ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

トライアスロン合宿でガタガタ震えた話 その2

time 2014/03/25


※トラブルソン日記が出走前にまごついて進まないので、直近の出来事に関するエントリを先に。
 
8月に出場するアイアンマン・ジャパン対策で、トライアスロン合宿に行ってきました。今日は振り返りその2。(その1はこちら)
 
トライアスロンというと、そのゴツイ見た目のイメージから様々に誤解を受けがちな印象があります。こんな感じで震えてる人も多いでしょう。
 
ベジータ
 
 
 
 
が、今日はそんなトライアスロンのあるあるな誤解や、それも含めたココが変だよトライアスロンについて言及しておきたく。そして僕と同様に、ノリに巻き込まれてトライアスロンにチャレンジしてしまうことになる被害者が一人でも増えることを祈って。
 
 

【あるある誤解その1:やってるのは屈強な漢ばっかり】

僕もそんな誤解をしていたのですが、トライアスロンをやっているのはラオウやケンシロウ、ナッパやリクームみたいな大柄で屈強な、修羅の国に住むような漢ばかり
 
修羅
 
 
・・・ではなく、むしろ見た目普通の人が多いです。正確に言うと、中身は適度に狂ってるけど、見た目は普通の人が多いです。
 
勿論、師匠である元帥閣下のように、常に黒光りしてハイシャイン仕上げな方もいるし、合宿で出会ったシハンさんのように、二の腕や胸筋だけで会話出来るぐらいピクピク動く人もいるわけですが、特に女性はブルマやサザエさんのように普通に見えます。
 
数少ない経験から言えることは、オリンピックディスタンスと言われるレース(スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmで計2時間半~3時間ぐらい)に出ているだけの人は普通の見た目の普通の人が多く、アイアンマン(スイム3.8km、バイク180km、ラン42kmで計15時間ぐらい)に出るような人は普通の見た目にネジの取れた/溶けた脳を搭載しているケースが多いようです。
 
 
ラグビーやアメフトであれば、それをやっている人は大体マッチョと決まっています。トライアスロンは一見するとやってるのかやってないのか分かりません。そんなときは発言に耳を澄ませてみると、その人が狂ってる人かそうでないか、大体見当がつきます。
 
保険業界でも思い知ったことですが、本当にスゴイ一流の人というのは、オーラが消えています。オーラを出す必要すらないからです。いつもニコニコして柔らかく、しかし異常な量の仕事をこなし、人が見ようともしない細部に目を届かせ、目標を必ず達成する、そんな人をゴロゴロ見てきましたが、トライアスロン業界にもそんな風潮があるように思います。
 
ホントの化け物は見た目普通。これ、覚えておいた方が良い世の中の法則です。
 
 

【あるある誤解その2:マラソンよりもキツイ】

『マラソンはじめたよ』→『ふーん』
『トライアスロンはじめたよ』→『えー!』
 
これが世間の一般的な反応です。まだまだトライアスロンは入口のハードルと精神的なハードルのせいか、『スゴイ』と思われているようです。
 
そして、やってみると分かりますが、身体の負荷的にはマラソンとトライアスロンはむしろこの逆です。
 
今回、三日間のトライアスロン合宿でしたが、実はカミングアウトすると、少々の重さはあるもののダメージが全くありません。もしこれがランニング合宿だったら、僕の身体は壊れていたことと思います。やはり87kgの身体を支え続けるのはかなりの負担を伴います。
 
勘違いされてしまいそうですが、負荷は極めて高かったです。前エントリにも書きましたが、何度もリタイヤしようと思うぐらいキツかったです。が、高負荷だけど身体にダメージが残らないのがトライアスロンの良いところ。
 
スイム、バイク、ランと全て使う筋肉が違うため、高負荷で鍛えられますが、身体が壊れることはないという、非常に身体に優しいスポーツなのです。
 
ラグビーやアメフトは骨折や筋断裂がつきものだし、マラソンは僕の例を見ても分かるとおり、ダメージがあまりに大きい。卓球はうまくなればなるほど短パンが短くなっていくという副作用があります。しかしトライアスロンにはそれがありません。
 

易しくないけど優しいスポーツっていいですね。

 
 

【あるある誤解その3:泳いでバイクを漕いで走るのがトライアスロン】

戦争の本質は戦力の配置配分と兵站です。戦闘行為はその局面の一つに過ぎません。腕力の強弱だけで勝敗が決まるのは、それが1対1のケンカの時だけです。
 
同様に、トライアスロンも、泳いでバイクを漕いで走っている間というのは、勿論それは競技の一部ですが、しかしながら全部というわけでもありません。
 
今回思い知ったのが、『泳いでバイクを漕いで走る』以外のトライアスロンの大変さ。
 
列挙するとこんな感じ。
・バイクを選ぶ。バイク次第でタイムが大幅に変わる。しかも万人にとっての正解はない
・バイクの解体、梱包、移送、組立
・宿泊先の手配、予算組み
・大体においてお膳立てされていない旅程、合宿内容に対する能動的な情報収集
・レース前にどこまでのウェアを着ておくか(スイムスーツの下バイクシャツは着ておく、バイクの時に靴下履かないなど)
・スイム中の他の参加者との押し合いへし合い
・トランジット(スイム→バイク、バイク→ランの切り替え)は第四のレースと呼ばれているほど重要
・レース中のトイレ問題。特にOPP(おなかPP)持ちの僕としては重大
・レース中の補給問題。どれだけの荷物を持って、弱りつつある胃腸を保護しながら膨大な消費カロリーを手当するか
・レースが予定通り行われるかも分からない中での精神的な安定施策(海が荒れるとすぐ変更になる)
・トラブル各種(パンク、故障、落車)への対応
・スイム、バイク、ランそれぞれに対する力の配分。イメージとしては受験勉強に近い。数学だけでも英語だけでもダメ。総合力。
・練習場所の確保。特にバイク。首都圏公道ではなかなか練習が出来ない。となるとそのためのスケジューリング。
 
 
まぁ、他にも色々あります。体力よりも忍耐力、総合力が試される点で、マラソンよりも人生の有り様により近いのかなと思います。
 
全部ひっくるめてトライアスロン。そこが他の競技と大きく異なり、かつオモシロイところかなと。
 
 
 

【ココがヘンだよトライアスロン:化け物が自分を化け物だと分かっていない】

この世で一番の暴力とは、強者が弱者に対して、意図せずに振るう暴力です。
 
北斗の拳が生きる世紀末でも平然と生きぬいていけそうなシハンさんに風呂で会った瞬間、否応なく冷水を浴びせられました。
 
普通『冷水を浴びせる』という単語は、勢いづこうとしている人に皮肉を言うとかマイナスをいうとかそういうことですが、シハンさんは物理的に冷水そのまんまの冷えた水を僕の下半身に浴びせてきました。しかも5分ぐらい。
 
勿論寒いので拒否したかったのですが、幕之内一歩の丸太のような二の腕のような二の腕、ヤシの実にしか見えない巨大なふくらはぎ、ヨックモックのシガールが数本は挟めそうな立派過ぎる胸筋を見ると、脚がすくんで動けない。心は拒否しつつも、恐怖のあまり満面の笑顔で冷水を浴びせられる状況になりました。寒いのに。
 
気分的にはこの小さい人の気分。
 
マッチョ
 
 
 
化け物のやっかいなところは、自分が化け物であることをきちんと自分で認識していなかったり、自分の基準が世の基準だと思い込みがちであるということです。
 
ゆえに、強くなりすぎた悟空は手加減したつもりでもチチをぶっ飛ばしてしまい、セルはそーっっとクリリンの頭を撫でたつもりで、首の骨を折ってしまいました。
 
今回のケースも、僕が水の冷たさでガクガクブルブル震えてると先方は思っていたようですが、それは全くの誤解であります。
 
ま、後で聞いたら風呂で温めるのと冷水でのアイシングにより血行が改善し、おかげで身体のダメージが減ったってオチなんですけどね。
 
強制的な矯正でしか人は学べないということです。ありがとうございました。
 
 

【ココがオモロイよトライアスロン:準備は万全に、本番は適当に】

トライアスロンは他のスポーツに比べても、より多くのトラブルと直面します。トラブらないのが普通、トラブルが起きたら緊急事態だけどなんとか対応する、ではなく、トラブルありきなのです。トラブルが起きる前提でみんなレースに出ています。
 
よく見る光景ですが、トラブルが起きたという事態そのものに対して怒りを爆発させる人が世の中にはいたりします。
 
電車が2分遅れて舌打ちするサラリーマンや、我が子がジュースをこぼして怒鳴り散らしてる母親なんか見るとそう。それらの舌打ちや怒鳴り声が事態を解決するならいいんですが、現実にはそんなことは当たり前のことですがありえません。
 
トライアスロンは、事前に決まっていた競技予定が、レース直前に変更されることもよくあるスポーツです。よしんばスタートしたとして、流されてより多くの距離を泳ぐハメになったり、上述したパンクなどのトラブルも起きたりします。(テニスの試合で、『あーすいません、今日ちょっと風強いんで、フォアハンドなしで!』とか言ったらたぶんみんなキレますよね。)
 
今回の合宿も、いろんな意味でゆとりがありましたが、誰一人イライラしてませんでした。宿のあまりの放置プレーにも、みんな鷹揚に構えてました。
 
良い意味で懐が深くなる、それがトライアスロンです。
 
『準備は万全に、本番は適当に』という格言がありますが、人生でかなり大事な教訓だと思います。
 
 
ちなみに僕はトライアスロンのためにトライアスロンをやることには反対しますが、一戦級にいる/を目指すビジネスマンがトライアスロンをやることには多いに賛成します。
 
本当の学びは身体知からしか得られない、とは尊敬する人の言葉ですが、それを最も体感しやすいのがトライアスロンなんじゃないかな。
 
 
引かぬ媚びぬ省みぬ!
 
我が生涯に一片の悔いなし!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。