ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

『妖怪ウォッチ』の映画がまだ上映してないことを娘が一瞬で見抜いた話

time 2014/12/19


 

先日、またも五歳児にほほー、と感心した出来事があったので、毎度のことながら振り返り。

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妖怪ウォッチの映画がやってない!

まずはこちらの会話の流れをトレースして、当日何が起きたかを少しシェアしたいと思います。

娘『ねーねー、パパー、ようかいぼっちのえいがやってるからみにいこーよー』

僕『えー?でも調べたけどやってなかったよ?ないない、まだやってない。』

娘『やってる!あたしみたもん!ぜったいやってる!パパうそつきだー!』

僕『やってないって、あとで映画館の前通るからそのときやってるか見てみようよ』

・・・映画館の入ってる建物にあと50mほどのとこまで近づくと・・・

娘『あ!やってない!ようかいぼっちのえいが、やってない!』

え?あんたどこ見て言ってんの?と思ったら、50m以上先の、アミューズメント施設の壁面の映画宣伝コーナー(一つの映画あたり、A3×3つ分ぐらいのそんなに大きくない壁面広告、近寄らないと目が悪い人には分からない)に、さんざん見た『アナ雪』はまだ掲載されていたけれど、『妖怪ウォッチ』は確かに掲載されてないことを発見しました。

他にも10個ぐらいの映画が掲載されてましたが、近づいてみたら確かに『妖怪ウォッチ』は、まだ上映していない模様でした。妖怪ウォッチは、どうやら来週から上映のようで、その宣伝広告を見て、もう上映してるものと勘違いしてたのでした。

娘『ようかいぼっちやってないからねー。またこんどだねー。あたしもそうおもってたんだ♪ しってたよやってないの♫』

とのたまう五歳児。少し生意気であります。

 

このやり取りの異常な点

さて、この何気ない微笑ましい父子のやり取りですが、その中にいくつかの異常な点が垣間みられました。どこがスゴいか分からなくて夜も眠れないと哀願するあなたのために、僕なりの分析結果を披露したいと思います。

1、アフリカ人並みの視力
50m以上先の、A3×3つ分ぐらい、つまりだいたい50cm×80cmぐらいの枠に描かれた映画の宣伝広告(上映されてる映画が2列×5行ぐらい羅列してる)を見て、そこに『妖怪ウォッチ』の画像がない!ということを発見した娘。

僕はちなみにそれを娘が言い始めてから、つかつかと建物に歩み寄って、ようやく20mほどの距離に来たときにそれが事実だと分かりました。

なお、僕の両目は裸眼で1.5。その辺のヤツにはそうそう負けませんが、娘はケニアのサバンナに住んでるウポポ族と同じぐらいの視力をしていたようです。

 

2、『そこに存在しないモノ』を発見した
人間は、そこに存在するモノを認識することは得意です。反対に、そこに存在しないモノを認識するのは苦手です。『やってない犯罪を証明することは難しい』と法学の世界で言われるのと同じ理屈で、ないものを知覚することは困難を伴います。

それが子供となればなおさらで、思考が大人に比べて短期的で近視眼的な子供は、『ある』モノは認識できても、『ない』モノを捉えることはほぼ出来ません。

が、今回、娘が10個の映画広告の中から、『妖怪ウォッチの画像がない=まだ上映してない』ということを判断するのに、先のアフリカ人並みの視力であるのも加わってか、50m以上手前から見てかかった時間は1〜2秒。ちなみに、僕は20m付近まで近づいて、一つ一つ妖怪ウォッチでないことを確認してかかったのが5〜6秒。

ハンパない空間把握能力、回転力です。

 

3、前言撤回、朝令朝改

『パパうそつきだー!』とまで言っておいて、妖怪ウォッチが上映していないと判明した瞬間、『さいしょからしってたんだー♫』と手のひらを返す娘。

前言撤回も、朝令朝改も、そこらのヒラメサラリーマンなんぞ歯牙にもかけないほどの身代わりの速さです。しかもその後の『さいしょからしってた』な主張は、何が何でも最初からそうだったと言わんばかりの圧力。

『で、でも妖怪ウォッチやってるって言ってたじゃん』というパパの指摘を、『そんなこといってないよー、パパのうそつきー』と、何やらこちらが悪いかのような気がしてくる反論で粉砕してきます。

やりおるわい。

 

ウチの子が特別なのか、否!子供はみんな天才

次なる疑問は、アフリカ人並みの視力、『ない』ことを一瞬で認識する、驚速の前言撤回・・・果たしてこれらは、

ウチの子がスゴいからなのか?

について考えてみます。親としてはそうだと思いたい。マウンティングとかそういうのじゃないけれど、ウチの子が特別だと思いたい気持ちがないわけではない。

が!色々考えた結果、子供なら誰でも出来る、というか、すでに子供たちはみんなやっていることだという結論になりました。では大人から見てやや異常なこの能力は、果たしてどんな思考回路、どんな特性からやってくるのでしょう?

僕の仮説は以下。

 

1、視力が良いわけではない。ただアンテナバリ10なだけ
実際問題、娘の視力が僕の1.5をはるかにしのぐアフリカ人のウポポ族並みかと言えば、たぶんそうではないのだろうと思います。それでも50m以上先の映画広告の中身をほんの1秒ちょっとで見極められた理由はただ一つ。それは、

『それしか頭になかったから』

ではないでしょうか。

五歳ぐらいだと、頭の中にはいくつかしか物事が収まっていません。ウチの子で言えば、先の妖怪ウォッチ、アナ雪、プリキュアらへん。一時期夢中だったアンパンマンやしまじろうはどこへやらです。定期的に断捨離が脳内で行われるらしく、昔興味があったものには全く興味がなくなってしまいます。

その分、今興味があるものへの執着は異様です。携帯の通信環境が最高な状態を『バリ3』と表現しますが、それどころではなく、『バリ10』。

今朝も、どんな大人でも数秒間目をこらさないと発見出来ないような、アナ雪のうすーい絵が書かれたノボリがガソリンスタンドに立っていたのですが、娘はそれを発見していました。僕は発見に10秒以上かかりました。ちなみに他の家の子もそれを見て興奮していました。

自分の興味あるものに異様な感度のアンテナを立てているからこそ、視界に入った瞬間に『ソレ』と『ソレ以外』とを刹那のタイミングで分けるが出来るのでしょう。

『視野が狭い』とは、通常は能力の欠如を示す言葉ですが、視野が狭いからこそ見えるものがあるということなんでしょう。しかも、子供のソレは、自分にとって大切なもの。大人が軽く扱ってしまいがちな、自分にとって大切なもの。

大人は子供と違って、少しだけ中期や長期に思考を巡らせることができます。だからこそ、より広い視野で自分にとって大切なことを判断し、そこに対して子供のごとくバリ10のアンテナを立てていけば、もっともっと色んなものが見えてくるんじゃないかと思います。

 

2、『誰が言ったか』、『何を言ったか』ではなく、『ファクト』を重んじる

結局、ウチの娘が最優先にしたのは、『誰が言ったか』や『何を言ったか』ではなく、『前に妖怪ウォッチの映画広告を見たことがある』、『だけど映画館の上映一覧にはそれが貼ってなかった』という『ファクト』でした。

そしてそのファクトを知るやいなや、電光石火のスピードで、それをもともと知っていたかのように振る舞い始めます。僕は思いました。これぞ大人が見習うべき姿勢だと。生意気だけどその通りだと。

過去のあれこれにこだわり、自分のプライドにこだわり、正しいことを正しいと言えずに、妥協点だけを探りながらあれこれ考えて無駄な時間を過ごす大人に比べて、子供というのはなんてシンプルなんだろうと。

素晴らしい生き方じゃありませんか。世の中の大方の問題は、このファクトをきちんと見据えれば、解決するような気がします。太っているなら、食べているものをきちんと把握する。お金がないなら、使用用途を掴んでおく。営業部門が不振なら、その理由がマーケティングにあるのかセールスにあるのかを切り分ける。

過去に正しいと思っていたことが間違っていたなら、それを間違いだときちんと認める。その上で事実の上塗りをする。そしてそれを100%信じてまた前へ進む。

そんな当たり前でシンプルなことを子供たちはやっているのに、大人の誰もがやろうとして出来ていないという事実。

子供にきちんと教えことができるのが大人の役割であると同時に、世の真理を突いている子供をきちんと見習うことが出来るかどうかが、真の大人の在り方なのではないかと思います。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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