ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

De部でサブ4なフルマラソンの軌跡 Vol6

time 2014/02/09


皆さんこんぬつわ、De部のFounder&CEO、主将の羅王です。人生観を変えた初フルマラソンから2ヶ月半。先日、ついに2回目のフルマラソンにてサブ4(4時間切り)を達成しました。一番速いわけではなかったけれど、もしかしたら一番重いサブ4ランナーかもしれないので、87kgのか弱い男児の感動と感謝の軌跡を記しておきたいと思います。
 
※主な登場人物
 
元帥:ランの師匠。ミケランジェロの白いダビデ像を黒に塗り直して、ハイシャイン仕上げにしたような御仁。税理士、IT、トライアスロンのスペシャリスト。人格者だが、自分よりフルマラソンを速く走る人間はキライ。ランクラブのメンバーをしきりに本業のトライアスロンに誘っているが、人格者なのに断られ続けている。極低周波ボイスなので、あまり遠くの人に話しかけるのは得意ではない。
 
熊:De部の共同経営者であり、ライバル。De部副主将なのに、自分よりはるかに小柄で細いヤツを風避けにしてハーフマラソンを走ろうとする。この例でお分かりの通り、たまに全く意味のない不合理なことに神経を費やして、勝手に疲れるクセがある。マスコット&マッチョの合わせ技で’マスコッチョ’を目指している。行動の原動力は全て嫉妬。
 
 
 
【あらすじ】
ハラルとブルーのあまりの落ち着きぶりに愕然とする俺。なんだかんだで長くなってしまったので、レース本ちゃんの話はここから二つのエントリにて締めることにする。本題みじかっ!
 
 

【賽は投げられた】

マラソンというのは少し奇妙なスポーツで、一般の目からすると速くなれば速くなるほど、ウェアがどんどん気持ち悪くなっていく。
 
確かに最後は空気抵抗との戦いとはいえ、なぜインテルやミランのようなカッコイイユニフォームではなく、あんな切れ込みの入ったパンツから生える見たくもない太腿や、過度なノースリーブで男の二の腕を晒すのが一流選手の間で流行っているのだろう?
 
俺はそんな一流選手たちを遠目に見ながら、自分自身はFの最後尾からスタートすることとなった。
 
初マラソンでもそうだったが、一部のエリートランナー以外は、そもそもスタートゲートをくぐるまでに15分~20分かかる。今回も応援が多く、勝田の温かい雰囲気がとてもありがたい。さぁ、パドックが開いて出走だ。賽は投げられた。行けるかサブ4、行くぞサブ4。
 
 
 

【スタート~10km】

しつこいようだが、俺は左膝を怪我している。年始に走った30km、次の日に走った20kmで、完全に膝はアウトになった。痛みを我慢してい走らざるを得なかった。
 
フルマラソンは我慢のスポーツである。そして我慢はスキルである。『我慢強い』、『我慢弱い』という表現はあるが、『我慢が上手い』、『我慢が下手』という表現はあまり聞かない。
 
しかし我慢というものの性質をよくよく考えてみると、本当の意味では先天的に我慢強い人、弱い人は存在せず、それが上手いか下手かしか存在しないのではないかと俺は考えている。つまり後天的に鍛えることが可能な能力なのだ。
 
空手でもそうだが、人間の耐久力なんてのは多少の幅はあれど大体決まっている。蹴られれば痛い。あるラインを越えると内部で出血し、青あざになる。それが過ぎると、一定期間足を引きずるハメになる。それも過ぎると筋肉が断裂し、さらにひどければ骨折する。
 
一般人は、軽い下段蹴りを食らっただけで悶絶する。俺も空手を始めた当初はそうだった。が、茶帯や黒帯になると、一般人が悶絶するその数倍の威力の蹴りを何発も何発も食らって、そして平然としている。
 
空手の稽古をしっかりやっているから痛みが少ない、というわけではない。痛みの総量は決して一般人のそれと変わらない。ただ、脚に受けたその痛みが中枢神経に登っていく過程で、痛みを受け流したり減殺したり転嫁したりする術を豊富に持っているだけなのだ。
 
これを、『我慢が上手い』という。
 
 
マラソンに話しを戻すと、この『我慢が上手いか否か』が、マラソンの成否を分けるといっても過言ではない。100m走ではないため、全力で走るわけにはいかない。10km走ではないため、長距離を走れるギリギリのスピードで走るわけにもいかない。20km走ではないため、ハーフの距離で完全に出し切るというわけにはいかない。
 
上手く我慢することが必要なのだ。
 
闘いは42.195kmである。この膝を抱えての闘いである。俺は細心の注意を払って、サブ4を達成できるほんとに最低限のペースよりも、さらに遅いペースで走り出すことにした。これも一種の我慢だ。
 
そうはいっても走れる喜びに心を満たし、応援してくれる人たちに感謝の気持ちをぶつけながら、俺は序盤の10kmをまず無難といってよい程度に、走ることができた。
 
 
 

【10km~ハーフ21km】

さて、心配していたOPPであるが、結論からいってしまうと、前回が3度のOPP大戦に悩まされたのと異なり、今回は『NOP』で乗り越えることができた。経済用語なので当然みんな知ってると思うが、
 

NON

 

ONAKA

 

PANIC

 
の略である。
 
 
組織にはガバナンスが利いている方がよろしい。筋組織にもガバナンスが利いている方がよろしい。
 
『テーピングとドーピング作戦』を発動させ、レース前に括約筋の双璧(内括約筋、外括約筋)を完璧に統制するドラッグを用量の倍ぶち込んでいたため、俺の臀部は完璧なガバナンスが利いていた。そして幸運なことに、それはゴールまで続くこととなった。
 
肛門の狼は、違法量のドラッグによって、簡単に倒せることが分かった。なんだ、案外簡単じゃん。
 
 
10kmの地点では、サブ4に及ばない程度のタイムだった。疲労はほどほど。ここまではキロ6分を少し切るぐらいのペースだった。飛ばすことはできなくはないが、1kmごとに10秒縮めればいいやと判断し、キロ5分半ほどのペースで安定させることにした。今の俺は、この程度のペースなら、全く息が切れることはない。
 
人は多くの場合、高い目標に対してはホームランを狙ってしまう。あるいは高すぎる目標に対しては諦めてしまう。10kgのデカイ牛肉の塊が目の前にドンと置いてあると、丸ごと食べるか、無理と判断するかいずれかしかないのだ。一切れずつ切り取って、食べやすいサイズにして焼いて焼肉のタレをかけて野菜とともに食べるのを30回やれば制覇できる、とは、なかなか考えられない。
 
マラソンもそれと同じで、4時間も5時間も走るからといって、どこかで30分とか1時間無理やり縮めることなんて出来ない。そんなことはわかりきっているのに、人はどこかで大幅なショートカットをしてタイムを追求しようとする。
 
でもそんなことは、1日の数分の1に及ぶ長時間動き続けなければならないマラソンにおいては、実際問題不可能だ。
 
できるのは、目標タイムに対して、1kmごとに何秒縮めるのか、ただそれだけだ。単純計算でそれを42kmぶん続けることができれば、目標とするタイムのすぐ近くまでたどり着くことができる。
 
何事も、『因数分解』が必要なのだ。10kgのステーキを1口で食べることなんて、誰にもできない。
 
 
俺はそんなことを考えながら、ようやくハーフの地点まで距離を伸ばすことはできた。ここまでのタイムのトータルを倍しても、サブ4は達成できない。
 
ただ、5kmまで抑え目で、その後はサブ4を上回るペースでここまで負債を返して来られたので、このままいければギリギリ達成できそうだ。
 
まだたったの半分。そして、ここからが地獄の始まりだ。
 
今までは前座に過ぎない。スラムダンクで言えば、まだ三浦台附属の村雨を倒したばかりだ。これから、翔陽や陵南、海南大附属が出てくることだろう。
 
 
~続く~
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。