ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

フルマラソン惨敗日記 その7

time 2013/11/11


※しばしの間、マラソン関係のエントリに集中します。空手に興味ある人は直線聞いてください。

※主な登場人物(本人たちの名誉と匿名性維持のため、どこの誰かわからないように一応仮名にて表記します。)

元帥:ランの師匠。仲間内の最高位に位置する、物腰柔らかい屈強な漢。恐らくどこかの特殊部隊に属してたとしてもおかしくないであろう黒光りした風貌だが、指導は非常に優しい。ITとフィジカルが強い凄い税理士さん。

熊:ライバル。俺が仙道だとしたら彼は流川。俺が丸ゴリだとしたら彼はゴリ。俺が悟空だとしたら彼はベジータ。恐らく熊も俺を逆の立場から同じように見ていると思う。つまりどっちも自分が優位だと思っている。互いに、今回の戦いに焼肉をかけている。De部所属。ラン経験は明らかに先輩。

小僧:ライバル。推定体重60kg前後の小柄な体型のため、俺とは25kgほど違う。1kg=1分のハンデで焼肉を賭けた。フルマラソン完走経験はないが、やはり走るのは早い。De部を強烈に意識していて、夜もよく眠れないらしい。スリム部所属。

愉快な仲間たち:ほとんどがラン初心者。経験者も、初心者のフリをしている。そんな愉快な仲間たち。

De部:俺が部長を務める部活。80kg以上の体重の者のみが入部を許される。80kgを切ったら退部の上、関連子会社に出向。ライバルはスリム部(55kg~68kgらへん。)負けたら倍返し。

【あらすじ】
こんなツラい思いをしてまで走る理由、完走しようと決意した理由を思い出した俺。もはや屍と化した肉体に、忘れかけていた魂が宿った。しかしそれを実際に機能させるためには、『あの作戦』を発動することが必要だった。。

【~40km の続き】

人にウソをつくことはよくないが、この世で唯一ウソをついて良いと思える人間がいる。それは自分だ。人はある局面で、自分の持っているチカラを大きく超えるパフォーマンスを求められることがある。筋トレでは、自分の筋力以上のトレーニングをしないと筋肉は強くならないし、仕事も能力を一定レベル超えた負荷をかけることで、自分を成長させることができる。『独身』から『夫』になるときに、あるいは『夫』から『パパ』になるときに、その経験を100%事前学習できてるヤツなんて一人もいないだろう。

それと一緒で、自分の能力をストレッチさせ、持っているもの以上のものを出し切らせるには、脳が課しているリミッターを解除する必要がある。脳は肉体が限界を迎えるはるか手前の地点で、『やめとけ』という命令を発する。そうすれば肉体を安全に保つことができるからだ。だから、疲れてきたカラダをもっと疲れさせるように、顎が下がったり上半身が折れたりする。疲れているのにわざわざもっと疲れる姿勢をとらせるのは滑稽とすら言えるが、生物の生存本能を考えれば納得がいく。

ということで、脳から出る指令を『止まれ』ではなく、『頑張れ!』に変えるためには、意思が強い人はそれをやればいいし、俺はそうではないので文明の利器に頼ることにした。そう、iPodだ。俺はここまで温存してきたiPodに手を伸ばし、おもむろに音楽をチョイスし始めた。

まずは『ロッキー』のテーマともなった、『Eye of the Tiger』。一番有名なあの曲の次に有名なこの曲は、ロッキーが厳しいトレーニングをしているときに流れる曲だ。大音量で聞いていると、あっという間にカラダにチカラがみなぎってくる。正確に言うとそう感じているだけだが、それだけでもめっけもんだ。勢いに乗って、走り出す。

そしてすぐにガス欠。曲を入れ替える。

『岡本真夜』の『Tomorrow』をかける。良い曲だ。元気が出る。しかしすぐにガス欠。。俺にとって大事なのは明日ではなく今日だ。今だ。

『EXILE』の『Victory』をかける。テンポの良い曲にテンションが上がる。しかしすぐに疑問が浮かんできた。『なんでHiroさんは上戸彩を射止めることができたんだろう??』

『大事MANブラザーズ』の『それが大事』をかける。『負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと信じ抜くこと。ダメになりそうな時、それが一番大事』。本当にそうだ。カッコ悪くても、ダサくても、遅くてもいい。足を止めるな。進め。信じぬけ。自分のチカラを。

『大黒摩季』の『熱くなれ』をかける。今回のセレクションの中では最高のテンションだ。おかげで熱くなった。熱くなるあまり、市原隼人のように、『はっ!はっ!頑張れ俺、はっ!!!!』と大声で叫んだら、近くの死にそうな顔をしたランナーたちからとてもクールな視線を受けることになった。

『ZARD』の『負けないで』をかける。『負けないでほらそこにゴールは近づいてる。』本当だ。こんなにツラかった旅も、あと数キロだ。音楽を歌詞ではなく曲で選ぶことが多かった俺は、このとき初めて、『歌詞が最高でぇ~』と西野カナを崇拝する女子高生の気持ちを理解することができた。

おかげで、自分に前向きなウソをつくことができた。とっくに限界を越えて、すぐにでも地べたに倒れて這いつくばっていたいぐらいなのに、『まだまだやれる』、『チョロイチョロイ』、『あとほんのちょっとだ』という、戦う意思が湧いてきた。単純な人間で良かった。

そして・・・

完全に足が止まってしまった。

~続く~

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。