ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

ロジャー・フェデラーの技術のうち、誰もが欲しがるたった一つの能力とは

time 2013/09/18


僕にとって最高のテニス選手はと言えば、猛烈なギャランドゥとトップ選手にしては貧弱なスタミナと異様な威力のセカンドサーブを誇ったピート・サンプラスです。が、歴代最高の選手はと聞かれれば、それはサンプラスではなく、今のトップを争うナダルやジョコビッチでもなく、ロジャー・フェデラーだと答えるかもしれません。一時期のフェデラーは完成された選手で、本当に穴が一つもありませんでした。

当時圧倒的な強さを誇ったフェデラーを評して、『もしフェデラーの武器を一つだけ手に入れることが出来るとしたら、どの能力が欲しい?』と他のトップ選手にインタビューした記事がありました。素人的には攻撃力抜群のフォアハンド、片手の弱点をものともしないバックハンド、左右やスライス/スピンを自在に打ち分けるサーブなどとトップ選手は答えるものと思っていましたが、選手たちの一番多かった答えが、『フェデラーのフットワーク』だったことには驚きました。え?そこ?といった感じ。

『テニスは足ニス』と格言めいて言われていますが、その実、足のスポーツです。そしてよく見ると、足に関して一番大事なのはそのスピードではなく、『その時そこにいる』ための微調整ステップなのです。適切なボールを適切な打点で適切なタイミングで打てれば、ボールはかなりの確率でオンコートに勢いよく突き刺さっていきます。プロのトップ選手ともなれば、条件さえ整えば延々と打ち続けられるほど。しかしそれが相手のボールの勢いや回転、打たれたスペース如何によって狂わされ、ミスが発生します。四方八方に飛び散るボールに対して、自分の身体を極限のスピードでベストポジションに持っていく技術、これがフットワークであり、そのほとんどの場合は数センチから数ミリの非常に微妙な距離の調整にほかなりません。この技術がフェデラーは圧倒的に優れていたのです。

フェデラーよりも足だけをとってみれば早い選手というのは、恐らく他にも沢山いたことと思います。また、ショットだけを見ればフェデラーよりも威力のある選手も、恐らく沢山いたことと思います。しかしその両方を兼ね備えていて、ベストポジションで自分のベストショットを打つ技術に関して、フェデラーの右に出る者も左に出る者もいなかった、そういうことなのだと思います。

僕たちの日常生活はプロスポーツの世界とは違いますが、類似点も多く見受けられます。例えば営業や経営にしても、結局のところ僕は微調整が優劣を分けると思っています。お客様が何を求めていて、こちらが何を提供できるかの最大公約数を探す過程を巡る微調整。トライアンドエラーの中から自社の戦略戦術に合い、他社に対して差別化出来るポイントを見つけ出すためのPDCAサイクルを回す際の微調整。自分が全力を出せるように自分をその位置まで持っていくことこそが微調整の真髄ですが、それは別にテニスに限った話ではなく、空手に限った話でもなく、日々それが求められるポイントというのは無数にあります。

『そこ』にたどり着くためのスピードやそこに至るまでの推進力となるパワーが大事となる場面も多くあります。しかしほとんどの場合、近似値までは誰でも来られて、しかしジャストな値の場所までたどり着くには時間と手間と労力がかかる、そんなところではないでしょうか。陳建一の麻婆豆腐と市販の麻婆豆腐も、かなり近いですがしかしながら全く違う味を出します。それと一緒。

空手をやっていてもいつも感じる、『なんであの人の蹴りはいつも当たるんだ?』という疑問の答えは、結局のところこの微調整の能力の差の問題で、そしてそれは膨大な練習量とそこに対する意識によって身につくものであると最近ようやく分かってきました。

真実はいつも、自分の周りを一回りしてから脳みそに入ってくるようです。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。