囲碁セットが落ちていたので娘に聞いたらいきなり泣いたので褒めた話


今朝、娘を泣かしてしまいました。というか、何も言ってないのにあるやり取りのあと、勝手に泣いてしまいました。

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今朝の出来事

僕はこの11月から囲碁をやっています。2015年6月に五段を取得するという無謀な挑戦。その一環で、家には碁盤シートと碁石があります。結構本格的なやつで、碁石はガラスで出来ています。大事なものなので、僕がいないときは触るなと娘には言ってあります。

昨夜、モンスターとミーティングをして帰ったら、普段僕の部屋にあるはずの碁盤と碁石がなぜか居間に落ちていました。置いてあるというより、文字通り落ちていました。

今朝娘に聞いたら、なぜかいきなり泣き出しました。どうやら、ガラスで出来た碁石を一つ割ってしまったとのこと。ママに囲碁を教えてあげようとして、一通り終わった後に片付けようとしていたら、五歳児なのでモタモタしているうちに落として割ってしまったようです。

怒られる!と思ったのでしょう。娘は泣いてしまいました。僕は『プリキュアのアニメを見るでなく、わざわざ囲碁をパパがいないときにやろうとしたこと』に衝撃を受けて、むしろ満面の笑みでなだめましたが。

勿論、聞いて初めて碁石を割ってしまったことをゲロった件については、きっちり自省を促しました。

 

毎週のピアノ教室で思うこと

女の子の定番、ピアノ教室に通わせており、引率は仕事が入らなければ僕の役割です。毎週一生懸命、小さい手で頑張っています。

先生が結構熱血系なので結構すぐうまくなるのですが、気になることが一つ。プチ発表演奏をしょっちゅうする中で、先生も親御さんも、うまく弾けたら笑顔になります。しかし子供たちが少し間違ったりすると、しかめっ面になります。

うまく弾けたら笑顔、間違ったらしかめっ面。この繰り返し。

想像付くと思いますが、これではいつの間にか子供は、

▼何かに成功すること=良いこと

▼何かに失敗すること=悪いこと

だと思うようになってしまいます。

おいおいちょっと待て。これじゃ親御さんが理想像として望む、『チャレンジ精神に溢れた子供』なんて出来るはずないよね?

うまくいったら褒めてあげて、失敗したらもっと笑顔で褒めてあげるぐらいじゃないと、失敗を怖がるようになるよね。

『失敗は成功の母』という言葉、知ってる人は多いかと思います。でもそれは、失敗が成功と同じぐらい楽しいものだということを親が教えてあげないと、やはり子供はどこかで失敗を避けるようになります。

いくつかの失敗でしかめっ面されながら大きくなって、大人になってから『失敗を恐れるな』とか言われたって、そう簡単に人間変われるもんじゃーないでしょと思います。

赤ちゃんの頃は、いくら失敗しても褒める親御さんは多いですが、言葉が通じるようになったぐらいから、失敗をとがめるようになります。

勿論ある程度の年齢になって失敗しちゃいけないことというのはあります。例えばトイレに5歳児が失敗しちゃいけない。でも一方で、良い失敗はきちんと許容してあげる必要があるのではないでしょうか。そしてそれは親の器そのものなんじゃないでしょうか。

 

良い失敗、悪い失敗

マトリックス化すればこういうことです。子供の行動(大人も)には、次の4つがあります。

【良いこと】
1、成功(ピアノが上手く弾けた)
2、失敗(囲碁をやろうとして碁石割っちゃった)

【悪いこと】
3、成功(他の子のおもちゃを順番待ちせず横取りした)
4、失敗(落ちてた刃物を振り回してて、何か事故が起きる前にたまたま発見して取り上げた)

1を褒めるのはまぁ当たり前でしょう。3はきっちり叱りましょう。4は実害が出なかったのがラッキーなだけで、3と同様気合いを入れて叱りましょう。ここを逃すとあとで惨事が起きます。

問題は、2です。ここまでの流れで、1の元となる2を許容し、むしろ奨励し褒めるぐらいが正しい対応だということは分かると思います。

しかしながら、なんとなく3、4と同じノリで叱ってしまったり、そこまで行かずともしかめっ面をしてしまう親御さんがとても多い。(僕も気をつけてるつもりですが、いつのまにかそうなってることもあります。)

『失敗は成功の母』の方程式が示す通り、2を増やすことで1も結果として増えます。1ばかりやっていては、実は子供の成功というのはどんどん少なくなっていきます。いわゆる、『出来ることしかやらない子』が出来上がるわけです。

問題は2です。2に注力しましょう。意識して褒めましょう。2の『良いことをやろうとして失敗すること』の総数が、1のボリュームを決めます。

僕は今朝、この2を侵してしまった娘を意識して褒めました。カノジョは、囲碁がキライにならずに済んだようで、『またいごやろうね!』と言ってくれました。

今日書いたことは、子供の話ですが大人もまるで同じです。特に自分で自分を評価する大人の場合、2をどのように捉えるかにより、人生そのもののクオリティが変わってきます。

2ね、2。自分の2を褒めましょう。

ちなみに、今やろうとしているプロジェクトも、勢いよく失敗しそうです。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

 

3 thoughts on “囲碁セットが落ちていたので娘に聞いたらいきなり泣いたので褒めた話

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