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退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

『前門の虎、◯門の狼』な富士登山列伝その4〜ツラい極値を知れ〜

time 2013/08/19


富士登山の話4回目。

しつこいようですが、思っていたよりも全然ツラかったです。

頭ズキズキ、吐きそう、肛門が破裂しそうな状態で数時間歩かされると、人は思考能力の底辺の限界らへんまで頭が悪くなります。

よって僕がとった行動は、下りの大半を『フレディ・マーキュリー(byQueen)』のマネをしながらシャウト気味に駆け下りる、という奇異なる、しかし本人は至って真剣なアクションでした。

本当にツラかった。山をナメていた。ごめんなさいよマウントフジ。謝ったの何回目でしょうか。

しかし良かったこともあります。

このツラい経験をしたことで、この水準以下のツラさを『チョロイ』と思えるようになったことです。

人間は良きにつけ悪しきにつけ、極値の幅で物事を判断、理解します。今までで一番旨いと思ったフレンチのお店があれば、他のフレンチのお店はそのお店と比べてどうか、という判断になりやすいですし、今までで一番汚いと思ったインドの宿に比べて、今回一人旅で泊まった宿がどの程度かという基準で宿のレベルを区分けすることになります。

ツラい閾値という意味での極値は、それ以下のツラさを乗り越える原動力になります。また逆に、その極値がイマイチな値であれば、頑張れる幅や耐えられる幅もそう大きくは持てないということになります。

その意味で、ツラい経験というのは、それ以後の飛躍を考える上で必須の経験であるとも言えるのではないでしょうか。

甲子園を目指すようなチームや大学の体育会で必死に練習をしていたメンバーが社会に出ても活躍するケースが多いのは、あらゆる角度から襲いかかるツラい経験の乗り越え方をフィジカルやメンタルという側面から知り尽くしているからだと言えるでしょう。

さて注意点。人間は忘れる生き物です。本当にすぐに忘れます。

今日のランチを覚えていることはできても、三日前のランチとなると怪しいでしょう。10年前の骨折の痛みを今も鮮明に思い出すことが出来るかと言えば、あれほどツラかったにも関わらず、意外とそうはなりません。

15年前に彼女にフラれた時の痛みを、昨日のことのように思い出すのは酷というものです。

だから定期的にツラい思いをしない限り、極値以下に対する耐性はどんどん衰えていきます。

大学受験の時に、僕はラスト4ヶ月間だけ1日15時間勉強していましたが、あの極値を経験したから今現在1日14時間59分までは平気で頑張れるかというと、全くもってそうではありません。

『あの頃』の頑張りは、今の僕の決断や粘りにそこまでのインパクトを与えてはくれないのです。今そこまで頑張ろうとしたら、それに近い極値を改めて経験することが必要です。

経営者でフルマラソンに出場したり、トライアスロンに取り組んだりする方が多いのは、こういった法則を経営という最高難度の決断を強いられる前線でイヤというほど経験しているからだと思われます。

攻めなのか無謀なのか、逃げなのかマネジメントなのか、フルマラソンやトライアスロンは自分の身体と相談しながら、高度な意思決定をしていくスポーツの最高峰です。

そしてその世界で死ぬほどツラい思いをしていれば、普段の仕事においての意思決定を、極限に慣れた状態でこなすことができます。かつ定期的に極値のツラい経験をすることで、常にそうした状態を維持できます。そして動物的なカンと緻密な戦略で嵐や高波を避けながら船の進路を決定していきます。

そういえばですが、僕が普段組手をしているような道場の同僚のごとく強い人には、街を歩いていてまず遭遇することはありません。

僕が普段から教えを賜っているような業界の神たちのようなスゴイ人は、よくよく世間を見渡してみるとそうそういるものではありません。その道での極値を知っているからでしょう。

もし今経験している事柄が過去最大にツラいとしたら、それは嫌がるべきでも悲しがるべきでもなく、むしろ喜ぶべきです。なぜなら、以降に発生することの大半は、それよりもツラくない、チョロイ事柄である確率が結構高いからです。

今『半沢直樹』が激烈に面白いのですが、これからしばらくこれ以上のドラマには出逢えないんだろうな、とうっかり思ってます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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