MDRT学びシリーズが続いていますが、本当に多くを学んだので続けます。
元ラグビー日本代表監督、平尾誠二さんのリーダーシップに関するお話がありました。今回で平尾さんのお話を聞くのは二回目でしたが、結論から言うと二回目にも関わらずめっちゃ面白かった!!!平尾さんの講演はめちゃめちゃオススメです。機会があったらお金払ってでも見に行かれたら良いかと思います。お話の仕方からその中身、笑いの取り方まで、学ぶ部分が物凄く沢山あります。
ちなみに、平尾さんと同じかそれ以上に高名とみられる他の分野の先生のお話が同じくリーダーシップに関してあったのですが、こちらは全くもってツマラナイお話でした汗。聴衆に伝えようという気があるのかないのか、自分が話したいことだけを話しているという感じで、ちょっと興ざめというか、残念な気持ちがしました。というわけで平尾さんのお話の概要は以下でした。
平尾さんは伏見工業高校時代、所謂体罰と現在定義されるレベルとは100倍以上の差があるであろう過酷な環境の中でラグビーに打ち込んでいました。当時のスポーツ少年たちは皆そういう環境であったと思われるが、その中でも群を抜いて凄まじい環境でした。
高校に敵がいなかった平尾さんのチームは、大学生のチームとばかり試合をしていました。そしてそれでも圧勝するようなチームだったため、高校選手権に出場した際は、前半だけで50点差をつけるようなチームに仕上がっていました。
 
しかしここからが当時の監督の凄まじいところ。
前半を終わって50点差をつけたチームのメンバー全員を、監督は張り飛ばしたのです。理由は、『100%の力を出していなかったから』。100%の力を出し切って、初めて明日100.01%になれる。
その次の日もそれを全て出して、初めてあくる日に100.02%になれる。だから、全力を出していない試合は、たとえ圧勝したとしても全く力になっていないどころか、力の減少という結果につながってしまっている、そういうことが理由だったと言います。
ちなみにこのチームの同期は、こんな理不尽かつ過酷な環境あったにも関わらず、3年間で誰一人として脱落しなかったそうです。体罰が否定されるべきなのは明らかですが、自分の、子供の、部下の、チームの力を100%毎日全力で出させることで成長を促すことがリーダーシップの真髄なのだとしたら、果たして私たちはそれに値する毎日を過ごしているだろうか、と反省する思いでした。
 
さて、今回のポイント及び目的は、平尾さんのリーダーシップのお話を賞賛すること、ではありません。
何を言いたかったかという部分に触れる前に、僕がこれだけ感動した平尾さんのお話について、以前同僚が言及していたことが結構本質を突いているなと感じたというお話をしたいと思います。
この同僚はラグビー野郎で、かなりの熱血漢です。ラグビー界のスターである平尾さんのお話も、昔聞いたことがあるそうです。で、『めちゃめちゃツマラナカッタ』そうです。『聞くに耐えなかった』そうです。
 
『え?』と思いました。
あれだけ示唆に富んだ話を、しかも1時間以上大爆笑に包まれながら繰り出すことが出来る平尾さんのスピーチ力は、もはや並みのスタースポーツ選手の域ではありません。スポーツの経験とお笑いの訓練としゃべる訓練を10年以上受けたのではないかと思われるほど、洗練されたものです。
にも関わらず、たった数年前に聞いた際には、『めちゃめちゃツマラナカッタ』のだそう。
これはどういうことでしょうか?
非常にシンプルに考えると、平尾さんの講演は、『昔はヘタだったが今は上手くなった』ということなのだと思います。たぶんそうなのでしょう。何度も何度も呼ばれて公演を重ねるうちに鍛えられて上手くなった、そういうことなのでしょう。
つまり、とんでもない業績を残した人ですら、何かを始める際にはド下手からスタートするという、非常にシンプルなことを今一度思い起こすことで、結構勇気出ませんか?ということなんです。とかく凄い人というのは、何をやっても凄いんだろうと、僕達一般人は考えがちです。
しかしそこにはド下手な時代をくぐりぬけた膨大な努力があり、そしてそれゆえに今凄いんだということを、僕達は忘れがちです。
 
僕も実は今年に入り色々とチャレンジをしているのですが、もうド下手が極まるものばかり、目も当てられません。しかしそれは平尾さんだろうが同じであろうということで、結構気楽にチャレンジしています。そういうある種の開き直りって、なかなかに大事なことだと思いませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
我が人生に一片の悔いなし!

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