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退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

相関関係と因果関係

time 2013/09/20


ビジネスの現場にしろ私生活にしろ、よく勘違い、というか混同されるのは、『相関関係』と『因果関係』です。分かりやすいのは『因果関係』です。例えば、

『糖分を摂りすぎると太る』

というもの。これは科学的にほぼ証明されていることと言って良いと思います。摂取カロリーが消費カロリーを上回る、その原因に糖分が寄与するので、結果的に太るというわけです。明確な因果関係がそこにはあります。

対して、『相関関係』はビミョウです。例えば、

『夏の平均気温が上がると、ビールの売上が増える』

これは、ほぼ確実に相関関係がありますし、恐らく因果関係も関係もあります。

ところが、これも例えばですが

『人口の増加とともに自殺者が増える』

に関してはどうでしょう?明確なデータを取ったわけではありませんが、恐らく一時期の日本に関しては、確かに相関関係があったものと思います。人口の増加に比例して、自殺者が増えてたものと。しかし、どう考えても因果関係はありません。人口が増えていても自殺者が横ばいもしくは減少している国もあるでしょうし、そもそも人口が増えたからといって自殺者が増える理由がありません。それはむしろ、失業率の増加とか経済の停滞とか、そちらを直接の要因として起こる可能性の方が高くなります。

が、識者あるいはそう見える弁舌家の手にかかると、何事も後付けですが『ほらいったでしょ』となります。あの時こういう兆候があったからサブプライムが起きた、あのときこういう兆候があったからバブルがはじけた、などと。それが翻って、○○な兆候がある場合は、風が吹けば桶屋が儲かる式に景気が悪化する、などという公式になったりするわけです。相関と因果を取り違える悪しき事例となります。因果関係のないものまで、相関関係があるという理由だけで様々な理屈付けのもとに、さも因果関係があるがごとく演出されてしまいます。結果、意思決定を間違えます。

ここまでは『相関関係』と『因果関係』を取り違えるな、ということを言っているわけですが、僕が今日言いたいのは、実は全く逆のことです。言いたいのは、

『因果関係が分からなくても相関関係があればそれを信じてみよう』

ということです。朝令暮改ですか?ええ、そうですとも。

コンサルティングなどのロジックに緻密さを求められる世界では、相関関係と因果関係を取り違えるなどもってのほかです。しかしこと個人レベルにおいては、相関関係と因果関係の健全な取り違えは、むしろプラスに働くのではないかと思っています。例えばこういう事例。

『早起きをすると人生が変わる』

『断捨離で収入が上がる』

『目標を紙に書いて毎日見るとそれが達成される』

どれも眉唾で、怪しく、全くもって因果関係の証明出来ない謳い文句です。早起きをしている人皆が人生変わるのだったら、インド人は皆富豪になります。(一般の人が午前3時ぐらいからのそのそ動いてる。)片付けするだけで収入が上がるなら、そもそも片付けるモノのない独身者はみんな金持ちになってます。紙に書くだけで良いのであれば、神様はぶっちゃけ誰の願いを叶えるか、困ることでしょう。

しかし誰もが知っているように、風が吹けば桶屋が儲かる的に、そういうことに真剣に取り組んだ人の人生が変わったり収入が上がったり目標が達成できたりということが実際に起こるということを、経験として知っています。因果関係を証明は出来ないけれど、相関関係を知っているのです。

そもそも、因果関係というものは、その高さに到達して初めて証明に着手出来るものです。山に登る前に、山に登った後の爽快さ、達成感、感動を証明することはできません。山に登った人のみが、それを証明できます。しかしどれだけそれを証明しようとしても、山を登ったこともない人に、それは伝わりません。全ての因果関係は、事が成された後にのみ、証明されるものなのです。しかも経験値としてなので、なかなか明文化されにくいのもポイントです。

が、なんとなく相関関係は期待できそうなのもまた事実です。山に登ることでメンタルが鍛えられそうだ、何かを達成する喜びを得られそうだ、未開の地を見ることで知見が広がりそうだ、など。多くのそういう人を見ていれば、なんとなく想像はつくわけです。

というわけで、何事も初心者の心得というのは大事ですが、とりわけ何かを始めるときに重視すべきと最近考えているのは、

『相関関係が期待できるなら因果関係が分からなくても突っ込んでみる』

ということです。先程述べたように、達成して初めて分かるものを、未達の状態で判断することはできません。絶対に無理です。なので、その他の人の事例、過去の事例から相関関係を見いだせるものがあるとしたら、因果関係を自分で証明できるかできないかは無視して、そして自分を適度に騙して突っ込んでみる、ということをやってみてはいかがでしょうかってことです。難しいことを言っているわけではなく、人が旨いと言っているお店があったら、食べログがどうとかグダグダ言わずにまず食べにいけ、そういうことです。

世の中、過度に因果を気にしすぎるきらいがあるような気がしています。『え?それ意味あんの?効果あんの?』みたいな。個人レベルでおかせるリスクも、そのダメージも大したことはないのだから(というより最低限のリスクで済むのならば)まずやってみればよろし。ピンときたものは、やってみるがよろしなのです。

因果関係は無視して相関関係があるなら突っ込んでみる。是非試してみてください。後付けで全ての因果関係は分かるものです。パパになって、パパになることの素晴らしさを知りました。人生なんてそんなもの。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
読んでいただいてる方のシゲキとゲンキとキヅキになれば嬉しいです。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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