ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

偉大なる格闘プロゲーマー

time 2013/02/22


 

シモで申し訳ありませんが、久々に、というか初めて成功哲学の本を読んでいて◯ッキしてしまいました。

読み終わったあとは興奮が収まらぬ始末。まだ今年は10ヶ月残っていますが、これを凌ぐ成功哲学の本とは恐らく出逢えないと思います。よっぽどの僥倖がなければ。それぐらいインパクトのある本でした。是非皆さんに紹介したいと思い、少しだけ分析をしたいと思います。
『勝ち続ける意志力』 梅原大吾

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書) 勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)
(2012/10/26)
梅原 大吾
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この本は、日本初の格闘プロゲーマー(スポンサーがお金を払ってでもプレイしてほしい人がこの人ただ一人だった、ということ。今は何人いるかは知らない。)である著者が、IT業界と同じぐらい(ま、ゲームなのでITなのですが)変化の早い業界において長期に渡り勝ち続けている秘訣を記したものです。
今まで多くも少なくもない程度の年間100冊ずつぐらい色々な本を読んできましたが、これほどまで勝利について、勝つことについて、勝ち続けることについて詳細に記した本を、僕は見たことがありません。

僕自身がゲーマーだったために(ぷょぷょ全国大会に出た。ストリートファイター2が強すぎて高校生の時に小学生に絡まれた。マリオカートは世田谷区でNo2だったと自負している。)共感出来ることが多かった、という点を差し引いても、圧倒的な熱量で勝つことと勝ち続けることの違いを、10代20代の青年が当たり前に抱く不安や不満とともに綴っています。

ちなみに年齢が僕の一つ下なので、やっていたゲームがモロ被りなはずで、当時対戦していたら、スラムダンクで言うところの『山王工業に踏み潰された海南大附属高校』状態になっていたはずです。あー良かった、井の中の蛙で。
成功哲学の本は、僕自身が変わりたいとずっと思っていたこともあって、本当に沢山読んできました。王道モノからタイトルだけのキワモノまで。今回も、そんな中の一つかなぁと思っていました。

勝っている企業を分析するドラッカーモノやエクセレントカンパニーモノにおいては、著者は基本的に勝った人でも勝ち続けた人でもありません。分析しているだけです。だからどうしても傍観者的要素が強くなります。
また、例えばスポーツ選手や格闘家などが書いた自伝は、それ自体は素晴らしいのですが、本人にしか無理だったり、あるパターンがたまたまハマっただけだったりと、標本が少ないケースが多いため、それのみを以てみなさんにも当てはまるでしょ!ということは言えないと思います。
この本は、本人が長期に渡り勝ち続けてきた、というだけでなく、途中ゲームから離れたり、麻雀のプロ目指してみたりと、当たり前のように悩みながら、それでも勝利の法則を掴んでいくという物語です。

また、勝者にありがちな『格差固定による勝利』が微塵も無い業界における勝利の軌跡なので、価値が高いと思います。僕が主催している勉強会の課題図書にしたり、子供に読ませる教育書としても使えるのではないかと思います。

(格差固定による勝利とは、例えば一回勝つことにより、その立場を利用して次も極めて勝つことが易しいという状態が続くこと。エブリデイロープライスのウォルマートに、一般の商店の価格が勝てないみたいに。ゲームの世界はそれがない。特に対戦ゲームは。)
詳細は本書に譲ります。

この本を読んた人と一度議論をしてみたいところですが、今日は『なぜ彼にこの本が書けたのか』を分析してみたいと思います。圧倒的な熱量とともに、実に緻密な自己分析がしてあって、同じ文章を書く者としては嫉妬するぐらい、言葉の扱い方が上手い。それは何故でしょうか。
読む限り、著者は大学に進学していません。また、当時の僕がそうだったように、ゲームを一日10時間以上やっているということは、ほぼ勉強もしていません。また、社会人ゲーマーになってから、介護士になってから、雀士になってから、またゲーマーに戻ってから、特に勉強に触れた形跡はありません。

勿論、一流スポーツ選手と一流文化人が、業界は違うのに話が合う、ということがよくあるように、一流は一流を知るとか、一流はその業界で極めたことを言語表現するのが上手い、という理由はあると思います。
ところが僕は、そんな一般的な因果論理だけでは、この著者のエネルギーとそれを伝える技術の高さを説明出来ないと思っています。例えば、格闘ゲーマーである著者と格闘家である有名選手とでは、この勝利に関する持説を述べさせたら、天地ほどの差が発生するように思えます。

そこである仮説を立てました。それは、
『勝利のスパン』
です。
格闘家と格闘ゲーム家の違いは、その試合間隔です。

どちらもその土俵において一流の技量を必要としますが、そのスパンが全く違います。数ヶ月の準備をして年に数回しか戦えない格闘家と違い、一日何十試合と勝負を繰り返す格闘ゲーマー。

強くなるためのプランを立て、実行し、試合に望み、勝敗の分析をし、次に活かす、いわゆるPDCAのサイクルをどちらも回すわけですが、そのサイクル数が全く違うというわけです。

格闘ゲームは一回数分の勝負ですから、一日数十回もPDCAサイクルが回ります。PDCAサイクル=カイゼンのプロセスとも言えるため、それを数ヶ月に一度、年に数回しか肉体的に回すことが出来ない格闘家と、一日数十回、年間数万回と回せる格闘ゲーマーの著者とでは、勝利を分析し研究し理論家するための蓄積量が全く違うのではないか、これが僕の仮説です。

そしてそれは恐らくあたっています。

それほど、著者の勝利に関する表現は秀逸であり、勝つためのパターンを経験値から言語化することに優れています。
格闘家の本は多いけれども、400戦無敗のグレイシーですら400戦です。著者はなんと20万対戦を軽く超えるとのこと。

圧巻です。
とにかく読んでみてください。

そして是非感想を。きっと燃えるはず。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日も良い一日を!

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。