ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

異常なヤツがビビってたことにビビった話

time 2014/08/06


先日、友人のシーモを招いて、同じく友人の熊とハラルとともに話を聞きました。

中身は、『どうやったらUTMBに出られるか?』について。

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UTMB目指します

そう、言い忘れてましたが、僕たち、『UTMB』を目指すことにしました。これは正式決定です。

『UTMB』とは、

‘Ultra-Trail du Mont-Blanc’

の略で、『モンブランの周りを』、『総距離160kmで』、『累積標高(アップダウンの総計)9500m以上のコースを』、『制限時間46時間以内で』走るというもの。

まさにクレイジー。(詳しくはこちら

で、このUTMBはマジで目指したとして、出場資格を得るために2−3年はかかるものなのですが、偶然にも前述のシーモが今月開催されるUTMB出場するということが判明し、出国前に急いで時間を作ってもらったのが今回の会合です。

その中身についてはおいおい触れていきますが、その中でおもしろいなー、と思った場面を一つ。

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『シンジラレナイ』と言ったハラル

僕と今回のゲストであるシーモはトライアスロンをやっているのですが、熊とハラルは同じランニングチームであるものの、まだトライアスロンにトライするに至ってません。

で、そのとき、かねてから近いうちにトライアスロンにトライしたい旨を表明していたハラルが、しかしいまひとつ踏み出せない理由の一つとして、『この前、試しに海に泳ぎにいってみたんですけどね。』と話し出しました。

『海を1.5km泳ぐなんてシンジラレナイんですよねー。よく羅王さんたちあんなの出来ますね。』

とのたまったハラル。僕は、ウソだろ?と思いました。一瞬、椅子に座ってるのにのけぞって後ろの壁に後頭部でヘッドバットしそうになりました。

なぜ僕はここまで驚いたか。(実際には大して驚いてないんですが、それなりの発見であったのは事実。)

それは、

ハラルも一般人から見たら十分異常だから

ということを僕は知っていたからです。

説明しましょう。

僕、熊、ハラルはAdmiralという素人ランナー集団に属しています。チームは2013年に結成されて、確か9月頃には10km走るのがやっとだったレベル。1月に初マラソンを完走し、2014年3月のマラソンでは4時間半強(ハラル記録)。

その後5月に『野辺山を制する者はウルトラを制す』と言われるほど過酷な野辺山100kmウルトラマラソンに(色々あって)いきなり申し込み、14時間という制限時間のところを、14時間5分という惜し過ぎる僅差で涙を飲みました。(正直、走力的に完走は難しいだろうと言われてました。)

僕と熊は制限時間2分前のゴール。その他のメンバーも本当にギリギリというところでの戦いだったのですが、唯一制限時間に間に合わなかったハラルは、しかしその中身を見てみると、実はチームナンバーワンのタイムだった可能性があります。なんと、僕のOPP癖が感染したのか腹の調子が極めて悪く、計1時間以上もトイレに篭城していたのです。

が、結果は結果、OPPも実力のうちということで、残念なことになりました。あのときハラルが流していた涙と鼻水と嗚咽は、今も僕の脳裏から離れません。

実質ナンバーワンのタイムで野辺山を制した後は、ハラル氏、これまた誰にも言わずに奥多摩エコジャーニー99kmに申し込み、今度こそ見事完走。

走り始めてから1年を経ずして、フルマラソン2回、ウルトラマラソン2回という、ほとんどの人が駆け上がらないほど急な階段を駆け上がってきたハラル。普通に考えれば異常です。

で、その『異常なハラル』が、『トライアスリートにとって半ば当たり前の距離である海で1.5km泳ぐことを』、『シンジラレナイ』と言ったのです。

僕は思いました。お前も十分異常だろと。お前も十分シンジラレナイよと。

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誰しも専門以外はシンジラレナイ

走り始めてたった1年でただでさえハードなフルマラソンを2回完走し、死にそうになるというか死にたくなるウルトラマラソンを2回完走し、世間的に見れば十分な異常値にあるハラルですら、『トライアスリートにとってごく普通のこと(=海で1.5km泳ぐこと)』を『シンジラレナイ』と言ってのけたこの会話。非常に興味深いです。

体力的に、ハラルが海で1.5km泳げないということはないと思います。彼にその資格は十分にある。そして25mしか泳げなかった僕や仲間が、大したトレーニングをしたわけでもないのにその2ヶ月後には1.5km泳げるようになっていたという事実から、おそらくハラルも同程度のことはやるだろうと思います。今出来ないのは、単純に慣れの話。

論理的に考えれば、以上のような単なる経験不足にも関わらず、つまりは単純に『やってないから出来てない』だけにも関わらず、ハラルはそれを『シンジラレナイ』と表現しました。

この会話から分かることは、

ある分野に卓越しても、他の分野のことは理解できない

もしくは、

どんなに自分のとこの芝生が立派でも、隣の芝生は異様に青く美しく見える

ということです。

確かに普段の仕事でも思い当たるフシはあります。正直に言ってしまえば、どの会社にも、いわゆる『使える人』と『使えない人』がいるはずです。

にもかかわらず、例えば僕であれば、その人の名刺に『ゴールドマンサックス』とか、『公認会計士』とか書いてあれば、それだけでなんだか相手が魔法使いのように見えたりします。

僕が持っている資格にMDRTというのがあるのですが、知ってる人はそれを見ただけで、僕を実力以上に持ち上げてくれたりします。僕は好意的な勘違いは否定しません。ありがたやありがたや。

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シンジラレナイを乗り越えてみよう

逆も十分に考えられます。

このブログの目的は、日常のどこにでもある一コマから、明日への一歩を踏み出すヒントを描くことです。

今回の例で言えることは、何事に対してもこういう仮定を持つべきではないかということです。

もしかして、シンジラレナイと思ったけど大したことないんじゃ??

そして、こういう発想を持つことです。

だったら、意外と自分にも出来るんじゃ??

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とても自分には作ることの出来ないと思われる豪勢な料理に見えても、実は圧力鍋で簡単に作っただけということもあります。クックパッドを使えば、それなりの料理を誰でも作ることができます。

僕がいつも仕事をお願いしているお医者さんは、医学部を出て国家試験をくぐり抜けて、何十年にも渡って日々患者さんに接しているはずなのに、ほとんど何を言っているか分かりません。

大量の勉強を経て資格を取得した世の中の大半の税理士さんは、はっきり言ってクソみたいな仕事しかしていません。(ありがたいことに、僕の周りの税理士さんは、その大半の人たちを駆逐していくべく、日々研鑽を積んでいる実力者たちです)

実は、シンジラレナイと思って敬遠していることの、全部じゃないにしろ結構な部分は、大したことないのかもしれません。

やってみたら意外と出来ちゃった、ということ、多くないですか?

ちなみにいくら言っても信じてもらえないのですが、トライアスロンはマラソンに比べて身体に優しく、そしてゴルフやサッカー以上に誰にでも出来るスポーツです。

プールに週2回通えば、2ヶ月後には海で1.5km泳げるように間違いなくなっているはずのハラルの、意外に慎重な発言からちょいと思いつきを書いてみました。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

引かぬ、媚びぬ、省みぬ!

我が人生に一片の悔いなし!

 

 

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。