ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

そのヒトの歴史を知ると好きになる法則

time 2014/12/12


 

結婚式に何回か出ていていつも感じるのは、『相手側(だいたい僕は新郎側なので新婦に関して)に対する期待と不安』です。

要するに、自分の仲良しのヤツが誰と結婚するのか、当日までまるで分からない。よっぽど仲良しであれば事前に紹介されて分かることもあるのですが、大体はそんな暇もなく、当日のビデオを見てどんな人か分かる、というケースが圧倒的だと思います。

そして司会の方の紹介やビデオ、式の数時間での振る舞いを見て、『あー、いい人見つけたんだな。』と安心する。皆さんそんなパターンが多いのではないでしょうか?

同時に、式や披露宴が始まる前と終わった後ではほとんどの場合、今まで未知だった相手側に対して、好意的な印象を持つようになっているのではないでしょうか。

今日はこれがなぜ起きるのかについて、少し触れたいと思います。

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『オビスポ』について

僕には、一つの習慣があります。それは、

『気になる人がいたら、その人のブログを全部読む』

というもの。

ITは虚飾がいくらでも出来そうというイメージがありますが、ことブログに限っては、僕は『その人のありのままが出る』と思っています。エルサが書けば少なからず暗いものになるでしょうし、アナが書けば底抜けに明るいエントリばかりになる、そう思っています。

大体10エントリぐらい読めば、その人の思考のレベルや価値観みたいなものは、おおよそ掴めます。エルサが頑張って明るいエントリを書いてもどこかで暗さが出てしまうし、アナが神妙なエントリを書いても、どこかで何も考えてないことがバレると思います。

 

で、最近気になるのが、最近よく遊んでもらってるオビスポ。(ご本人のプライバシー保護のために、仮名としております。)

スペックだけ見たらヤバいです。T大卒、でもなぜか数回留年。誰でも知ってるベンチャー2社でベンチャー特有のむちゃくちゃな働き方をした後、なぜか退職してちょっとだけ勉強して国立医学部にあっさり入学。今はフルマラソンで4時間切りを目指して、囲碁を初めて3ヶ月で初段に迫る勢い。

中身もヤバく、そんなハイスペックなのにどんどん自分を追い込んで、加速的な成長を見せてる(らしい)。『らしい』というのは、僕がオビスポの十分に高い現在地点しか知らないからです。

まぁ、オビスポがどれだけ成長したとしても、実力では圧敗しますが年齢はいつまで経っても僕が上なので、それはそれで絶対に越えられない壁として敬ったり労ったりしてほしいもんです。長幼の序は守らないとね。

 

さて、このオビスポ。偉いなぁと思うのは、『約束したことは守る』ということ。初フルマラソンでサブ4をやると意気込んでいたので、その達成の手助けになれればと思い、結構辛辣な罰ゲームをふっかけました。彼は二つ返事で了承しました。

結果、残念ながらアクシデントもあり、初マラソンでのサブ4は達成できませんでした。東京人であれば、そういった罰ゲームの類いの約束は、ミッションの未達とともに水に流すもの。優しさという言い方も出来ますが、ただの妥協であるとも言えます。

オビスポはきちんと罰ゲームを受け入れました。一般的な価値観ではとても受け入れられない罰ゲームなのですが、彼はミッション未達の悔しさを自身に刷り込ませるべく、パラダイムのストライクゾーンを大リーグの何倍にも拡張して、完全にデッドボール級の約束を果たしました。

漢です、オビスポ。

 

まぁそれはどうでもいいというか、スパイス程度の話なのですが、ともあれ、僕にとってこれほど漢気に溢れたオビスポが、最近は少しずつ気になる存在になってきました。年下ではあるけれど、これほどの速度で動いている彼に嫉妬したからです。また、そのエネルギーを少しでも分けてもらいたかったからです。

それでブログを全部読む事にしました。ハイスペックで順風満帆に見えたオビスポにも、実は悩みがあり、結構な葛藤があり、かなり出来ないことがあり、そこそこのプライドがあり、ということが、見えてきました。

鉄仮面(ほぼ無表情。怒りと笑顔がほぼ同じ顔)のオビスポは、ちょいと中身を測り難い局面が多かった(無表情なのに実は喜んでたとか)のですが、ブログを読んだことで彼に対する僕の興味は、昇龍拳のように垂直立ち上がりしました。

 

ヒトは、ヒトの歴史を知ることで好きになる

話を戻します。

当然のことながら、式から披露宴のたった数時間で、初めて見た相手側の人となりが分かるはずもありません。だからそれで印象が良くなるわけではありません。

が、多くの場合、どうやって育ってきたか、何を大切にしてきたか、出逢いはどうだったかなどの、『その人を知るための歴史テンプレート』みたいなものに沿って、相手側の情報が怒濤の勢いで押し寄せてきます。

そして、その中身の是非ではなく、その情報を手に入れたことそのものに対して、人は好意を抱くのです。自分は文系だけど、新郎の奥さんが理系で数学オリンピック出た経歴の持ち主らしいからあまり好意を持てない、とか、そういうことではないのです。人は人の歴史を知ることによって、その人に好意を抱く生き物だということです。

同じことが、ビジネスでも起こっています。結局、色々と合理性や効率性が関係しながらも、最後は『好きか嫌いか』でモノの購買を決める人って、多いのじゃないかと思います。いくらペヤングが他社商品より好きでも、ゴキブリが入っていたというニュースの直後に食べられる人は、そう多くはないはずです。

昔は商品の効果効能で選んできた人も、その効果効能がほぼ横並びの状況となってしまった現在、何を優先するかと言えば、先の『好きか嫌いか』という感情です。

そしてその感情を左右するのが、『そのモノの歴史』を知るすべがあるかどうかです。開発秘話や会社の成り立ち、開発者の苦労話など、商品の歴史が分かるだけでその商品を好きと感じる可能性は飛躍的に高まります。スタバの経営者の本は読んだことがあっても、エクセルシオールの経営者の本は読んだことはありません。

ブログの良いところは、『思考の歴史』を残せるところです。いまどんなにスゴく見える人も、当然そこに至るまでには悩みも苦労も失敗もしているもの。でもその人だけを見ていては、その人の現在地しか見えません。ブログであれば、過去の軌跡が露になっているので、その人の歴史をトレースすることができます。

尊敬するサイバーエージェントの藤田社長や、カラーズの経沢社長もブログを書いていらっしゃいますが、大昔のを見てみてください。

失礼ながら、『超つまんない』んです。びっくりするぐらい。何も伝わってきません。ただ書いてるだけ。

で、逆説的ですが、こんなスゴい人たちにもこんな頃があったんだということで、僕はこの二人が前よりも好きになったのでした。

オビスポのことは生意気なので別に好きではありません。尊敬してるだけです。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。