ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

イクメン原理主義に物申す

time 2015/01/30


 

『戦略とは順序である』作者不詳

僕が大切にしている言葉の一つです。こう書くと格好よいですが、例えばまだ茹でてないパスタにトマトソースをかけて、それから茹でたら、それはそれは美味しくないパスタが出来ますよということです。同じことをしていても、順序を間違えるとはそのぐらい違う結果を生み出してしまうものなんです。

世の奥さん方に失礼なのを承知で、非難されるのも承知で、でも僕が少しオカシイのでは?と思っている『イクメン原理主義』について書こうと思います。(写真は我が家名物:『ひそひそ話に見えないひそひそ話』)

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時代はキビしくなってるのに価値観はユルくなってる

保険の仕事をしていて、お客様と向き合う現場で本当によく感じるのが、『現実はキビしい』ということ。かなりの資産家か外資金融などの高給取りでもなければ、いわゆる『フツーの生活』というものは、よほど意識しないと成り立たない時代になってきています。

▼フツーに子供に習い事をいくつかさせて
▼フツーに子供2人を大学まで行かせて
▼フツーの家を買って。豪邸じゃなくていいから。
▼フツーの暮らしを保って。年1回は旅行いくとか
▼フツーの老後を送る。孫が来たらお年玉あげるとか。

これは上の世代とその上の世代に余裕が社会構造的に保証されていたからこそ出来たことです。誰だって給料が10年で倍になって、ゆえに住宅ローンが20年もあれば完済できて、困ったら親(我々の祖父母)に頼れて、退職金が数千万でて、年金も55歳から出て、老後の医療費が無料だったらそりゃ金持ちとは言わないまでも、そこそこ余裕の暮らしが出来ると思います。しかもそれが終身雇用、年功序列のおかげで、いったんその枠に入れればほぼ保証されている。

今はそんな時代じゃありません。んなことは皆ご存知です。

 

一方で価値観はどうなってるかというと、

▼仕事が全てじゃない。人生色々。
▼仕事仕事いってるのはむしろダサい。好きなことを仕事にするのが最高。
▼サラリーマン?んなのオワコンじゃん。
▼お金が全てじゃない。充実感の方が大事だよ。
▼24時間働けますか?だって、当時の人、ダサくない?

 

その脇に置いてきぼりの事実に目を向けると、

▼ジャパン・アズ・ナンバーワンは30年前の話
▼世帯平均年収はここ数十年でなんと数十万ダウン。経済成長してる形跡なし。
▼GDPは世界2位からも転落
▼ものづくりニッポン、ですら既に危ない。手先が器用で優秀な人はアジアに沢山いる
▼人口が減ってきてるので、内需中心の会社には先がない
▼終身雇用は崩壊、年功序列もだいぶ怪しい。社歴は経験値とイコールではない。
▼日本人以外の労働力が必要とされる時代に。人口問題解決のために移民解禁も間近か?
▼終身雇用崩壊により退職金大幅カット、年金は70歳〜?医療費は絶賛上昇中。

 

です。不思議です。時代はずっとキビしくなっているのに、価値観はどんどんユルくなってます。特に、仕事に関する価値観が、もう鉄筋抜けたのかと思うぐらい、ユルユル。で、僕が思う価値観のユルみのその最たるものは、大変申し訳ないですが、

イクメン原理主義

です。あ、炎上するかも。誰も見てないブログだからいっか。

 

イクメン主義は悪くない

最初に断っておくと、高度成長期やバブル期に子供の面倒もろくに見ずに働きまくり、その反動で新橋の飲み屋で上司の悪口を言いながら焼き鳥を連日食べたり、休日はゴルフでいない、子供の授業参観なんざくそくらえ、という当時の典型的な父親像が、正しいと思うかと言われればそれは違うと思っています。

なんというか、もったいないんですよね、子供の時期は長くないので。僕自身、当時の人に尊敬の念は抱きつつも、家にほぼいなかった父親とは少し違う父親の道を選んでいます。

毎日の幼稚園のお見送りはするし、というかしたいからやってます。娘の幼稚園のイベントは、極力平日でも行きます。参加者のうちお父さんが僕だけなんてのもよくあります。スーツで平日にいるので、『羅王さんち、ハローワークにでも行ってるのかしら?』なんて噂されてるのかもしれません。

毎年、バレバレではありつつもサンタに化けてます。会社での海外表彰は、娘の見聞を広めるためにもはや毎年のノルマ以下の当たり前の基準になりつつあります。

休みの日が多いわけではないので申し訳ないとは思ってますが、休めた日には娘と同じ映画を最低2回は見ます。毎回力尽きて寝るのは僕です。アナ雪は4回劇場で見ました。一緒にカラオケもいき、家で囲碁もやります。ディズニーランドも年3回はいくかな。

歯磨き、耳かきもしてあげるのですが、逆は怖くてしてもらえません。特に耳かき。絵本を読んであげると、途中から娘が勝手に読んでます。

そんなこんななので、別にイクメンがキライとか、イクメンなんぞ意味がないというつもりはありません。僕もイクメンでいたいと思っています。(イクメンという言葉が不適切、なんて言説もありますが今回は無視)

イクメン主義は良いのですが、イクメン原理主義は悪だとすら思ってるってことです。

 

戦略とは、順序である 順序を間違えたら、最悪である

最初のパスタの事例の通り、同じことをやっていても、順序を間違えたら、それは最悪の結果を生み出します。

僕が保険の仕事の現場で感じることは、口にするかどうかはそのときの状況次第として、『そのフツーと思ってる生活をしたい、家族にさせてあげたいなら、世帯年収を1.5〜2倍にして下さい』というもの。

昔の年収500万と、今の年収500万は違います。一度簡単に試算してみましたが、1世代前の人と比べて、生涯賃金、年金、退職金、医療費その他諸々で、世代間で4000万ほどの差が出ました。僕たちの世代は、何もしてないのに4000万円も国や会社からもらえなくなってるのです。

奥さんが看護師などの資格を持っていて、働けばすぐに『世帯年収1.5〜2倍』が確保できる場合、また旦那さんがとても優秀で、昇進昇格が今後見込める場合は、問題なしです。

問題は、既にカツカツで、これからも恐らくカツカツで、しかし両親が自分に施してくれたような『フツーの生活』を手に入れたいと願う場合。この場合は解法はシンプルで、『(主に旦那さんが)より稼ぐこと、稼げるようになること、そういう能力を身につけること、今からそのために動くこと』となります。

となると、やることは一つしかありません。

もっと時間/お金を仕事やその周辺に使うこと

です。

人の2倍の効率で働いて2倍働けば、だいたいどの会社でも昇進昇格昇給は約束されていますが、いきなり出来ないまでもそこに少しでも近づくことです。医者や教師のように、ある程度資格で収入が担保されるような仕事であれば話は別ですが、僕のような凡人含め、多くの凡人の皆さんが属してる仕事なんて、収入を増やすにはそういうやり方しかないのです。

 

でね、何が言いたかったかというと、こんなキビしい状況であるにも関わらず、

イクメンじゃない男はダメ

という風潮、ありませんか?昔よりもずっと家電やその他サービスが進化していて、家事育児は効率的にこなせるようにになっているはずです。(出産や育児が仕事よりずっと大変だってのは理解してますよ、勿論。でもねってこと。)いまだに釜を炊いてお風呂を湧かしたり、洗濯板で洗濯している家なんてのはないと思います。なのに、旦那さんに、『早く帰ってこい!』、『研修?んなもんあんたには意味がない!』と言ってる奥さん、多過ぎやしませんかね。

男の方も勘違いしてきてて、

イクメンしてるからオーケー、仕事はそこそこでオーケー

となってきてやしませんかね?はっきりいって、そのままだと『フツー』とおっしゃってる生活すら、危うい世代なんですが、僕たち。親の世代が大丈夫だったから僕たちの世代も出来るはず、というのは、残念ですが妄想です。僕たちは極めて厳しい瀬戸際に立たされています。

女性の社会進出があったり、実際に雇用が平準化されたりしてきてるから一般人全てに当てはまるわけじゃないのかもしれませんが、まだしばらくは社会も惰性でしか変わらないし、まだしばらくは稼ぐのが男の主な仕事になるとすると、

イクメンは良いけどイクメン原理主義はダメ

なんじゃないかと思いますがいかがでしょう?

まず稼ぐ→次にイクメン:◯
まずイクメン→稼ぐ?んん、まぁそのうち。なんとかなるでしょ。:×

だと思いますがいかがでしょうか。

大事な会議が入って子供の運動会にいけない、出張が入って土日は家にいない、今日は研修/セミナーで新たな知見を得てくるから遅くなる。それってそんなにダメなことですか?

全く家を省みずにパチンコしてるとか、ギャンブルにハマってるとかだったらいいですよ怒って。仕事を明らかに家庭より優先してて、帰れるのに帰らないで飲みまくってるとかだったら怒ってもいいですよ。

でも、家族のためにやってて、しかもそれが家族の将来につながることなのに、短期的な時間的金銭的赤字ばかりを責め立てる奥様方、多過ぎやしませんか?

その反対によって、旦那さんが萎縮して、どんどん一歩踏み出せない男になってるの、分かりませんか?それ、サゲマンとまでは言いませんが、『現状維持マン』て言うんですけどご存知ですか?旦那さんの消費や浪費は咎めても構わないと思います。でも、投資には少し寛容になりましょうよ。(勿論、ROIには厳しく。)

奥様方が投資したいと思っているお子さんの、その学費を稼ぐのは主に旦那さんです。(フツーの家の場合)その旦那さんの能力が伸びない限り、家庭に明るい未来は望めません。

男だって、バカじゃありません。家族となるべく一緒にいたいと思ってます。さっさと家に帰りたいと思ってます。でも、家族を食わせるプレッシャーってのは、並じゃないんです。フツーに働いてても、昔みたいに給料が上がるわけでも、雇用が保証されてるわけでもない。いつ外人に取って変わられるかもしれない時代なんです。

子供と一緒にいたくないわけないでしょ。子供が可愛くないわけないでしょ。だけど、それを優先出来ない事情もあるんです。それが何十年も続くんです。そろそろどちらがラクか?みたいな議論、やめませんか?出産が大変なこと、育児が休みないことなんて分かってますって。男はバカだけど、皆さんが思うほど愚かでもありません。

男性陣にも言いたい。イクメン、家事メン、ツマノミクス、大いに結構です。でもね、その前にやるべきことをやらずして、それらの自己陶酔にハマってるの、ヤバいと思ってほうがいいのではないですか。年収300万円で子供二人を大学まで行かせることはできません。

9−17時で圧倒的な成果を出してる人、いますよ。それでイクメンならカッコいいじゃない。でも、僕にはそれは出来ない。センスがないから。皆さんも出来るならそれでオーケー。

だけど出来ないんなら、やるべきは『まずイクメン』ではないと思うな。朝早起きすれば、子供との時間は十分に取れるし、風呂に入れないとイクメンじゃないのかといえば、そんなことはない。個人的な意見を言えば、自分自身、大して努力してない父親が『努力しろ』と子供に言うのは、とても格好悪いと思います。

僕は、親父がいかにスゴかったかを、今身を持って実感しています。というより、あの頃の男たちはみんなスゴかった。みんななんだかんだいって、『フツー』の生活を成り立たせてた。一方で今のままじゃ、『フツー』の生活すら難しいんじゃないかと、僕自身震える毎日です。だから必死こいてます。

お客様で、昔から今まで旦那さんが死ぬほど働いて、(正しいかどうかは置いておいて)家や子供の世話も医者という仕事柄ゆえにほとんど省みることができず、しかし奥さんは穏やかな顔でそれらの日々を振り返って、『主人のおかげ』と言っているご家庭がありました。

とても気持ちが温かくなったのを覚えています。その場その場でのイクメンぷりを賞讃するのもいいですが、長期に渡って家族が安定する礎を作ってくれたこと、そのことももっと感謝しても良いのではないでしょうか。

今日の話に、結論はありません。ただ、何事も行き過ぎると良くないのと同様で、イクメン主義は良いけど、イクメン原理主義は良くないと、僕はやはり思うのです。

順序を間違えると、大変なことになります。

自分が女性で、奥さん側の立場だったら、また違う意見なのかもしれないけど。

ちなみに僕の最終目標は、

週休3日で9時5時で毎日送り迎えが出来るスーパーイクメンです。念のため。その日のために頑張ってます。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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