卒業する君たちへ


卒業式、新学年、新社会人シーズンですね。約10年前に大学を卒業した僕ですが、当時は分からなかったことも、今は少しだけ分かるようになってきたように思います。
 
てなわけで、もし僕がうっかりスティーブジョブズばりにうっかり卒業スピーチを来賓で任されたとしたら、うっかりこんな風になことを言うだろうなと勝手に妄想しながら、当時の自分、そして同年代のアラ22歳たちに届けたいと思います。当時少しでも知っていたら、少しは未来が変わったかなと思えることも含めて。

トライアスロン合宿でガタガタ震えた話 最終章


※トラブルソン日記が出走前にまごついて進まないので、直近の出来事に関するエントリを先に。
 
すんごい長いです。トライアスロン合宿総集編。
 
8月に出場するアイアンマン・ジャパン対策で、トライアスロン合宿に行ってきました。今日は振り返りその3。(その1その2はこちら)
 

トライアスロン合宿でガタガタ震えた話 その2


※トラブルソン日記が出走前にまごついて進まないので、直近の出来事に関するエントリを先に。
 
8月に出場するアイアンマン・ジャパン対策で、トライアスロン合宿に行ってきました。今日は振り返りその2。(その1はこちら)
 
トライアスロンというと、そのゴツイ見た目のイメージから様々に誤解を受けがちな印象があります。こんな感じで震えてる人も多いでしょう。
 
ベジータ
 
 
 
 
が、今日はそんなトライアスロンのあるあるな誤解や、それも含めたココが変だよトライアスロンについて言及しておきたく。そして僕と同様に、ノリに巻き込まれてトライアスロンにチャレンジしてしまうことになる被害者が一人でも増えることを祈って。
 
 

【あるある誤解その1:やってるのは屈強な漢ばっかり】

僕もそんな誤解をしていたのですが、トライアスロンをやっているのはラオウやケンシロウ、ナッパやリクームみたいな大柄で屈強な、修羅の国に住むような漢ばかり
 
修羅
 
 
・・・ではなく、むしろ見た目普通の人が多いです。正確に言うと、中身は適度に狂ってるけど、見た目は普通の人が多いです。
 
勿論、師匠である元帥閣下のように、常に黒光りしてハイシャイン仕上げな方もいるし、合宿で出会ったシハンさんのように、二の腕や胸筋だけで会話出来るぐらいピクピク動く人もいるわけですが、特に女性はブルマやサザエさんのように普通に見えます。
 
数少ない経験から言えることは、オリンピックディスタンスと言われるレース(スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmで計2時間半~3時間ぐらい)に出ているだけの人は普通の見た目の普通の人が多く、アイアンマン(スイム3.8km、バイク180km、ラン42kmで計15時間ぐらい)に出るような人は普通の見た目にネジの取れた/溶けた脳を搭載しているケースが多いようです。
 
 
ラグビーやアメフトであれば、それをやっている人は大体マッチョと決まっています。トライアスロンは一見するとやってるのかやってないのか分かりません。そんなときは発言に耳を澄ませてみると、その人が狂ってる人かそうでないか、大体見当がつきます。
 
保険業界でも思い知ったことですが、本当にスゴイ一流の人というのは、オーラが消えています。オーラを出す必要すらないからです。いつもニコニコして柔らかく、しかし異常な量の仕事をこなし、人が見ようともしない細部に目を届かせ、目標を必ず達成する、そんな人をゴロゴロ見てきましたが、トライアスロン業界にもそんな風潮があるように思います。
 
ホントの化け物は見た目普通。これ、覚えておいた方が良い世の中の法則です。
 
 

【あるある誤解その2:マラソンよりもキツイ】

『マラソンはじめたよ』→『ふーん』
『トライアスロンはじめたよ』→『えー!』
 
これが世間の一般的な反応です。まだまだトライアスロンは入口のハードルと精神的なハードルのせいか、『スゴイ』と思われているようです。
 
そして、やってみると分かりますが、身体の負荷的にはマラソンとトライアスロンはむしろこの逆です。
 
今回、三日間のトライアスロン合宿でしたが、実はカミングアウトすると、少々の重さはあるもののダメージが全くありません。もしこれがランニング合宿だったら、僕の身体は壊れていたことと思います。やはり87kgの身体を支え続けるのはかなりの負担を伴います。
 
勘違いされてしまいそうですが、負荷は極めて高かったです。前エントリにも書きましたが、何度もリタイヤしようと思うぐらいキツかったです。が、高負荷だけど身体にダメージが残らないのがトライアスロンの良いところ。
 
スイム、バイク、ランと全て使う筋肉が違うため、高負荷で鍛えられますが、身体が壊れることはないという、非常に身体に優しいスポーツなのです。
 
ラグビーやアメフトは骨折や筋断裂がつきものだし、マラソンは僕の例を見ても分かるとおり、ダメージがあまりに大きい。卓球はうまくなればなるほど短パンが短くなっていくという副作用があります。しかしトライアスロンにはそれがありません。
 

易しくないけど優しいスポーツっていいですね。

 
 

【あるある誤解その3:泳いでバイクを漕いで走るのがトライアスロン】

戦争の本質は戦力の配置配分と兵站です。戦闘行為はその局面の一つに過ぎません。腕力の強弱だけで勝敗が決まるのは、それが1対1のケンカの時だけです。
 
同様に、トライアスロンも、泳いでバイクを漕いで走っている間というのは、勿論それは競技の一部ですが、しかしながら全部というわけでもありません。
 
今回思い知ったのが、『泳いでバイクを漕いで走る』以外のトライアスロンの大変さ。
 
列挙するとこんな感じ。
・バイクを選ぶ。バイク次第でタイムが大幅に変わる。しかも万人にとっての正解はない
・バイクの解体、梱包、移送、組立
・宿泊先の手配、予算組み
・大体においてお膳立てされていない旅程、合宿内容に対する能動的な情報収集
・レース前にどこまでのウェアを着ておくか(スイムスーツの下バイクシャツは着ておく、バイクの時に靴下履かないなど)
・スイム中の他の参加者との押し合いへし合い
・トランジット(スイム→バイク、バイク→ランの切り替え)は第四のレースと呼ばれているほど重要
・レース中のトイレ問題。特にOPP(おなかPP)持ちの僕としては重大
・レース中の補給問題。どれだけの荷物を持って、弱りつつある胃腸を保護しながら膨大な消費カロリーを手当するか
・レースが予定通り行われるかも分からない中での精神的な安定施策(海が荒れるとすぐ変更になる)
・トラブル各種(パンク、故障、落車)への対応
・スイム、バイク、ランそれぞれに対する力の配分。イメージとしては受験勉強に近い。数学だけでも英語だけでもダメ。総合力。
・練習場所の確保。特にバイク。首都圏公道ではなかなか練習が出来ない。となるとそのためのスケジューリング。
 
 
まぁ、他にも色々あります。体力よりも忍耐力、総合力が試される点で、マラソンよりも人生の有り様により近いのかなと思います。
 
全部ひっくるめてトライアスロン。そこが他の競技と大きく異なり、かつオモシロイところかなと。
 
 
 

【ココがヘンだよトライアスロン:化け物が自分を化け物だと分かっていない】

この世で一番の暴力とは、強者が弱者に対して、意図せずに振るう暴力です。
 
北斗の拳が生きる世紀末でも平然と生きぬいていけそうなシハンさんに風呂で会った瞬間、否応なく冷水を浴びせられました。
 
普通『冷水を浴びせる』という単語は、勢いづこうとしている人に皮肉を言うとかマイナスをいうとかそういうことですが、シハンさんは物理的に冷水そのまんまの冷えた水を僕の下半身に浴びせてきました。しかも5分ぐらい。
 
勿論寒いので拒否したかったのですが、幕之内一歩の丸太のような二の腕のような二の腕、ヤシの実にしか見えない巨大なふくらはぎ、ヨックモックのシガールが数本は挟めそうな立派過ぎる胸筋を見ると、脚がすくんで動けない。心は拒否しつつも、恐怖のあまり満面の笑顔で冷水を浴びせられる状況になりました。寒いのに。
 
気分的にはこの小さい人の気分。
 
マッチョ
 
 
 
化け物のやっかいなところは、自分が化け物であることをきちんと自分で認識していなかったり、自分の基準が世の基準だと思い込みがちであるということです。
 
ゆえに、強くなりすぎた悟空は手加減したつもりでもチチをぶっ飛ばしてしまい、セルはそーっっとクリリンの頭を撫でたつもりで、首の骨を折ってしまいました。
 
今回のケースも、僕が水の冷たさでガクガクブルブル震えてると先方は思っていたようですが、それは全くの誤解であります。
 
ま、後で聞いたら風呂で温めるのと冷水でのアイシングにより血行が改善し、おかげで身体のダメージが減ったってオチなんですけどね。
 
強制的な矯正でしか人は学べないということです。ありがとうございました。
 
 

【ココがオモロイよトライアスロン:準備は万全に、本番は適当に】

トライアスロンは他のスポーツに比べても、より多くのトラブルと直面します。トラブらないのが普通、トラブルが起きたら緊急事態だけどなんとか対応する、ではなく、トラブルありきなのです。トラブルが起きる前提でみんなレースに出ています。
 
よく見る光景ですが、トラブルが起きたという事態そのものに対して怒りを爆発させる人が世の中にはいたりします。
 
電車が2分遅れて舌打ちするサラリーマンや、我が子がジュースをこぼして怒鳴り散らしてる母親なんか見るとそう。それらの舌打ちや怒鳴り声が事態を解決するならいいんですが、現実にはそんなことは当たり前のことですがありえません。
 
トライアスロンは、事前に決まっていた競技予定が、レース直前に変更されることもよくあるスポーツです。よしんばスタートしたとして、流されてより多くの距離を泳ぐハメになったり、上述したパンクなどのトラブルも起きたりします。(テニスの試合で、『あーすいません、今日ちょっと風強いんで、フォアハンドなしで!』とか言ったらたぶんみんなキレますよね。)
 
今回の合宿も、いろんな意味でゆとりがありましたが、誰一人イライラしてませんでした。宿のあまりの放置プレーにも、みんな鷹揚に構えてました。
 
良い意味で懐が深くなる、それがトライアスロンです。
 
『準備は万全に、本番は適当に』という格言がありますが、人生でかなり大事な教訓だと思います。
 
 
ちなみに僕はトライアスロンのためにトライアスロンをやることには反対しますが、一戦級にいる/を目指すビジネスマンがトライアスロンをやることには多いに賛成します。
 
本当の学びは身体知からしか得られない、とは尊敬する人の言葉ですが、それを最も体感しやすいのがトライアスロンなんじゃないかな。
 
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

トライアスロン合宿でガタガタ震えた話


※トラブルソン日記が出走前にまごついて進まないので、直近の出来事に関するエントリを先に。
 
8月に出場するアイアンマン・ジャパン対策で、トライアスロン合宿に行ってきました。キツかった。何度も途中で諦めてリタイヤしようとしたし、何度か死ぬかと思いました。
 
が、なんとか全てコンプリートし、ヘロヘロになりながら家に帰りました。さて、では何がキツかったを軽く振り返ってみたいと思います。
 
 

【1、フィジカルのキツさ】

一番分かりやすいのはコレ。
 
3日間で、計スイム3.5km、バイク100km、ラン20km程度やりました。
 
アイアンマンは『1日で』スイム3.8km、バイク180km、ラン42kmを走破するのでその数分の一の負荷ではありましたが、僕はなんせトライアスロン初心者。非常にキツかったです。同行した『ポセイ丼』(←師匠である元帥閣下が新たに結成されたトライアスロンチーム。ややDe部気味な意味を込めて)のメンバーも同じく初心者のため、死にかけてました。
 
トライアスロンは他のスポーツと異なり、平均年齢が若干高めです。(なんでなのかは知りません。一説によると、トライアスロンは海外の大会が多いので若者には時間が作れないとか、バイクなどの装備が必要なので若者には買えないとか、耐えるのがメインのトライアスロンよりももっと楽しくモテるスポーツが若者の目に止まりやすいとか、トライアスロンというもので得られるものが30代以上の人にしか響かないとか、色々あるようです。
 
ほぼ最年少で参加したはずのこの合宿。右を見れば歳上のお兄さま、左を見れば歳上のお姉さまばかりです。やたらスゴイ引き締まり方をした身体をお持ちの教官と、やたら太い腕をした通称シハンさんと、やたら風格のあるナカジマさんを除けば、至って普通の見た目な皆さんです。
 
しかし、キツイ練習に音をあげかけているのは、いつだって僕とポセイ丼のメンバーたち。他の人たちは、差はあれど皆平然と教官から課されるメニューをこなしていました。
 
若さは素晴らしい武器だが、それは決して唯一の武器にならない。そう感じた3日間でした。
 
まぁコレは今回の合宿のキツさ三兄弟のうちでは、軽いジャブに過ぎません。残り二つが問題。
 
 

【2、初心者で不慣れなゆえのキツさ】

精神的な摩耗も結構なものでした。
 
そもそも、『合宿』というものに参加するのすら、大学生の時以来、十数年ぶりです。しかも、当時の合宿は『飲み合宿』であって、今回のようにトレーニングのみが目的というわけではありませんでした。ホンマモンとなると、高校生のサッカー部の合宿以来でしょうか。
 
大学生の時は朝まで飲んだり、飲みすぎてトイレで立ったまま寝てしまったり、可愛がってた後輩が寝ゲロをしたり、尊敬する先輩が寝ゲリをしたりと散々でしたが、大人になって拒否権の与えられている今、高校生の時のような厳戒態勢下での合宿にわざわざ参加したわけです。久々過ぎてキツかったです。
 
さらに、トライアスロンの合宿は、マラソンの合宿に参加するのと異なり、バイクの解体、移送、組立を伴います。これがめっぽう疲れた。
 
もともとミニ四駆やゾイドなど、プラモデル系は好きな方なのでやってみると面白いのですが、最初は混乱混乱で、師匠に呆れられました。電車に解体したバイクを担いで乗るのも初めて、その異様な姿を見て冷たい視線を浴びせてくる他の乗客とのマッチアップに耐える経験をしたのも初めて、死ぬほど疲れて帰る時にバイクの解体と移送が手をこまねいて待ってたのも初めて、と、初めてづくしでした。
 
バイクに長時間乗るのも初めて。直近で乗ったのは、納車の時の30分ほどだけです。今回は計8時間程。尻と股間が病気になりそうでした。
 
 
基本的に何をやるにせよ、『守破離』の『守』の一画目すら分かっていないものに初めてチャレンジするのは、2回目以降の10倍以上疲れます。行きにすごく遠いと思ったら帰り道はあっという間だったという経験は誰でも持ってるでしょうし、一人目の子育てはビクビクしながらだけど二人目になった瞬間鷹揚になるというのもよく聞く話です。
 
合宿所に着いてからを合宿と言えるほど修練を積んだ他の参加者の方に比較すると、完全な初心者の我々は荷物の梱包から、比較的緩めで放置プレー気味の運営、移動、そもそもの緊張と、合宿所に着いた時点でそれなりに疲労を感じていたように思います。
 
フィジカルだけのキツさよりも、こちらのキツさの方が、振り返ってキツかった気がします。
 
 

【3、居心地の悪さエクセレントなキツさ】

前述の二つを足して2を掛けたぐらいキツかったのがこちら。
 
集合
 
こちらの写真をご覧下さい。和気藹々と仲良くみんなでバイクを漕いだ後に見えますね。
 
少し解説します。
 
右端の方に何気なく写っている緑のパンツの方が教官。初心者な僕は大変失礼なことに初日のトレーニングが終わるまで、『プールセンターのコーチの人』と思っていたのですが、しつこいようですが大変失礼なことをしました。トライアスロン界で唯一レジェンドと言われるこの方。日本人唯一の、アイアンマンワールドチャンピオンシップ一桁台入賞者です。(※そもそも異常者の集まりであるアイアンマンの、さらに上位入賞者だけが出られるハワイでの世界選抜戦。W杯みたいなもの。)
 
左の方に何気なく写っている面白いお兄さんは、幕の内一歩と見まごうばかりの丸太のような二の腕をした極真の達人でした。とても親切な方なのでマッサージをしてくれましたが、そんな二の腕でやってくれるので、僕の秘孔は全壊しました。
 
後ろの方に何気なく写っている別のお兄さんは、今度トライアスロンのレースにデビューだそう。あれ?もしかして初心者かな?同志かな?なんつって無防備に近づいたら、よくよく話を聞いてみると毎週2回、朝6時から2km泳いでいて、次に出るフルマラソンの目標はサブ3だそう。家から120kmの道のりをバイクを漕いで来たとのこと。どこにそんな初心者がいるんだよ。。
 
その隣に写っているまた別のお兄さんは、同じく今度トライアスロンのレースにデビューだそう。あれ?もしかして今度こそ完全な初心者かな?なんつって無防備に近づいたら、異様な胸筋でバシバシ最速レーンで泳いでました。イルカ出身みたい。こんな初心者ありかよ。。
 
前の方に何気なく写っているお姉さんは、しっとりとした雰囲気をお持ちでトークが面白い。しかし、なんとアイアンマンに4回も出場しているそう。持ってきたマシンも、恐らく参加者中最強最速最高価で、走るたびにダースベイダーの呼吸音みたいな音がしていた。雰囲気的に、門から家までの距離が相当ありそうな感じ。
 
またその近くに何気なく写っている別のお姉さんは、僕が死にそうになりながら走っている途中に『いや~トラの練習ってキツイですね』と言った僕に対し、『うーん、まぁこれぐらい普通じゃない?』と返してくれた。よくよく後で聞いたら、女子マラソンの招待選手で、僕より1時間ぐらいタイムが速い人でした。
 
 
そんな感じで、この中でほんとの初心者は我々だけ。キツかったです。
 
 
通常、俗世間において、今回参加したポセイ丼のメンバーは、普通にしていればそれなりに称賛を受ける立場にあります。僕で言えば仕事での実績やブログについて、僭越ながら褒めていただける機会も少なくありません。そしてそれはとても気持ちの良いものです。だって僕、褒められて伸びる子ですから。
 
しかし今回の合宿は、トレーニングだけが唯一最大の目標で、僕たちはその中でもっともトライアスロン的スペック(経験、知識、知恵、テクニック、体力、その他全て)が低い存在に過ぎません。当然、誰も褒めてくれません。トレーニングはついていくので精一杯。何度もリタイヤを考えました。
 
外界では、『トライアスロンやりますわ』とか、『アイアンマン出るんですわ』と言うと、『えーすごいぃぃぃ!意味わからん!』と言ってくれる人が少なくないわけです。
 
 
この合宿では『アイアンマン出るんですわ!』との僕の発声に対し、返ってくる言葉は、
 
『ふーん、で、フルはどれぐらいなの?サブ4?あー、じゃちょっとキツイかもね』
 
という異次元の至言。
 
よく使うシーンですが、気持ちはこんな感じ。
 
ベジータ
 
 
 
 
これが実は一番キツかった。褒められたいわけじゃないけど、全員が自分よりはるか上のレベルというのは、どうにも耐え難い。耐え難いけど・・・楽しかった!!!
 
 
 
さて、上記三つのキツさがあったわけですが、振り返ってみると、この三つが組み合わさった時に、人は爆発的成長を遂げるようにも思います。今回はたまたまトライアスロンでしたが、最大公約数的に解釈すると、
 
1、フィジカル的に追い込むこと
2、何らかの形で『初心者』であること
3、自分が最下位の組織に属すること
 
の三つが揃った時に、成長のタガが外れて、人は自分の殻を破れるんじゃないでしょうかね。
 
 
ま、とにかく疲れました。
 
 
そして、最高の合宿でした。一緒に参加いただいた皆様、ありがとうございました!数々の初心者発言、行動、失礼しました!
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

トラブルソン日記その2~冷徹なスリム部のライバル


2014年3月16日。
 
この日は、俺の記憶に永遠に刻まれる日となるだろう。『古河はなももマラソン』に出場した日だ。二度と聞きたくない名前でもあり、また二度と忘れられない名前であると思う。
 
過去に類を見ない、トラブルにまみれたマラソンだった。いや、運動人生でも初かな。
 
てなわけでフルマラソンならぬトラブルソン日記と命名して、話を続けようと思う。
 
 
※主な登場人物
 
元帥:ラン、トライアスロンの師匠。人格、骨格、筋力、色彩、音程、リーダーシップ、知識、知恵、やや多めの好き嫌い、かなりめんどくさがりな性格、それを補完する日々の仕事の異様な効率化、人としての器と、全てにおいてパーフェクトな師。最近のブームは美白だが、松崎しげるか元帥かというぐらい黒いため、夜の捜索は困難。
 
熊:ライバルであり、De部副部長。嫉妬深く、すぐに雪山ならぬ殻と穴倉に篭り、社会にもネット上にもしばらく出てこない。どれだけ走っても全く痩せない。
 
Mr.フレンド:ライバルであり、スリム部共同創業者。元帥支配下登録選手中、最軽量のフライ級(推定52kg)。かなり速い。
 
ターミネーター:ライバルであり、スリム部共同創業者。元帥支配下登録選手中、最もウエストが細い(推定52cm)。かなり速い。
 
愉快な仲間たち:文字通り愉快な仲間たち。職業、年齢とも綺麗にバラバラ。全員が集まることもまずない。が、心は一つ。そう、それは元帥閣下への忠誠心。
 
De部:体重80kg以上か体脂肪率25%以上、もしくは骨格的にそれに類する重装歩兵の集まり。全体的にマラソンに向いてない。
 
スリム部:体重50kg~65kgまでの足軽兵の集まり。全体的にマラソンに向いている。
 
Admiral:英語で『元帥』や『提督』という意味。我らがチームの名前として俺が発案。絶対にして唯一の決まりは、『元帥閣下より速いタイムを出さないこと』。
 
 
【遠足は、遠足に向かうところから既に遠足だ】
今回の目標は3時間半。1キロあたり5分を少し上回るペースで走らないと、達成できない。このペースで走れたのは、年末に出場したハーフマラソンの1時間44分(1キロあたり4:55ペース)の1回のみ。その後数回のチャレンジでは、キロ5分での走りを長時間続けることは出来なかった。
 
プロとアマの最大の違いは、
 
プロ=練習>本番
 
であるのに対し、
 
アマ=本番<練習
 
であるということだ。プロが本番で見せる素晴らしいプレーは、その何倍もの素晴らしいプレーを練習でこなしているからだ。マラソンのオリンピック選手ともなると、月1000kmもの距離を走る。本番はたった42kmだ。
 
対して、アマは、42kmの本番を走るために、20km、長くても30kmの準備しかしない。
 
明らかにアマの準備をしてしまった俺は、いわゆる大得意な『ぶっつけ本番』に身を任せるしかなかった。
 
 
そんな事情もあったのだろうか、俺は、朝からチームメイトとも離れて電車に乗り、精神を集中することにした。
 
駅でトイレに行こうとドアの前に並び、開くのを待った。OPP対策で、レースが始まるまでに3回は前哨戦を制しておきたい。フレンドが『そこ、ターミネーターが入ってますよ』と教えてくれた。
 
フレンド、ターミネーターはともに、ライバルのスリム部の共同創業者だ。フレンドは推定体重52kg(俺と35kg差)、ターミネーターは推定ウェスト52cm(俺と35cm差)。どちらも人生で給食を食べ忘れてきたかのように細い。そういえば俺も、中1の時は153cm38kgの可愛らしい子供だった。高校卒業の時にも、63kgぐらいだった。いつ、こうなってしまったんだろう。
 
 
ちょっと仲間を紹介しておきたい。まずはフレンド。
 
フレンドは今回、Admiral最速のタイムを叩き出し、『元帥よりも速いタイムでゴールしないこと』というチームの不文律を破って、危なく組織から馘首されかけた。
 
何故馘首されかけたにも関わらず、実際には馘首されなかったのか?
 
それは、俺が事前に接待スレスレのゴールの仕方をレクチャーしたからだ。
 
『もし元帥よりも速くゴールすることになった場合は、AdmiralTシャツのAdmiralと書いてある文字の部分、つまり元帥部分を両手でつまみ、その盛り上がった元帥部分を前に出して、擬似的ではあるが鼻差で元帥が先にゴールできるようにすること。イメージとしてはど根性ガエル』と、事前通達を出しておいた。
 
ど根性
 
 
そのあまりの軽さと才能から、うっかり元帥よりも速いタイムでゴールすることとなってしまったフレンドは、慌てて俺のレクチャーを思い出し、ど根性元帥状態でゴールしたそうだ。もっとも、本人談なので、小kはない。後で大会の写真サービスで見たら、元帥を無視して普通にガッツポーズして悦に入ってるかもしれない。そこは後で調べようと思う。
 
 
次にターミネーター。
 
ターミネーターは、とにかく俺が今まで戦ってきた漢たちのなかで、もっともウエストが細い。第三形態のあの方と酷似している感じ。
 
フリーザ
 
 
さらに参考イメージとしては、マッスルドッキングしてる時のキン肉マングレートの腰ぐらい。
 
マッスルドッキング
 
 
ターミネーターは、本人に聞いたことはないが、恐らく機械で出来ている。ある高名なIT企業の敏腕マネージャーなのだが、アナログに見えるマラソンの作戦も、彼はHTML5かCOBOLあたりで書いてるんじゃないだろうか。効率的合理的に、淡々とレースを進めるその計画性は脅威だ。しかし胸囲はほとんどない。
 
で、そのターミネーターがトイレから出てきた瞬間、『今日は青少年らしい爽やかかつ全力の勝負をヨロシク!!!』というメッセージを込めた満面の笑みでターミネーターに会釈した。
 
『こちらこそ!』とターミネーターは応え・・・るはずだった。少なくとも俺はそう予想していた。
 
が、ターミネーターは冷徹だった。俺のことを見た瞬間、目を逸らして、顔を伏せてそのまま歩きさっていった。俺が満面の笑みでにこやかに笑いかけたにも関わらずだ。
 
 
なぜだ
 
何故だ
 
ナゼダ
 
 
レース本番で、集中しなければならない気持ちはわかるが、人はここまで人に冷たくできるものなのか。合理性と効率があればそれで良いのか。人と人とが容易につながれるインターネット社会というのは、人が人を容易に切ってしまえる、こんな温かみのない社会なのか・・・
 
 
 
俺は、打ちひしがれ、悲嘆に暮れ、絶望に苛まれていた。
 
 
しかし、トイレに入って、自分の姿が鏡に映った時、俺は全てを理解した。
 
俺はこの日、なるべく地味に目立たないように、精神を統一して会場に向かった。 一分のミスも許されない、完璧なレース運びができなければ、3時間半切りは出来ないからだ。
 
その日は花粉が飛び散り、PM2.5も飛び散ってる可能性を考慮し、目も口鼻も全て防御し、万全の体制でレースに臨むことにしていた。
 
 
遠目から見るとこんな感じ。
 
遠く
 
 
 
近くから見るとこんな感じ。
 
近く
 
 
 
・・・
 
 
ターミネーターが目を合わせないようにしたのも頷けた。
 
俺はOPP対策を完璧にこなす一方で、ターミネーターを冷酷無比なロボットであると断じてしまった自分を恥じながら、頬を赤らめつつ会場に向かった。
 
さぁ、着いた。ついに出走だ。
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

トラブルソン日記その1~記録への挑戦~


2014年3月16日。
 
この日は、俺の記憶に永遠に刻まれる日となるだろう。『古河はなももマラソン』に出場した日だ。二度と聞きたくない名前でもあり、また二度と忘れられない名前であり、二度と経験出来ない素晴らしい経験を与えてくれた名前でもある。
 
過去に類を見ない、トラブルにまみれたマラソンだった。いや、運動人生でも初かな。
 
てなわけでフルマラソンならぬトラブルソン日記と命名して、話を続けようと思う。
 
 
※主な登場人物
 
元帥:ラン、トライアスロンの師匠。人格、骨格、筋力、色彩、音程、リーダーシップ、知識、知恵、やや多めの好き嫌い、かなりめんどくさがりな性格、それを補完する日々の仕事の異様な効率化、人としての器と、全てにおいてパーフェクトな師。最近のブームは美白だが、松崎しげるか元帥かというぐらい黒いため、夜の捜索は困難。
 
熊:ライバルであり、De部副部長。嫉妬深く、すぐに雪山ならぬ殻と穴倉に篭り、社会にもネット上にもしばらく出てこない。どれだけ走っても全く痩せない。
 
Mr.フレンド:ライバルであり、スリム部共同創業者。元帥支配下登録選手中、最軽量のフライ級(推定52kg)。かなり速い。
 
ターミネーター:ライバルであり、スリム部共同創業者。元帥支配下登録選手中、最もウエストが細い(推定52cm)。かなり速い。
 
愉快な仲間たち:文字通り愉快な仲間たち。職業、年齢とも綺麗にバラバラ。全員が集まることもまずない。が、心は一つ。そう、それは元帥閣下への忠誠心。
 
De部体重80kg以上か体脂肪率25%以上、もしくは骨格的にそれに類する重装歩兵の集まり。全体的にマラソンに向いてない。
 
スリム部体重50kg~65kgまでの足軽兵の集まり。全体的にマラソンに向いている。
 
Admiral:英語で『元帥』や『提督』という意味。我らがチームの名前として俺が発案。絶対にして唯一の決まりは、『元帥閣下より速いタイムを出さないこと』。
 
 

【使用前、使用後、総括】

今回は3度目のフルマラソン。俺は2回目のフルマラソンで4時間切りを達成したこともあり、今回は少しストレッチして3時間半切りを狙っていた。
 
プロデザイナーの『姉さん』にデザインしてもらった我らのチーム『Admiral』のTシャツを着て、出走することとなった。皆、精悍な顔つきでレースの準備をしている。人ごみにいても目立つし、レース中も何十回とチームメイトとすれ違いながらハイタッチをすることができた。姉さん、ありがとう!
 
 
少し紹介をしたい。
 
 
レース前の精悍な顔つきの面々がこちら(一人別働、一人寝坊)(マスクをした華奢で小柄なのがわたし)
全員
 
 
 
レース後の高揚感の中で撮ったのがこちら(後述するが、トラブルまみれでなんとか完走するも、全身を吊って全く動けないわたし)
レース後
 
 
 
De部(氷河期に強い脂質を誇示)
De部
 
 
 
De部(80kg以上)とスリム部共同創業者のフレンド(推定52kg)の比較
De部と友井さん
 
 
 
 
スリム部(と右端の全くスリムじゃないサブ4ランナー)
スリム部
 
 
 
チームTシャツを着て初めて走ったレース、ほとんど学芸会の様相だったが、その学芸会にふさわしい結果を皆でたたき出すことができた。
 
元帥以外はずぶの素人ランナーで始まったこの『Admiral』、3度目の大会にして、本当に素晴らしい成果を挙げた。
 
・16人全員完走
 
・サブ4達成者9名
 
・初マラソンサブ4達成者2名
 
・サブ3.5(3時間半切り)まであと1分が1名(フレンド)
 
・冬眠癖のあるライバル熊がサブ4達成。直接対決で俺は敗北。
 
 
 
スゴくね!?本当に素晴らしいチームだと、改めて思った。皆、ありがとう!
 
 
 

【俺の総括】

目標:3時間30分
結果:3時間59分10秒
 
なんと、目標から29分も遅れ、サブ4すらほんとギリギリの結果。惨敗も惨敗、ひどい戦いだった。ただ、学んだことはめちゃくちゃ多かった。
 
終わった当初は悔しくて叫んだが、今はもうだいぶ消化できて来ている。学んだことを次に生かすために、このブログにもそれを少しずつ書いていこうと思う。
 
で、『トラブルソン』と呼べるほどトラブルまみれだったので、どんなトラブルがあったか列挙してみたいと思う。細かい話は、随想録にて、漸次紹介していきたい。
 
 
・年末に怪我をした脚が全く治らず、怪我前提でのレースを強いられた。
 
・よって、全くといっていいほどまともな練習が出来なかった。
 
・『レース前は練習量を落とすこと』と元帥から厳命されていたにも関わらず、怪我による練習不足の不安から、こっそり戒律を破って2日前までトレーニングしていた。
 
・ダイエットにまたも失敗し、レース当日朝に量ったら、またも87kgあった。
 
・精神を集中するべく、白いダウン着てサングラスして帽子かぶってマスクしてたら、チームメイトから対不審者用の視線を向けられて軽くショックを受けた。
 
・当日は痛み止め界のゴールドセイント、『ロキソニン』を4時間で3錠飲んだ。(普通は1日2錠、6時間空けての服用が限度)
 
・OPP(おなかPP)の不安があったため、下痢止めを3錠飲んだ。
 
・そしてレース開始10分後にOPPに襲われ、全くもって下痢止めの効果を実感することなく戦線離脱を強いられた。
 
・2回目の大会らしく、レース中の補給地点でコップがない、果ては水がないなどの事態が発生していた。水のない給水所は初めてだ。
 
・3時間半切りマジで狙ったため実力以上のペースとなり、20kmで疲労がはっきりと体感できるほど溜まっていた。
 
・30km地点で両脚ふくらはぎが吊って、その後12km走らざるを得なかった。
 
・35km地点で腿が吊り、その後7km走らざるを得なかった。
 
・40km地点でついには尻が吊り、その後2km走らざるを得なかった。
 
・ゴール後、全身全てが吊って動けなくなった。あちらを伸ばせばこちらが吊り、こちらを伸ばせばあちらが吊った。ナッパに屠られる孫悟飯のように、しばらく叫んでしまった。
 
・結果、目標から30分遅れのレースとなってしまった。
 
 
 
総括するとこんな感じ。最低のレースだったが、きっと近い将来に振り返って最高の分岐点になることだろうと思う。『人間万事塞翁が黒王号』である。
黒王号
 
結果こそが実力。最低のコンディションでも出た結果はやっぱり実力。そこは、重く受け止めたい。
 
では、次章から慣例に従って、レースを回想してみたい。
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

3回目のフルマラソン 宣言


おはようございます。
 
今から『古河はなももマラソン』を走ってきます。
 
今回で3回目のフルマラソンチャレンジ。約1年前に初の出場を決意し、申し込み、約半年前から練習をスタートしました。
 
今回の目標は3時間半。いっぱしの目標です。自分でもこうなるとは思ってなかった。が、今日いま、ここに至ってこんな目標を書いている自分がいます。
 
人生って、『20代』とか『30代』って言葉で括りがちだけど、きちんと因数分解して全力で取り組めば、『32歳代』、『33歳代』とか、もっと言えば『33歳1ヶ月代』、『33歳10ヶ月代』っていう細かい単位でそれぞれの『代』を密度濃く生きることが出来るのかもしれませんね。勿論、ほんとにスゴイ人は『33歳11ヶ月3日代』とかいうクレイジーな単位で生きてるんだろうけど。
 
てわけで、毎度の宣言ですが、
 
今回、3時間半切り(サブ3.5)を達成します!もし達成できなかった場合は、最初に『YouはShock!!(北斗の拳主題歌、愛をとりもどせ!の第一節)』と①面と向かって、②またはTELにて直接、一言一句違わずに申し出ていただいた方に、(前回は焼き肉としましたが)ランチをオゴリます!
 
 
・・・何故焼肉ではなくランチなのか?そこは、前回と異なり大幅に低下した勝算に想いを馳せていただけると幸いです。
 
今回の戦略は主に二つ。
 
①出来るだけゆっくり長く走る
②それを出来るだけ早く、速く行う
 
人生、時に一方向に猪突するだけでなく、二律背反する目標を同時に達成することを迫られますが、今回もまさにそれと同じ。①と②が両立するギリギリのバランスのところで目指したいと思います。
 
では、『惨敗日記』ではなく『完勝日記』となるよう願って。3回目、85kg越えDe部によるサブ3.5というレジェンドを創ってきます!
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

スキースクールに入りました


先週家族でスキーに行ってきたんですが、娘と早く一緒に滑りたいなと思って、ちびちゃん用のスクールに入れたんですね。
 
そのときの話をば。
 
今年基礎を教えてもらって、来年一緒に滑れる手前まで行ければなと思ってたんですが、あっという間にボーゲンが出来るようになりました。
 
雪との戯れ方、スキーの履き方、スピードへの馴れ、全身のバランスなど、僕が教えたら数日はかかるであろう内容を、テンポよく、子供たちが飽きないように教えてくれたようで、その後は娘と結構なスピードを出しながら一緒に滑ることが出来ました。
 
やはり『守破離』の『守』はとっても大事です。

『負け方』を知ることはとっても大事


トライアスロンに向けて新たに購入するバイクの試乗をしました。
 
がっつり乗るのかと思いきや、普通のママチャリとあまりに違うその操作方法を会得するため、『走る』、『ペダルに足をはめる』、『曲がる』、『止まる』、『ペダルから足を外す』、『道路で気をつけるべき点』などの基本動作を習いました。ロビンマスクの次に運動神経が良いと言われる血筋のため、トレーニング自体は無問題でしたが、色々と事前に予想していた常識と違ったので、これから少しずつ修正していければと思います。
 
 

【コケるときに大切なこと】

さて、ロードバイクの特徴としては、第一に挙げられるのがペダルです。通常の靴ではなく、特殊な金具の付いた靴でカチっとペダルに足を固定します。そうすることで、より合理的効率的に力をバイクに伝えて、高速で走ることができるってことらしいです。
 
が、そうなると低速時や停止時に、ペダルがうまく外れない→買ったばかりの愛車ごと地面にビターン、という悲劇が起こり得ます。実際、初心者の犯しがちなミスの半分ぐらいはコレです。
 
そして最悪コケるにしても、そのコケ方にもコツがあるとのこと。人間はどうしても倒れそうになると、反射で手を出してしまいます。ただこれは最悪。体重+バイク重量が一挙にのしかかり、手の未来は捻挫か骨折あるのみです。
 
そうではなく、そのままの姿勢でぐっと肩に力を入れて、諦めながら倒れる、というのが正しいスタイルとなります。そうすると倒れることは防げなくても、比較的柔らかい肩で衝撃を受け止めることにより、クッションの役割を果たすことができます。
 
 
【『負け方』を知らないと死ぬ
同様に他のスポーツにおいても、特に武道などではバイクで言うところの『コケ方』、すなわち『受身』が非常に重要視されています。初心者はこの練習から全ては始まるといっても良いぐらい。強くなってもこの受身の練習だけはずっと続けていきます。
 
もし受身がまともに取れずに攻撃力だけが評価されてオリンピックに出たとしたら、ヘタをすれば試合に負けるに留まらず、一本を取られるどころか、場合によっては首を折ったり脊椎損傷であの世行きになるかもしれません。
 
誰もそんなことは口に出しては言いませんが、受身が取れない選手は、試合に出るべきではないんですね、実際。
 
 

【勝つためにうまく『負ける』】

『コケ方』、『受身』というのは、つまりは『負け方』です。上手に負けるのと下手に負けるのとでは、雲泥の差が生じます。負けてもすぐに再起できる場合もあれば、再起不能になることもあります。変な言い方ですが、『負け方』にも上手い下手、勝ち負けがあるんです。
 
バイクの練習でまずコケ方を習うように、柔道でまず受身から入るように、この『負け方』を物事の序盤できちんと学んでおくことはとても大切です。が、それを知っている人はあまりいないのではないかと僕は思っています。『上手な負け方』、『再起しやすい負け方』、『負けた後に必ず勝つ負け方』と、色んなGoodな負け方がありますが、イタリアのサッカーと同じで、点を取られない方法を知っておけば、あとは勝つだけです。立ち上がるだけです。
 
ちなみに『負け方』を知らないと、自転車の例に漏れず思わぬところで有形無形の怪我をします。時にはそれが膨大な機会損失にもつながります。気分もどこまでも落ち込みます。
 
だから普段の生活の中で負けが混んでいても、『負け方』を学んでると思えば、ぜんぜんオッケーじゃないの!って話です。眠いので支離滅裂で失礼!
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

僕がトライアスロン/アイアンマンにチャレンジする些細な、でもとても大事な理由


※とても長いです。そしてロジカルからとても遠いです。これを全て読む勇気と胆力がある人は、それだけでトライアスロンにチャレンジする資格があります。レッツトライ。
 
 
最近、フルマラソン、100kmウルトラマラソンに続いて、トライアスロンの最長距離であるアイアンマンへの参加表明をしました。