ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

推奨 プリンセストヨトミ

time 2011/07/25


プリンセストヨトミ

プリンセス・トヨトミ (文春文庫) プリンセス・トヨトミ (文春文庫)
(2011/04/08)
万城目 学
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映画化もされているので結構有名になってしまったが、最近読んだなかではピカいち。題名がイマイチ過ぎてしばらく敬遠していたのだけれど、まぁ映画にもなってるし読んでみるか、と思ってみたら大当たりでした。
以下多少のネタバレは勘弁ですが、所感をば。
舞台は大阪。徳川家に滅ぼされたと思われていた豊臣家には、実が生き残りがいた。徳川家への反発の意味もこめて巧妙に逃がされたその生き残りは、代を経てなお現存している。その細く繊細な系譜を守ってきたのは、日本とは別に、その内部に独立国家として数百年間運営されてきた「大阪国」だった。その「大阪国」では、豊臣家の末裔に危機が訪れると、国民が「ある行動」にでて、経済の一大中心地である大阪を全停止させる。
という、書いてみると全くよく分からないあらすじとなってしまうわけですが、これが読み終わってみると、ものすごく濃密に人生を考えさせられる良書であると思います。具体的には、男として生まれた一人の人間が、あまり普段言葉をかわすことのない父親とどのように関わるべきか、父親とはどういう存在なのか、を教えてくれる本でした。
親子の関係の中では、母と娘あるいは息子、父と娘、というのと比べて、一般的には父と息子というのはやや特殊な部類に入るかと。言葉を頻繁にかわすでもなく、かといって無視できる存在でもなく、年端がある程度いくと妙にその背中を目指してみたり、はたまた反発してみたり、もう少し年端がいくと、小さい頃にあまりに大きく感じた背中が少ししぼんだ気がして、一抹の寂しさを感じてみたり。
まさにそういう典型な父子関係を抱える私ではありますが、それでも人並みに、いや恐らく人並み以上に、特に社会人になってからはいわゆる「親父の偉大さ」に気づき、回数は多くないながらも相談をしてみたり(でもメールで、とか。。。二人ともデジタル派なので)しました。僕はまだ父娘の関係は保持していても、父子の関係を父側で保持しているわけではないので、正直息子との関わり方というのは想像の域を出ません。
でもこの本を読んで、将来はこうしよう、という一つの指針にはなりました。少なくとも、後悔をしないような関わり方をしようと思いました。まだ見ぬ、というかこの世に存在さえしていない我が息子よ。君が生まれたら、僕は空手を仕込み、英会話を習わせ、プールに落とし、人間学を叩き込み、受験をさせ、留学までさせて、彼女チェックまでします。おそらく迷惑でしょうが、まぁ、楽しみにしててください。
それから親父が現役の間に、親父に「息子に超えられた感」を与えるのが僕の密かな、そしてしょーもない目標です、実わ。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。