ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

ハリウッド映画とボジョレヌーボーに学ぶべきこと

time 2014/07/25


僕は映画が好きなのでたまに時間が空くと一人で寂しく観にいったりするのですが、ハリウッド映画は特に、何でもかんでも

全米ナンバーワンヒット

ですよね?

よくある保険の説明文と一緒で、

・『興行一週間で』とか
・『コネチカット州限定で』とか
・『アニメ◯◯部門で』とか

細かーい説明が書いてあって、全米でその分野においてその期間でのナンバーワンであることにウソはないみたいですが、とにもかくにも、映画館で上映されている映画のほとんどが『全米ナンバーワン』であることには毎度のことながら辟易します。

ま、それでもノセられて観ちゃうんですけどね。

ちなみにこないだ観た『ノア』はとってもひどかった。キリスト教の暗示が随所に埋め込まれていて、僕がそれを理解できないことを差っ引いても、あまりに抑揚のないストーリー、つかみ所のないキャラ、意味の分からない展開に久々に怒りを感じました。

グラディエーターで美しい肉体を見せてくれた主演のラッセルクロウが可哀想です。

僕が言いたいのはたった一言で、

そんなに全米ナンバーワンがあるかっつーの!!!

という、とてもシンプルで当然の疑問です。

***

毎年、楽しみにしてるものがあります。ボジョレヌーボーの『出来映えを修飾する説明文』です。

以下、知ってる人もいるかもしれませんが、過去15年ほどのまとめ抜粋。

年号キャッチコピー
1998「10年に1度の当たり年」
1999「品質は昨年より良い」
2000「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
2001「ここ10年で最高」
2002「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」
「1995年以来の出来」
2003「100年に1度の出来、近年にない良い出来」
2004「香りが強く中々の出来栄え」
2005「ここ数年で最高」
2006「昨年同様良い出来栄え」
2007「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
2008「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2009「50年に1度の出来栄え」
2010「2009年と同等の出来」
2011「2009年より果実味に富んだリッチなワイン」
2012「ボジョレー史上最悪の不作」「糖度と酸度のバランスが良く、軽やかでフルーティーな仕上がり
2013「みずみずしさが感じられる素晴らしい品質」

唯一2012年の穴が開いたぐらいで、あとはどこをどう不等号で並べればいいか分からないほど、『過去最高』が並んでいます。

ボジョレー、すごくね?

***

何が言いたいかというと、

健全な誇張、過去に対するオーバーなほどの好意的な解釈はハリウッド映画もボジョレーもやってるぐらいだからみんなも少しは見習えば?

ということです。

良いものは良い、悪いものは悪いと客観的に判断することももちろん大事なのですが、そこはやはり人間、自分のやっていることを肯定できれば気分が良いですし、否定しなければいけないとなると機嫌が悪くなるもの。

だったら、猫も杓子も一旦は肯定して気分良くなっておいて、後から現実をきちんと見据えるというのは一つの生き方としてありなんじゃないでしょうか。

政治もダメ、自虐史観だらけ、自分の国に自信が持てない、自分に自信が持てない、と、日本人はあまりにネガティブ過ぎます。

つまらない映画を何の恥じらいもなく『全米ナンバーワンヒット!』と声高に叫べるほどの心の強さを持ちたいなと思う今日このごろです。

あ、僕は謙虚ですけどね。松坂世代の江東区代表だし。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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