ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

2014年W杯惨敗と僕の人生の類似点について思うこと

time 2014/06/25


※サッカー初心者の方でも読めるように、サッカー素人の人が書いてます。

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W杯、事前に期待されていたどのシナリオすら成り立たないほど、打ちのめされましたね。

何人もの選手が、『これが実力です。』と言っていたのが印象的でした。そう、実力で日本は負けました。

僕は小学校から高校までサッカー少年だったので、W杯は毎回楽しみにしているのですが、今回の惨敗についてはこんな感想を持ってます。

『これで日本は強くなる』

なんでそう思ったか。それを説明するために、少々僕の高校時代に触れる必要があります。

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高校時代の学力

僕は中学までは結構真面目に勉強していました。学校の成績は既に最悪に近かったですが、模試などではそう悪くなく、偏差値が70を超えるような教科もいくつかはありました。『あれ?俺ってもしかして結構頭良い?』なんて思った時期も、正直言えばありました。

で、国立にも関わらずエスカレーターではなく普通に受験を強いる高校に入り、そこでやる気をなくしました。『内部』と呼ばれる内部進学組の僕らに対し、『外部』と呼ばれる開成すら蹴ってくるような化け物がゴロゴロいました。高1の終わりや高2の始め頃に、東大理3の問題をスラスラ解いているようなヤツもいました。◯◯の定理、とその後までレジェンドとして残るような、自分の名前を冠した数学の定理を発見した先輩もいたそうな。

あまりの次元の違いに完全にやる気をなくした僕の入学時に真ん中ぐらいだった成績はどんどん下降していき、気づいたときには高3の二学期に現代文の試験で偏差値8、数学は0点、全教科で365人中364番目まで落ちました。というか堕ちました。(ただ、とてつもないアホだった365番のヤツが偏差値5をたたき出し、結局この男には一度も『勝て』ませんでした。余談ですが、このあと、この程度の学力から僕は東大を目指すことになります。そしてもちろん不合格。)

ある時点から採り始めた戦略が、『俺、全然勉強してないよ作戦』です。またの名を、『やれば出来る子だもん作戦』とも言います。優等生がやるとカッコいいのですが、劣等生がやるとただのアホ丸出しに終わるアレです。

テスト前は極力部活やゲームに逃げ、試験の前日から徹夜して本番に臨んだり、最後の方には試験当日に隣のヤツに『今日って科目なんだっけ?』と確認して、『いやー全然準備してないわぁ』という感じをムンムンに醸し出しながら、そして念のため声に出して言いながら、ひどい点数を採って、『全く勉強せずに20点取れるんだからちょっとやれば結構出来るかもしれない羅王』を演出してました。

ルターもびっくりの量の免罪符をそこかしこに張り付けてました。

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そうも言ってられなくなった高3の2学期も中盤に差し掛かる頃、なんだか分からないノリで東大を受けることになってしまったので、仕方ないので真面目に勉強してみました。友達と食べていた弁当の時間も図書館に引きこもり、5時間目からの重役出勤が常だったのを1時間目からに切り替え、『お?羅王ちょっと変わったぞ?あいつが努力したらちょっとやばくね?』なんて空気も流れ始めました。

そして迎えたテストで、『俺、全然勉強してないよ作戦』や『やれば出来る子だもん作戦』を捨ててた僕は、見事誰もが驚く高得点を採り、クラス中の注目を浴び

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ることは一度もありませんでした。点数、全く上がってませんでした。点数が上がらないので偏差値も上がらず、模試もE判定以外見たことありませんでした。

『あいつ、やっぱりアホなんじゃね?』という、優しくない空気が流れ始めたのもこの頃です。僕自身、この結果にはかなりびっくりしました。確かに、覚えようと思ってもところてんのごとく抜けていくし、数学に至ってはサインコサインウソクサインぐらいしか分からない。

この頃、ラスト4ヶ月だけですが1日16時間ほど勉強してましたから、努力はそれなりにしました。で、結果は全く変わりませんでした。つまり、実力がびっくりするほどないということが、このとき初めて分かったのです。

頑張れば追いつけると思ってたヤツらは、本気を出せば金田一君並の頭脳を持つはずの僕が真面目に勉強したとしても全く追いつけないようなスゴいヤツらでした。

僕の高校生活は、結局のところ自分の能力の限界を思い知らされるという意味で、失意のうちに終わりました。

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今回の惨敗で見えてきたこと

だいぶ前置きが長くなりました。

今回の惨敗で見えてきたこと、今後への教訓を、素人なりに振り返ってみたいと思います。

岡田ジャパンまでの日本は、守備的なサッカーという免罪符でお茶を濁してたとも言えます。守備的であれば、たとえ強豪相手で負けても0−1とかのスコアに落ち着くことも稀ではないし、運が良ければカウンターが機能して勝てちゃう。

10人のギリシャを崩せなかったように、並のチームでも、守備に徹すれば、そうそう点は入りません。早い話、強豪相手でもなんとかなっちゃうし、実力差が見えづらくなります。

だから過信してしまう。

『(例えばオランダ相手に)守備的にやって0−1だった。負けたけど0−1だった。だったら攻撃すれば勝っちゃうんじゃね?』

と、思考が非常に安易で簡単な計算をしてしまう。

そして今回、それが大いなる勘違いだったということを、おそらく国民全員が理解したことと思います。攻めれば攻められる、という一番大事なことが、現実として立ちはだかってきたわけです。

攻められても倍返しや3倍返しが出来るブラジルやオランダと違い、攻められると途端に『自分たちのサッカー』が出来なくなるのが日本です。

僕は思います。もしかしたら今回、日本は純粋なる世界との差を、いわば初めて体感したのではないかと。

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『自分たちのサッカー』という言葉が今回、流行語大賞並に出てきました。守備的な『自分たちのサッカーではないサッカー』でベスト16までいったのだから、攻撃的な『自分たちのサッカー』をすればもっと上まで行けるはず、というのが、日本代表の主張でした。

そして、それは完膚なきまでに打ち砕かれました。実力差以外の何者でもない差を、見せつけられました。

『自分たちのサッカー』をしようとしたからこそ、もともとあった実力差が、守備的であったがゆえに見えづらかった実力差が、圧倒的にリアルに、まるでRetinaディスプレイで映したように、とーーっても綺麗に鮮明に見えてしまったのではないでしょうか。

攻撃的にいくという『自分たちのサッカー』というのは、そういうことに向き合うサッカーでもあるということです。

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僕が採用していた『俺、全然勉強してないよ作戦』や『やれば出来る子だもん作戦』は、いわば過去の日本の守備的なサッカーと同じです。

実力差を小さく見せることの出来るこの作戦はとても便利で、現実からある意味逃避するのにとっても役立ちました。そしてその間、僕も日本代表も、そして国民も、壮大な勘違いをする羽目になりました。(もちろん、それで結果を出していた日本代表と、結果もクソもなかった僕とでは大きな違いがありますが、そんなことはナンオブマイビジネスです。)

真面目に勉強してみた、つまり攻撃的にいってみた僕は、結局のところそれでも全く周りに歯が立たないことに、受験間際になって気づきました。日本代表は、4年間をかけて、この事実にようやくたどり着きました。

勝てるかもと思った初戦で負け、勝てると確信していた2戦目で1人少ない相手に引き分けられ、最終戦では4点いれられた上に43歳のGKの最年長出場記録の記念日も献上してしまうという結果に、日本中が失意の底にあると思います。

一方、ほれみろ、だから言っただろ、当たり前やん、と思ってる人も相当数いるようです。そういうほれみろ顔の人が跋扈するのが良いとは思いませんが、日本が初めて現実を知った大会として、これはこれでショック療法になるのではないかと僕は考えています。

後から見れば、たぶん、相当な転機になるはずです。

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目的地と現在地

当たり前のさらに手前の話ですが、ナビで行きたい場所に行くには、目的地の入力が必要です。W杯出場を掲げていた頃、ベスト16を掲げていた頃、ベスト4を掲げていた頃、優勝を口にし始めた最近と、様々な目的地がありました。その入力はそれなりにばっちりだったように思います。

日本はW杯に出ることすら夢物語だった頃から、確実に前に進み、強くなりました。

一方で、現在地の入力はどうだったか?守備的なサッカーで結果を出した頃には、前述の通り、正確な現在地は入力できていなかったのではないかと思います。現在地が入力されていないので、目的地がどれだけくっきり入力されていたとしても、たどり着ける道理はありません。

攻撃的な『自分たちのサッカー』を始めてからも、アジアや親善試合という精神的に近場での戦いが多かったため、仮免しかない状態で首都高に出てみたら早速事故ってしまったというようなものです。20kmぐらいで走っていたら正確に機能したナビも、スピードを上げた瞬間に自身の居所を見失いってしまった、とそんな感じです。(都並さんがコロンビアに敗戦した後に怒り狂いながら言ってましたが、親善試合とW杯本番では、特に強豪国は全く仕上がりが違うそうな。さすが。)

そんな訳で、『自分たちのサッカー』を試みたことで、今回初めて

・現在地がきちんと入力され、

・目的地までの距離や方法も分かった

わけです。

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さて、結論。

『これで日本は強くなる』

これです。

現在地と目的地が分かると、目的地までの距離と通るべき移動手段が分かります。抜け道なのか一般道なのか国道なのか高速道路なのか。乗っている車のパワーからすると時速何kmまで平気なのか。ガスはどこで入れるべきか。飯はどこで食って、う◯こはどこのパーキングですべきか。何万km走ったら壊れるのか。パーツは入れ替えるべきか。

大体のことが明らかになります。そしてあとは進むだけ。

人間も一緒で、ギャップを体感して初めて人は進化します。偏差値8まで落ちて人としても堕ちた僕ですら、『あー、俺アホなんだ、残念』と気づいてからは、戦い方を変えました。

よく考えたら勉強がめちゃめちゃできるヤツより、運動なら勝てる。しゃべりもこっちの方が面白い。勉強でも数学は捨てて英語と世界史と論文に特化することで、なんとか戦えるレベルにまでなりました。どうしてもダメな教科は、面白みも汎用性もなにもないことを承知で丸覚え。

高校生の時にはあまりにモノを知らなくてバカにされてましたが、おそらく今では僕の方が彼らの大半よりは色々なことを知っています。それは勉強とかそういうことではなくて、経験とか成長という分野を戦いの土俵に選んだ僕の少しだけ賢かった点だと思います。どうすればバカが少しだけ賢くなるかなんて、もともと賢い彼らには到底理解できない道程でしょうから。

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勇気を出して『自分たちのサッカー』をしようとして、そして撲殺された日本代表は、これからどんな成長、そして進化と真価を見せてくれるでしょうか。

今から楽しみでなりません。個人的には監督にヒディング、ペケルマン、モウリーニョあたりが来てくれると面白いなと思うのですが。

ギャップを知った日本は、これから間違いなく強くなります。

ザッケローニ監督、選手の皆さん、本当におつかれさまでした&ありがとうございました!

大量の絶望の後には一粒の希望が残るのがパンドラの箱。開けちゃいけなかったのかもだけど、開けてこそ見えたものが沢山ありました。

にわかファンが多いとか言われているけど、つかの間だとしても心から応援できるものがある我々は幸せですね。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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