ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

インド5弱の衝撃!8年ぶりに行ったインドの話 その3

time 2014/10/01


8年ぶりにインドで逝ってきました。今回は随一の経済都市ムンバイ。

全く変わっていないインド、大きく変わったインドの両方が楽しめた旅でした。

インド5弱の衝撃をどうぞ。日本が抱える問題点の解決策を持ってる気がするのは気のせいだろうか。。。

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※主な登場人物

トミー(Tommy):世界屈指の外資系コンサル会社に勤めるエリートな漢。ふとしたきっかけからムンバイに赴任することとなり、今回の旅のホストして活躍。なぜか俺に色々と相談してくる。語学が堪能。ランチームアドミラル所属。

マッチ:某ITベンチャーの若きエグゼクティブVP。カラオケで必ずマッチの曲を歌うところからマッチと呼ばれている。体型もマッチ棒っぽい。息を吸いながら話し続けることが出来る特技の持ち主。ハートが異様に強い。語学は堪能とは言い難いが、魂で話す。

ザック:公認会計士に教える公認会計士。フルマラソン3時間30分切り(サブ3.5)まであと8秒というとても惜しい漢。会計士仲間の先輩には『おしゃべりクソヤロー』言われるほど普段は饒舌で俺から見てもとても話が上手いのだが、今回の旅では貝になっていた。ランチームアドミラル所属。語学は堪能に見えていたのに、結構とんでもない実力だった。

エンペラーの会:俺が主催する勉強会。共に学ぶ同志。

三人に共通するのは、全員心から尊敬すべき漢たちであり、卓越したビジネスパーソンでもあるということである。

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おのぼりさんなザック帝、到着!

『徒歩5分のカフェに』に行くつもりが『オートリキシャ(バイクみたいなの)で1時間』のカフェにたどり着くという、この時点でインド1強の衝撃を受けながら、微塵も揺らぎを感じさせないトミーについて、ムンバイ空港に戻った。

ザックをお迎えに来たのだ。

僕から遅れること4時間のザックは、ビジネスクラスの直行便(勿論陸マイラー)でエンペラーな旅をしてきた僕とは異なり、成田→シンガポール→ムンバイと、距離的にエンペラーなプロセスを経てここまで来る。

ザックはエンペラーの会の中では、最年少ながらも会計士ということもあり、CFO兼書記を任されている。会を閉めるときの、『お会計お願いします!』というエンペラー随一の甲高い声には、いつも惚れ惚れする。会計士に教える会計士という立場もあり、聴衆を相手に話すのは、どのエンペラーよりも上手い。

そんなザックが、到着!

・・・

・・・

しない。

出てこない。

電話しろと言ったはずなのに電話もなく、勿論メールもなく、何かしらのトラブルに巻き込まれた可能性もあるが、そんなのが起こるような空港ではない。

僕とトミーは、仕方なく仕事をした。空港に到着したときとこのとき、両方ともトミーのテザリングを使わせてもらった。『インドではネットが遅いので、必要な場合は僕の携帯経由でのテザリングを使ってください。』と事前にトミーからアナウンスされていたのでお願いしたのだけれど、ブログにはまるで、僕が『四六時中テザリングを要求してくる貪欲な漢』かのように書かれてしまった。

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会社のエラい人の話を思い出した。『京都は怖いよ』という話。初めて赴任したときに、京都の実力者のところに挨拶にいったときのこと。ニコニコしながら『さ!さ!どうぞ!座ってください!移動でお疲れでしょうから!』と言われて、『ではお言葉に甘えて・・・』と座ったが最後、『アイツは勝手に座る礼儀知らずなヤツだ』と以後排斥されてしまうとのこと。親しき仲にも礼儀ありの、ちょっと気をつけなければいけないバージョンだ。この場合、『いえいえ、立ったままで結構です。』が正解らしい。怖い怖い。

『テザリングはいつでもどうぞ!』は、トミー一流の、エンペラー同士の親しさの内にも最低限の礼儀があるかどうかのテストだったようだ。エンペラーなら、そういうのは固辞して、自分でモバイル端末を持ってくるべきだということなんだろう。

容易に引っかかった僕は、会長にも関わらずエンペラー失格の烙印を、トミーの中で押されてしまったのかもしれない。エンペラーの会にトミーを誘ったの、僕なんだけど・・・

***

さて、散々待たされた上、全く遅れた理由が分からないまま、ようやくザックが合流した。

トミーが本来入ってはいけないエントランスの中までリスクを侵して入り込み、捜索の末ザックを見つけ出したのだ。

推測でしかないが、恐らく、ザックは初めてきたインドに気圧されて、『まごついていた』のだろうと思う。

『まごつく』。これは、我々の世界では、『あわてる』とか『うろたえる』とか以上に、本人にとってはイタい形容詞だ。辞書の定義は以下。

【1】「あわてる」「面食らう」は、不意を突かれてどうしてよいか分からなくなる意。「あわてる」は「慌てる」とも書く。

【2】「うろたえる」は、予想もしなかった事態に直面して、その解決策を求めて、懸命にもがくといった意味合いをもつ。

【3】「まごつく」には、「あわてる」「うろたえる」にある、早くどうにかしたいという懸命さは薄く、不慣れのためただ迷っているというニュアンスが強い。

最後の、『早くどうにかしたいという懸命さは薄く』の部分が、特に主体性を大事にするエンペラーの会や、ランチームアドミラル、トライアスロンチームポセイ丼では非難の対象となる。主体性こそが、人生を切り拓くという信念がある集団だからだ。

主な使い方としては、

【1】『あれ?最近熊(熊系のそのそ感満載のサブ4ランナー)見ないよね?また冬眠してまごついてるのかな?』→滅多にFB上に出てこない熊が、出てくる気もないであろうことを隠喩している様。

【2】『元帥、もしかしてまた一ケタの計算、まごついてませんか?』→計算間違いをよくする元帥(僕の師匠)が、それを恐らくは悪いこととも危機的な状況だとも思っていないであろうことを懸念した様。税理士の元帥は、最近知ったのだけれど5以上の数を苦手としている。

【3】『仙人って、結構パンク修理でまごついてるんですね。』→自他どこから見ても何でも出来ると断言出来るほど有能な仙人(=ポセイ丼チームメイト)に対し、意外な弱点を持ってることをことさら強調し、レース前に本人に精神的ダメージを与えることを目的とした口撃の一種。まごつく人間が嫌いな仙人は、まごつき扱いされると相当に凹むので結構使える。

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飛行機もほぼ定刻通りに到着し、多少混んでたとはいえ、入国審査がそこまでかかるわけではないはずなのに、結局のところ散々まごついた状態で現れたザックは、驚くほどおのぼりさん満載臭をぷんぷん漂わせていた。

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分かるだろうか、このノーテンキな感じ?不思議の国インド、カオスの国インド、超絶な金持ちと猛烈な貧困が同居する国インド、一寸先はカレーな国インド。

そんな国に、緊張感のカケラもない状態でやってきた。軽井沢とうちゃーく!みたいな感じ。

インド経験のある僕でさえ、最初は少し気を引き締めてくるのがインドなのだけれど。(最初引き締めておいて、慣れたらタガが外れない程度に少しずつ緩めていくのが常道。)

ザック自身、この後身体中の隙間全てから、何の遠慮もなくインドが入り込んできて呻くことになるとは、このとき微塵も感じていないようだった。

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ようやくこの日のエンペラーが全て揃った僕たちは、トミーが手配してくれたタクシーに乗って、市内のホテルへ移動することにした。ぼったくりの国インドにも関わらず、空港のタクシーチケットを買うと、一切のぼったくりなしで、決められたホテルにきちんと向かってくれる。

逆に言えば、通常では、1、ぼったくられ 2、お願いしたホテル以外のホテルに連れていかれる のは、わりと普通なのがインド。さすがは経済都市、その辺はしっかりしている。(というかそれが当たり前であってほしい。)

整然と並び、事前に登録されたナンバーの車に乗り込む。このへんも、カオスなインドしか知らない僕からすると、大いなる進歩だ。ムンバイに着いた人は、空港内のチケットセンターでタクシーを押さえること。これを覚えておいてほしい。

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Sea Linkという高速道路をひた走り、市内のColaba地区へと向かう。トミーが手配してくれた、3つ星ホテルだ。日本の感覚だと、3つ星だとヒルトンやハイアットなどの一流ホテルより、ちょびっと落ちるぐらいだろうか。インドの感覚だと・・・

このとき、車内はほとんど無言だったが、トミーとザックはそれぞれ違う理由で物思いにふけっていたようだった。

トミーは、この地に初めて降り立ったときの、赴任が1年に及ぶことに対する希望と不安にまみれた数ヶ月前を思い出していたようだ。僕も旅行で1年ならまだ大丈夫だけれど、そこに仕事を乗せろとなると、正直自信はない。

ザックは、『な、な、な、な、なんなんだこの国は!!!!こ、こ、こんなの、学校で習ってない!!!!』と、暗闇からも少しずつ見えてきたインドの輪郭に、衝撃を受けていたようだ。

エリート高校から素晴らしい成績でKOBOY大学に推薦で入学し、そこから在学中に会計士合格へとひた走り、今もエリートとして辣腕をふるっている、ちょっとビニールハウス育ちなザック。この国は、残念ながら水質管理も温度管理も、自動ではしてくれない。奥さんに手渡された付箋貼りまくりなガイドブックを片手に、プルプルと震えながら、隣に座っていた。

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ホテルに着いた。もう23時を軽く回っている。お腹はぺこぺこであり、すぐにでもご飯にいきたい。3つ星ホテルは、ラブホテル感満載のギラギラしたネオンを放っていた。トミーは、あらゆる面で、エンペラーの精神力を試そうとしてくる。

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 GODWINするホテルとは、相当エンペラー的だ。

ここでも、『3つ星』ということでヒルトン級やハイアット級よりほんの少し控え目なホテルを期待してたと思われるザックは、見事なまでに固まっていた。受付で歯を食いしばり、既にやや涙目なザック。まだ何も起きていないのに、混沌とした街並や暗闇からいきなり現れるインド人、そしてどこかマサラな臭いに、心をやられたようだ。

よほど、恵まれた家庭で育ったのかもしれない。

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この日は、ほとんど深夜0時頃から始まった晩餐となった。この旅初めてのインド料理に舌鼓を打ちながら、この国に無事到着出来たことを喜び、全てのロジを担当してくれたトミーへの感謝をし、わざわざ東京からムンバイに来たアホな二人への歓迎の意をトミーが示してくれ、その他にも色々な話をした。

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あまり普段感情を表に出さず、外資系金融よろしく極めてロジカルな話をするトミーが、『嬉しい』と、素直に心の内をあらわにすることに、意外な感銘を受けた。インドは、人の心を裸にする場所なのかもしれない。

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ふと横を見ると、奥さんが予習しまくって奥さんが付箋を貼りまくってくれた『地球の歩き方』を持ったザックの手が、まだプルプルと震えていた。どうやら、奥さんからのレクチャーしか聞いていなかったみたいで、予習はばっちりなようだが本番の雰囲気に呑まれた受験生状態になっているらしい。

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部屋に戻ると、後は寝るだけ。まだ無言でプルプル震えているザックに、僕は一言言い放った。

『このホテル、めっちゃ綺麗な方だぞ?』

8年前、僕が泊まったホテルは一泊150円ぐらいの1つ星ホテルだった。外から丸見えの1階で、ドアではなく網戸で仕切っていた。が、残念ながら家の中にアリが沢山いたため、勇気を持ってバケツの水で流した。ら、部屋が傾いていたらしく、部屋の隅に水とアリが大量に堆積してしまった。翌朝起きたら、またどこからか進軍してきたアリがベッドの上にも大量にいて、結構精神的にきたものだ。

そんな話をしたら、ザックはまた一段と痙攣し、白目を剥き始めた。見かねた僕は、日本から持ち込んだ落ち着き3点セットの、『致知』、『ペッツ』、そして今やドバイで大フィーバーしている『ヨックモック』を広げ、ザックの精神を安定させようとした。

日本のお菓子を食べて、少し正気を取り戻したようだ。既にヒットポイントは1ケタになっているらしい。

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この日は、所属するランチームへの忠誠心を示しながら、寝床についた。

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ザックはランチームアドミラル最速の漢としての使命感からか、ムンバイを走ると決めているらしい。僕もランシューズで来ているため、明日のランニングを互いに誓いあい、ベッドに潜り込んだ。

明日からは、いよいよムンバイでインドを知ることが出来る。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

引かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

 

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。