ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

フルマラソン惨敗日記 その6

time 2013/11/10


※しばしの間、マラソン関係のエントリを書きます。興味ない人はごめんなさい。

※主な登場人物(本人たちの名誉と匿名性維持のため、どこの誰かわからないように一応仮名にて表記します。)

元帥:ランの師匠。仲間内の最高位に位置する、物腰柔らかい屈強な漢。恐らくどこかの特殊部隊に属してたとしてもおかしくないであろう黒光りした風貌だが、指導は非常に優しい。ITとフィジカルが強い凄い税理士さん。

熊:ライバル。俺が仙道だとしたら彼は流川。俺が丸ゴリだとしたら彼はゴリ。俺が悟空だとしたら彼はベジータ。恐らく熊も俺を逆の立場から同じように見ていると思う。つまりどっちも自分が優位だと思っている。互いに、今回の戦いに焼肉をかけている。De部所属。ラン経験は明らかに先輩。

小僧:ライバル。推定体重60kg前後の小柄な体型のため、俺とは25kgほど違う。1kg=1分のハンデで焼肉を賭けた。フルマラソン完走経験はないが、やはり走るのは早い。De部を強烈に意識していて、夜もよく眠れないらしい。スリム部所属。

愉快な仲間たち:ほとんどがラン初心者。経験者も、初心者のフリをしている。そんな愉快な仲間たち。

De部:俺が部長を務める部活。80kg以上の体重の者のみが入部を許される。80kgを切ったら退部の上、関連子会社に出向。ライバルはスリム部(55kg~68kgらへん。)負けたら倍返し。

【あらすじ】

30kmを前に早くも限界を迎えてしまった俺。OPPは退治した。しかし、そもそもの実力不足を覆すほどのマジックの種は、持ち合わせていなかった。限界を超えた中でどう自分に克つか、それを問われる1時間が始まった。。

【~40km】

俺はよく『アカバネさん』と名前を読み間違えられるが、この時は完全に『シカバネさん』だった。そう、屍だ。ゾンビ、アンデッド、バイオハザード・・・色々な呼び方があるけれど、この時は完全に死にかけていた。笑ってくれなくていい。俺も面白い例えだとは思っていない。ただ、そっと読み流す優しさを見せてくれたりすると、とても嬉しい。
ありがたすぎて涙が出そうだった応援も、耳を通り脳に至り、心に感動を呼び起こしてくれるものの、カラダにはエネルギーを供給できなくなっていた。そして運の悪いことに、というかレース設計者の意図なのか、35kmを過ぎると高速道路?に入ってしまい、応援の人は沿道に陣取ることが出来ないようになっていた。つまりランナーたちはランナーたちだけで走らなければならなくなったのだ。

これはツラい。本当にツラい。応援のおかげでギリギリ切れずにいてくれた細い細い集中力の糸も、脳とカラダを結ぶボロボロになった命令系統も、一片に遮断された。もうダメだ。

しかし、屍にも意思はある。そう、『自分に負けたくない』、『自分に克ちたい』という想いだ。あれだけ叩いた大口。『サブフォー』という目標は、残念ながら到達は難しいことがはっきりした。予想通りと言えば予想通り。しかし、サブフォーに近いタイムなら、まだ出すことは出来そうだ。今回を橋頭堡にして、次回以降達成することは十分可能だ。そもそも、スポーツは好きだが走ることが嫌いな俺が、体型的に不利なのは承知でフルマラソンにエントリーしたのはなんでだっけ?なんでだっけ?なんでだっけ?

そうだ、『自分に負けたくないから』、いや、『自分に克ちたいから』だ。

今まで幾度となく、目の前の困難ではなく、それに立ち向かう自分の弱さに打ちのめされ、打ちひしがれてきた。強くなりたいとひたすら願い、その通りに強くなれるほど、俺は強くなかった。強くなろうとするほどに、それ以上に自分の中の弱さを発見し、色々あって(本当に話せない程色々あったので割愛。あ、鬱とかじゃないよ。)人並み以下に低下してしまった体力や気力も、戻ることはなかった。普通の人と五分の条件で戦えたら、何度そう思ったかも分からない。勝負に『たられば』はないが、人生にも『たられば』はない。与えられた条件を寄与のものとして、それに不公平や不公正を感じることなく、あるがままを受け入れて戦うということを決意できたのは、つい最近のことだった。

フルマラソンを走りきれれば、何かが変わるかもしれない。勿論ただツラい思いをするだけで、何も変わらないかもしれない可能性は多分にあった。が、何かが変わることはなくても、『何かを変えられる』ような気がしていた。ノセてくれたのは仲間だったが、そもそもフルマラソンを走ってみたいと思ったのは、俺の中の『変わりたい!』という心の叫びだった。

俺は、恥ずかしくない走りを、出し切ったと言える走りをすることにした。

一方で、限界を迎えたカラダの大本営からは、容赦なく『停戦命令』が出されていた。『停戦せよ、繰り返す、停戦せよ。本国は戦線維持をもう出来る状況にはない。』よく言われる悪魔の囁きも、これみよがしに聞こえてきた。『もういいよ、ブラザー、よくやったよ。あんたここまでよく頑張ったじゃないか。もうやめちゃいなよ。やめちゃって大江戸温泉で寿司食うなり、大好きなコーヒー牛乳を飲めばいいじゃないか。小学校の時に好きだったシホちゃん、だったっけ?もう今オマエに会ったら、きっと一目惚れだぜ?広げた翼をそっと閉じて、もう止まり木にピットインしようぜ。なにはともあれ、もうすぐ満月だ。もうおやすみ、ブラザー。』

何度止まろうと思ったから分からない。何度妥協を考えたかも分からない。でも、立ち止まることだけはしなかった。どんなに遅くてもいい、一歩を踏み出せ。一歩踏み出せば、一歩ゴールに近づく。そんな当たりの事実に光を感じ、俺は足を前に出し続けた。そうしてほんのちょっとだけ体力の貯金が出来たら、迷わず走り出した。周りでは、元帥が『バイオハザード』と言っていた通り、歩いている人がかなり多い。止まっている人も沢山いる。別に自分が歩いたところで、止まったところで、恥じるものは何もない。でも、止まるのだけはイヤだった。

俺は、最後までとっておいた秘密の作戦を発動することにした。。

~続く~

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。