離バッターに変更したことで松井選手はメジャーを代表する成績を残しました。
イチロー選手は日米ともに素晴らしいバットコントロールでヒットを量産しているように見えますが、アメリカにおいては特に相対的に際立つスピードを武器にしています。それも、『一塁への走塁』という極めて使い道の限定された限定的な武器です。しかし絶対的な強みとなりました。アメリカの選手は一般的にデカく筋肉まみれで、そして動きがその分制限されるため、走塁は決して早くありません。そこに目を向けたイチロー選手は、世界最高レベルの内野安打の山を築きました。ヒットを山ほど打つ選手は他にも沢山いましたが、一塁まで打ちながら走塁を開始できる人は他にいなかったため、大きく優位性を発揮することができました。
元格闘家で、今は『ワールドオーダー』というパフォーマンスユニットを率いている須藤元気さんも、この解釈に当てはめることのできる方かと思います。恐らく格闘家として純粋に須藤さんより強い人は、同年代にも沢山いたでしょう。しかし須藤さんは入場や技のパフォーマンスにおいて観客を魅了し、一気に人気者になりました。勿論そのパフォーママンスというのは、恐らくその専門家から見れば全く大したことのないものだったと思われますが、同じ格闘家で他にやってる人がいませんでした。だから目立ちました。今、須藤さんはそのパフォーマンスを本業にしています。
まとめますと、『強みを伸ばす』ことは良いことだと思います。ただし、『他者との相対関係における強みを伸ばす』ことも、ちゃんと考えた方がいいんでねーの?と言いたいわけです。何故ならば、流れのどんどん早くなるこの世の中で、まずは生き残ること、というのが最大の至上命題になっている企業は多いと思われるからです。自他共に認める強みのうちの一番目がきちんとあり、しかもそれがプロレベルから見た時に仮に大したことなくとも、時間をかけてゆっくりその強みを熟成していくことができるとすれば、まぁ良い結果にはそこそこなるでしょう。しかし多くのビジネスパーソンはそんな悠長な時間を与えられていません。そもそも生き残りに必死です。
昔ハマっていたドラクエやファイナルファンタジーでも似たようなことはよくありました。絶対の攻撃力を持つ剣で攻撃しても全くダメージを与えられない敵に、もう捨てようかなぁと思ってた弓矢で攻撃してみたら、異様なほどダメージを与えることが出来た、という経験は一度や二度ではありません。
考えてみれば、AKBも同じ発想で考察できます。すごく失礼な話かもしれませんが、AKBのメンバーは、ピンで活躍している女優さんやアイドルたちに比べれば、はっきりいってルックスで劣ります。しかし、AKBという『そこまで全員がめちゃめちゃ可愛いわけではないグループ』というプラットフォームにおいて、『相対的に可愛い』子が他の女優さんやアイドルたちが得られない『神セブン』なる称号を受けています。勿論僕はAKBの一部は大好きですし、恐らくその辺にいたらめちゃめちゃ可愛い子達だと思います。が、とんでもない美女の揃っている芸能界の中で美や可愛さだけで競ったら、間違いなくぺしゃんこにされます。だからこそ、美と可愛さだけを求められないAKBというグループを結成したことにより、その中での相対評価を勝ち取りさえすればスポットライトを浴びることができる可能性があるのです。
比較優位と同じ考え方かもしれませんが、『自分が自分の土俵にて最もパフォーマンスを相対的に発揮できる領域はどこか』を常に頭の中で考えていると、結構面白いアイデアが湧いてくるような気がしています。ちなみに僕は、保険屋としてのプロフェッショナルは当然突き詰めますが、それ以外の相対的な要素として、『書ける保険屋』、『講演に呼びたい保険屋』、『スベらない保険屋』、『売らない保険屋』などのテーマをもって、相対的に優位なポジションを築こうと考えています。
本当に得意なことだけが未来を決めるかというとそうでもない、というのは、非常に面白い考え方なのではないでしょうか。
※子供の教育においては、あるいは初期の社会人時代に、『強みを伸ばそうね』というのは非常に全うな理屈であり、多いに称賛されるべきものと思います。が、ある程度年齢がいってある程度活動領域が決まってくると、その中でのポジション取りをしなければならなくなるのが仕事です。その中での知恵ですので、強みを伸ばすことそのものを否定しているわけではありません。当たり前ですけどね!!
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
我が人生に一片の悔いなし!

ラオウを目指す羅王のブログ

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。