ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

IRONMAN JAPAN 2014 完『騒』記〜半年間の奇跡の軌跡 その6〜

time 2014/09/11


2014年8月24日、25mプールで溺れそうになってから約半年、今期最大の目標としていたIRONMAN JAPAN 2014(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)を完走し、無事『IRONMAN=アイアンマン』になりました。半年間の奇跡の軌跡を、またまた赤裸々に綴っておきたいと思います。何回シリーズになるかは不明。

ご参考までに、走り始めて9ヶ月で初ウルトラマンになった野辺山100kmウルトラマラソン日記はこちら。

その2週間後にダブルウルトラマンになった柴又100kmウルトラマラソン日記はこちら。

ウルトラマラソンやアイアンマンを目指す方、人生の角度を少しでも変えたい方、何とかやってはいけるけど日々出し切ってない感に苛まれている『普通の人』の気づきと勇気と元気の一助になれば幸いです。目黒勤務の『普通人』より。

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※主な登場人物

元帥:ラン、トライアスロンの師匠。筋肉かなり多め、好き嫌い多め、見た目ダヴィデ像め。柔軟体操が全く出来ず、色が黒いのに美白を目指している。

K兄さん:ミスター盤石。全てが盤石過ぎて、弱点が全く見当たらないところが弱点。海外生活が長かったせいか、『アドバイス』を『アドヴァイス』と必ず言うし必ず書く。

仙人:ほぼ同い年なのにあらゆる点でレベルの違いを感じさせる漢。見た目も中身も解脱気味。一緒に100マイルトレイルを走れる女子を目下検索中。

三人に共通するのは、全員心から尊敬すべき漢たちであり、卓越したビジネスパーソンでもあるということである。

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IRONMAN JAPAN HOKKAIDOへいざ!の前にショップへいざ!

いよいよ半年間の集大成を発揮する時が来た。

重傷と軽傷の間の中傷を負った俺の手や腕や脚も、包帯ぐるぐる巻き&消毒の効果があったのか、予想以上に早く回復した。一番ひどかった指先も、痛みさえ耐えればレースにあまり支障がないぐらいにはなりつつあった。

レース数日前、預けたバイクの復調具合を見るために、トライアスロンショップに顔を出した。

アイアンマンでは、リタイヤの可能性が一番高いのがスイム。これは、人間が本能的に持っている水への恐怖感が作用し、心を壊したときに起こる。ただこれは、今回は何とかなる気がしていた。

一番怖いのは、180kmもの距離を走るバイク。パンクをしたりチェーンが外れたりしたら、終わりである。最低限走行できるように、パンク修理の方法を、今更ながらに元帥を除くポセイ丼の初心者メンバーで店長に習いにいった。

パンクを仮定してタイヤのチューブを外し、原因を特定し、スペアのチューブを差し込んで、綺麗に整えて空気を入れる。

今までは『パンクは自転車屋さんに直してもらうもの』だったが、これからは自分で、しかもレース中に直さねばならない。自分の中の常識が変わった瞬間だった。

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新たな発見があった。

何でも出来る漢と思っていた仙人が、パンク修理に関しては全然下手クソなのである。弱点、あったんだ。よっぽど余裕がないのか、背中から汗が吹き出している。俺もなかなか手こずっていたが、仙人よりはマシだったと思う。

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そしてこんなときもK兄さんは盤石で、さっさと修理の練習を終えていく。どうも、今更ながら焦ってパンク修理キットを買い求める俺と仙人とは違い、既にキット購入済み、パンク修理コソ練済みだったようだ。

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と、ここで、一悶着あった。

長丁場のためにバイクのフロントにもボトルを装着すべく、ボトルホルダーを買うことになったのだが、俺が買ったのはプラスチックの数千円のものであったにも関わらず、K兄さんが買ったのはカーボンで◯万円するものであることが発覚した。

所詮はボトルホルダー。ボトルをハメるだけの機能だし、プラスチックだろうがカーボンだろうが、基本的に走力に違いは生まれない。単なるこだわりの差があるだけだ。

そのこだわりの差なのだろうか。K兄さんは、何の逡巡もせずに、◯万円のボトルホルダーを購入していた。そして仙人が買う段になって、残念ながら◯万円のボトルホルダーしか残っていなかった。仙人は呻いた。

『ち、違いなんてないですよね?高い意味ないですよね?』

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店長が言う。

『いやー、そのボトル付けるとバイク速くなりますよ!』

ウソかホントか、どちらかというとかなりウソ寄りのアドバイスに背中を押されて、というかそれ以外に選択肢がなく、仙人は泣きそうになりながら◯万円のボトルホルダーを購入することになった。

K兄さんはNO逡巡即決で◯万円のボトルホルダーを買い、仙人は呻きながら◯万円のボトルホルダーを買った。資本力に明らかな差があることが明らかになった瞬間であり、また、以後俺と仙人が資本の合併を真剣に考えるきっかけにもなった出来事であった。

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以後繰り返された会話はこんな感じだった。

店長『コレがあるとバイクでの補給がうまくいきますよ〜』

俺、仙人『か、買います!!!』

K兄さん『あ、それもう買ってあるよ〜』

俺、仙人『えっ???』

 

店長『コレがあるとランまで保つんですよね〜』

俺、仙人『か、買います!!!』

K兄さん『あ、それもう持ってるよ〜』

俺、仙人『えっ???』

・・・

K兄さんはあまりに盤石だった。俺と仙人はレース数日前にして、圧倒的に準備が不足していることを、K兄さんの盤石ぶりを見せつけられながら痛感するほかなかった。

とりあえず中破したバイクも修理が完了したのでひと安心。大量の補給食やサプリメント、アイテムを購入しまくってショップを潤わせるだけ潤わせた俺たちは、ついに北海道に旅立つことになった。

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IRONMAN JAPAN HOKKAIDOの会場へいざ!

北海道の新千歳空港について、そこから洞爺湖までは車で約2時間。一番下っ端ということで俺が運転する。

一応全員免許は持っているが、元帥は右折は出来ても左折と駐車が苦手ということが判明しているため、リスクを最小限に抑えるために運転はご遠慮いただく。

会場に着くと、まずは出席が義務付けられている説明会に。今回参加するのは1300人ほど。そのうちの数百人が、会場に集う。

この人たち全員が既にアイアンマンか、これからなるアイアンマン候補生。出ているオーラが別格の人もちらほら。コース概略、ルール、注意点などをおさらいしていく。腕にIRONMANと書かれたタグを付けられ、俺もついにアイアンマンに挑戦するんだと、無性に闘志が湧いてくる。

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昼飯どきなので、産地のものをと思って色々巡ったが、驚くほど店が少なく、かろうじて空いているお店は満員だったり、サミットで世界中のトップが集まったと噂のウィンザーホテルは遠すぎ、何件も回った挙げ句、普通にラーメンを食べにいった。

ここ洞爺湖でのアイアンマンはまだ2回目の開催ということで、何となく街全体がまだアイアンマンに慣れてない感じがした。ラーメン屋のおやじさんも、『まったく、なんでこんなに人がくるんだ!あーいそがしい!』と、半ば舌打ちしながら対応してくれた。

どうやら、なんで人が増えてるか知らないらしい。すなわち、すぐそこで開催されるアイアンマンのことを知らないらしい。地元への周知は、今後の課題だろう。

写真はピンクの看板のラーメン屋さんから出てくるピンクのリュックを背負った元帥。

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この日は洞爺湖入り、説明会、ランチとこなした後に、180kmにも及ぶバイクコースの下見をすることにした。

道中、仙人がどうしてもスイカが食べたいというので、見つけた八百屋さんでスイカを購入。なんとひと玉。四人で仲良く割って食べた。

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お行儀の悪い人が一人。筋肉が盛上がりすぎていて、スイカを持つと力を入れてなくても粉砕してしまうらしい。

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時間に厳しい元帥は、のそのそとスイカを買ってきた俺に怒りを感じていたようで、早くしないと間に合わない、早くしないと間に合わないと、180kmのバイクコースの視察を早くするように、スイカを粉砕しながらプレッシャーをかけてきた。

食べ終わった俺たちは、バイクコースの視察に出かけた。俺と兄さんと仙人で交代で運転していたが、ふと後ろを振り返ると、あれほど俺の時間管理の甘さを責めていた元帥が、気持ちよくご就寝されていた。

結局、元帥閣下はほとんどバイクコースを視察することなく、その大半を夢の国で過ごされたようである。

コース自体は事前に聞いていた以上のアップダウンにまみれていて、『3.8km泳いだ後にコレ走って、最後にフルマラソンかよ・・・』と、俺たちを戦慄させるには十分な長さと強度を持っていた。

アイアンマンは、やはり簡単じゃない。

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帰って夕食を摂ったら、今度は恒例の準備披露会。今回はこれだけの補給食を用意した。

俺の身体(=85kg)だと、15時間ほど動き続けたとして、消費するのはおよそ12000キロカロリーから15000キロカロリー。この1年、1500kmを越えるランニングをしてきたのに、1kgぐらいしか痩せなかった俺は、残念ながら普通の人に比して大量にエネルギーを必要とする。

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これらを、なるべくバイクの前半戦で身体にぶち込んでいく。後半は胃が疲労で何も受け付けなくなる可能性が高いからだ。

ワイワイガヤガヤ、あーでもないこーでもないと話をしていたら、いつの間にか俺は力尽きてしまった。

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『デカいな〜』と兄さんの声が聞こえる。

『邪魔だな〜』と元帥の声が聞こえる。

『動きませんね』と仙人の声が聞こえる。

みんな悪口ばっかりだ。うっすら悪口言われているのは聞こえているけど、起きられない。

戦いは明後日。それまではゆっくり休もうと思う。

そして次の日、思いもよらない事件が起きた。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

引かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。