我らが錦織選手がグランドスラムのUSオープンで日本人史上初の準優勝に輝いてから、はや2ヶ月が経とうとしています。
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日本全体が錦織選手の決勝進出に歓喜し、そして残念ながら準優勝となったことに落胆したことと思います。元プロテニス選手の弟を持ち、自身も一時期テニスをかなり真剣にやっていた身としては、本当に誇らしい気持ちになりました。
で、あの準優勝のあとに、一応色々な人が分析している記述を見たのですが、誰も触れていなかったであろう部分について、個人的に思うところを書いておきたいと思います。
題して、錦織選手が準優勝に『輝いた理由』ならぬ、『終わった理由』。
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※以下の分析は、テニスのアマチュアの中でも相当レベルに難のあるいち個人が何の責任もなく書いたものです。テニスファン、錦織ファンの方、ごめんなさい。
錦織選手は、ラオニッチを降してベスト8に、ワウリンカを降してベスト4に、ナンバーワンのジョコビッチを降して決勝に進みました。元はと言えば、全員格上。すごくね?
と、言いたいところですが、その分析は腐るほどメディアにも書かれているし、テニスフリークの方々がブログやSNSでまとめてるので、そっちに任せるとして、肝はその後の記者会見だったように思います。
『勝てない相手はもういないと思う』
と語った錦織選手。僕はこれを聞いたとき、おお、ついに日本人が世界の頂点に王手をかける日が来たか、と思いました。
同時に、あれ?と思ったセリフが一つ。
ラオニッチ、そしてワウリンカを降した後の記者会見で、恐らくですが両方とも、
 

『決勝にいくまでは喜べない』

 
なる主旨の発言がありました。
あれ?決勝にいったら喜ぶの?優勝したらじゃなくて?
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このブログで以前触れたことがあるのですが、先日引退した水泳の北島康介が、オリンピック金メダルを目指して猛練習しているときの練習法を思い出しました。
『ゴールの数m先に自分だけのゴールを設定する』
というやり方です。なんのこっちゃいな?
これは、人間が到達点を意識した瞬間に、どんなに鍛えている人でも無意識に脱力してしまって、最後のひと伸びが出来なくなるという生理的な反応を合理的に抑えるために勘案された練習法なのだそう。
ゴールの壁をゴールと認識してしまうと、そこに至る最後の最後で脱力してしまい、コンマの世界の勝負に負けてしまう。なので、自分だけのゴールをさらに数m先に設置し、そこへ全力へたどり着こうとする過程で、いつの間にかリアルな世界のゴールにタッチしている、と、そういうことのようです。
北島選手程の人でも、人間の無意識の反応には勝てないのだと、そのとき膝を打ったものです。
それからの僕は、例えば社内の表彰制度などに関して、目標とする数字の1.5倍程度を達成するよう計画を立てています。多少の計画外の事が起きたとしても、それなら目標を達成することができます。庶民の浅はかな知恵です。
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今回の、
『決勝にいくまでは喜べない』
というセリフ。僕はこれを錦織選手が自分の口で言ってしまったことによって、無意識の足かせを自身にハメてしまったのだと解釈しています。
決勝にたどり着いたのだから、ある意味もうオーケー。そんな風に彼の意識がなっていたとは思いません。プロだし。でも、無意識の世界では、ひょっとしたらなっていたのではないでしょうか。
 
勝負の世界にタラレバはありませんが、もしかしたら、もしかしたら、例えばそれが、
『優勝するまでは喜べない』
とか
『3連覇するまでは喜べない』(まだ優勝すらしてないのにビッグマウスだけど)
とかだったら、無意識の足かせがハメられることもなく、優勝したチリッチ選手と100%のチカラでぶつかることができていたのではないか。そしてその場合は勝てたのではないか。
そんなふうに思う今日この頃。
ド素人の分析でした。
 
ちなみに、空手のパンチでも、相手にパンチがたどり着いたところで腕が伸びきるようだと、まったく伝わりません。当たってからあと一押し出来るぐらいの曲がった状態で当てると、貫通力ある重いパンチになります。
 
 
 
 
 
 

僕は1日1時間をトイレに充てるタイムマネジメントしてます。いついかなる時も括約筋が崩壊しても良いように、バッファを持たせてるからです。プロアナリストですから。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

引かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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