ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

トラブルソン日記その2~冷徹なスリム部のライバル

time 2014/03/19


2014年3月16日。
 
この日は、俺の記憶に永遠に刻まれる日となるだろう。『古河はなももマラソン』に出場した日だ。二度と聞きたくない名前でもあり、また二度と忘れられない名前であると思う。
 
過去に類を見ない、トラブルにまみれたマラソンだった。いや、運動人生でも初かな。
 
てなわけでフルマラソンならぬトラブルソン日記と命名して、話を続けようと思う。
 
 
※主な登場人物
 
元帥:ラン、トライアスロンの師匠。人格、骨格、筋力、色彩、音程、リーダーシップ、知識、知恵、やや多めの好き嫌い、かなりめんどくさがりな性格、それを補完する日々の仕事の異様な効率化、人としての器と、全てにおいてパーフェクトな師。最近のブームは美白だが、松崎しげるか元帥かというぐらい黒いため、夜の捜索は困難。
 
熊:ライバルであり、De部副部長。嫉妬深く、すぐに雪山ならぬ殻と穴倉に篭り、社会にもネット上にもしばらく出てこない。どれだけ走っても全く痩せない。
 
Mr.フレンド:ライバルであり、スリム部共同創業者。元帥支配下登録選手中、最軽量のフライ級(推定52kg)。かなり速い。
 
ターミネーター:ライバルであり、スリム部共同創業者。元帥支配下登録選手中、最もウエストが細い(推定52cm)。かなり速い。
 
愉快な仲間たち:文字通り愉快な仲間たち。職業、年齢とも綺麗にバラバラ。全員が集まることもまずない。が、心は一つ。そう、それは元帥閣下への忠誠心。
 
De部:体重80kg以上か体脂肪率25%以上、もしくは骨格的にそれに類する重装歩兵の集まり。全体的にマラソンに向いてない。
 
スリム部:体重50kg~65kgまでの足軽兵の集まり。全体的にマラソンに向いている。
 
Admiral:英語で『元帥』や『提督』という意味。我らがチームの名前として俺が発案。絶対にして唯一の決まりは、『元帥閣下より速いタイムを出さないこと』。
 
 
【遠足は、遠足に向かうところから既に遠足だ】
今回の目標は3時間半。1キロあたり5分を少し上回るペースで走らないと、達成できない。このペースで走れたのは、年末に出場したハーフマラソンの1時間44分(1キロあたり4:55ペース)の1回のみ。その後数回のチャレンジでは、キロ5分での走りを長時間続けることは出来なかった。
 
プロとアマの最大の違いは、
 
プロ=練習>本番
 
であるのに対し、
 
アマ=本番<練習
 
であるということだ。プロが本番で見せる素晴らしいプレーは、その何倍もの素晴らしいプレーを練習でこなしているからだ。マラソンのオリンピック選手ともなると、月1000kmもの距離を走る。本番はたった42kmだ。
 
対して、アマは、42kmの本番を走るために、20km、長くても30kmの準備しかしない。
 
明らかにアマの準備をしてしまった俺は、いわゆる大得意な『ぶっつけ本番』に身を任せるしかなかった。
 
 
そんな事情もあったのだろうか、俺は、朝からチームメイトとも離れて電車に乗り、精神を集中することにした。
 
駅でトイレに行こうとドアの前に並び、開くのを待った。OPP対策で、レースが始まるまでに3回は前哨戦を制しておきたい。フレンドが『そこ、ターミネーターが入ってますよ』と教えてくれた。
 
フレンド、ターミネーターはともに、ライバルのスリム部の共同創業者だ。フレンドは推定体重52kg(俺と35kg差)、ターミネーターは推定ウェスト52cm(俺と35cm差)。どちらも人生で給食を食べ忘れてきたかのように細い。そういえば俺も、中1の時は153cm38kgの可愛らしい子供だった。高校卒業の時にも、63kgぐらいだった。いつ、こうなってしまったんだろう。
 
 
ちょっと仲間を紹介しておきたい。まずはフレンド。
 
フレンドは今回、Admiral最速のタイムを叩き出し、『元帥よりも速いタイムでゴールしないこと』というチームの不文律を破って、危なく組織から馘首されかけた。
 
何故馘首されかけたにも関わらず、実際には馘首されなかったのか?
 
それは、俺が事前に接待スレスレのゴールの仕方をレクチャーしたからだ。
 
『もし元帥よりも速くゴールすることになった場合は、AdmiralTシャツのAdmiralと書いてある文字の部分、つまり元帥部分を両手でつまみ、その盛り上がった元帥部分を前に出して、擬似的ではあるが鼻差で元帥が先にゴールできるようにすること。イメージとしてはど根性ガエル』と、事前通達を出しておいた。
 
ど根性
 
 
そのあまりの軽さと才能から、うっかり元帥よりも速いタイムでゴールすることとなってしまったフレンドは、慌てて俺のレクチャーを思い出し、ど根性元帥状態でゴールしたそうだ。もっとも、本人談なので、小kはない。後で大会の写真サービスで見たら、元帥を無視して普通にガッツポーズして悦に入ってるかもしれない。そこは後で調べようと思う。
 
 
次にターミネーター。
 
ターミネーターは、とにかく俺が今まで戦ってきた漢たちのなかで、もっともウエストが細い。第三形態のあの方と酷似している感じ。
 
フリーザ
 
 
さらに参考イメージとしては、マッスルドッキングしてる時のキン肉マングレートの腰ぐらい。
 
マッスルドッキング
 
 
ターミネーターは、本人に聞いたことはないが、恐らく機械で出来ている。ある高名なIT企業の敏腕マネージャーなのだが、アナログに見えるマラソンの作戦も、彼はHTML5かCOBOLあたりで書いてるんじゃないだろうか。効率的合理的に、淡々とレースを進めるその計画性は脅威だ。しかし胸囲はほとんどない。
 
で、そのターミネーターがトイレから出てきた瞬間、『今日は青少年らしい爽やかかつ全力の勝負をヨロシク!!!』というメッセージを込めた満面の笑みでターミネーターに会釈した。
 
『こちらこそ!』とターミネーターは応え・・・るはずだった。少なくとも俺はそう予想していた。
 
が、ターミネーターは冷徹だった。俺のことを見た瞬間、目を逸らして、顔を伏せてそのまま歩きさっていった。俺が満面の笑みでにこやかに笑いかけたにも関わらずだ。
 
 
なぜだ
 
何故だ
 
ナゼダ
 
 
レース本番で、集中しなければならない気持ちはわかるが、人はここまで人に冷たくできるものなのか。合理性と効率があればそれで良いのか。人と人とが容易につながれるインターネット社会というのは、人が人を容易に切ってしまえる、こんな温かみのない社会なのか・・・
 
 
 
俺は、打ちひしがれ、悲嘆に暮れ、絶望に苛まれていた。
 
 
しかし、トイレに入って、自分の姿が鏡に映った時、俺は全てを理解した。
 
俺はこの日、なるべく地味に目立たないように、精神を統一して会場に向かった。 一分のミスも許されない、完璧なレース運びができなければ、3時間半切りは出来ないからだ。
 
その日は花粉が飛び散り、PM2.5も飛び散ってる可能性を考慮し、目も口鼻も全て防御し、万全の体制でレースに臨むことにしていた。
 
 
遠目から見るとこんな感じ。
 
遠く
 
 
 
近くから見るとこんな感じ。
 
近く
 
 
 
・・・
 
 
ターミネーターが目を合わせないようにしたのも頷けた。
 
俺はOPP対策を完璧にこなす一方で、ターミネーターを冷酷無比なロボットであると断じてしまった自分を恥じながら、頬を赤らめつつ会場に向かった。
 
さぁ、着いた。ついに出走だ。
 
 
世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただけたことを感謝します。
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。