一度火が着いてすぐに沈下したはずですが、ちまたでは第二次断捨離ブームのようなものが起きています。ちまたといっても狭い狭い僕の世界の周辺だけですが。
waste-separation-502952_1280

 

一般的に断捨離すべきと言われているもの

新しいことを始めるには、まず既存のものを捨てなければいけません!さぁあなたも断捨離しましょう!実はそんなに大切ではないモノ、コト、ヒト(?)をぜんぶ。あなたにとって本当に大事なもの以外は、捨て去りましょう!そうすることによって、新しい風が吹き込んでくることでしょう!
断捨離本で言われていることは、大体こんなようなことです。友人のうち数人も、奇しくも同じような時期に同じような断捨離関係のブログを書いていました、そういえば。
僕も定期的に断捨離しています。
①モノに関して
『まだ使えるけどこの1年振り返っても使ってないもの』は優先的に捨てています。特に本は、バシバシ捨てています。読んだそばからポイポイポイポポイポイポピー。
『銀河英雄伝説』、『水滸伝シリーズ』、『ハゲタカシリーズ』、『終戦のローレライ』などは置いてありますが、後はどんんどん。新刊も出ていることですし、また読みたくなったらまた買うという不経済なことをしていますが、モノが滞留するより良い。
また、スーツやシャツ、Tシャツもバシバシ捨てます。特にマラソンやトライアスロン関係の参加賞がどんどん溜まる傾向にあるので、『着られるけど不可欠ではないもの』は捨てます。
 
②コトに関して
友人はようやく始めたマラソンや囲碁をビジネスに集中するためにと断捨離してましたが、この二つはまだ僕のなかでは不可欠なのでポイしません。
コトに関しての基準は、『やるのが通常当たり前と考えられているけどやらなくても良いし、なんならやらない方がむしろ良い』というものに関しては断捨離します。
代表例がお酒。これはまぁ仕事柄重要書類を持ってることが多いので、飲むか飲まないかの判断を、この意志の弱い人間(=僕)に任せることに不安を覚えたため、丁か半か一切なしとしました。
ちなみに不思議なことに、しょっちゅう会っているランチーム『アドミラル』のメンバーは、大半がお酒を飲まないのでそこまで不自由しません。やっかいなのは、久々に会った友人たちに無理矢理飲まされそうになるときですが、今のところ鉄の意志で耐えてます。
あとは夜のテレビ、二度寝、無目的な交流会、無駄なフェースブックなどを断捨離したいところです。
 
③ヒトに関して
世の中には、『会社のヒトとは飲みに行っても無駄。プライベートはプライベート』とか、『自分のメリットにならない人間とは付き合わない』などと周りのヒトに対して積極的に線を引く種類の方がいるようですが、僕は元来あまりそういうことはしません。良い悪いはありませんけども。
が、さすがに34年も生きてると知り合いの数は膨大になりますし、家族、仕事、プライベートとそれぞれにそれぞれの知り合いがいて、全員に対して対等に時間を割くのはまず無理というものです。
目指す場所に目指す期間でたどり着くためには、ヒトに関しても全方位外交が正しいわけではないと思うようになりました。
最近は、『気が合うヒト』という、超シンプルかつなにも考えてなさそうな基準をもとに、そうではないヒトを断捨離しています。
もう少し詳しく言うと、『気が合うヒト』とは、『現状に健全な不満足を感じていて、明確不明確に関わらず何かしらの目標があり、それがゆくゆくは誰かの幸せに資することであり、しかしちゃんと自分のための野望があって、そのためにもがいていて、現状打破のために短期的な投資や損失を甘受できる広い視野があって、かつちょっと頭のネジがユルめなバカなヒト』です。
ただ僕が一番大事にしている断捨離が別にあります。それについて少し書いておきます。
 
 

最優先で断捨離すべきアレ

変わりたい、もっと成長したい、そう心から願った時に、モノよりもコトよりもヒトよりも、何よりも先に、そして継続して断捨離すべきものがあります。それは、

『プライド』

です。逆に言えば、上記に書いたモノやコトやヒトを断捨離したとしても、最後にこのプライドが残っていたとしたら、その断捨離は失敗です。あなたは数ヶ月後に大して変わっていないあなたを見て、愕然とするだけでしょう。
プライドを捨てられないヤツというのは、大体何をやっても自分の守備範囲だけで変えようとするからです。自分の守備範囲だけでやる=今までの自分と変わらない、という公式はすぐに思い浮かぶことでしょう。断捨離したって大したことにはつながりません。
 
僕の同僚に、一時期成績が下降気味で、深刻気味に悩んでるA君というちょっと頑固なヤツがいました。数年前のある日A君はトップセールスであるS先輩に、現状打破したい、自分を変えたい、そのための方法を教えてくれと、頭を下げてお願いしにいきました。センスはあるのですが、少し自分のやり方にこだわり過ぎるところがあるのがA君の弱点でした。
S先輩は、A君に言いました。『ふーん、そんなにツラいんだ?分かった。じゃあ、アドバイスしてやるから、明日からアオキのスーツとユニクロのシャツを着てこい。
A君は質問しました。『あ、あの、そういうことじゃなくて、僕が知りたいのは具体的な方法でして・・。トークとかマーケティングとか・・』
S先輩『いいからやってこい。話はそれからだ。』
次の日、A君は言われた通りのことをやってこず、しかし引き続きアドバイスを求めたのでした。
S先輩『俺がお前に言いたかったのは、プライドを捨てろということだ。そしてそれを今のお前に言っても全く響かないのは分かってる。なぜならプライドの塊になってるからだ。少し良い成績を出して、少しちやほやされて、お前はたぶん思ってるよりプライドにまみれてるよ。その証拠に、アオキ、着たくないだろ?なんで俺がアオキなんて、と思ってるだろ?そういうとこなんだよ。それがプライドを捨てるってこと。口で言うのは簡単だけど、行動にすると出来ない。それを俺は課したワケ。アオキのスーツ着てみな。今よりずっと安いスーツかもしれないけど、今よりずっとプライドはなくなるぜ。というわけでアオキでスーツ買って着てこないんだったらもうお前に言うことはなにもないから帰れ。』
後日、A君は泣きそうになりながら、5分で済む買い物に2時間かけて、アオキのスーツを買ったのでした。それまで着ていたオーダーのスーツではなく、自分が着ることはもうないだろうと少し馬鹿にしはじめていた量販店のアオキで。
そしてそういう『なんで俺が・・』という気持ちこそが、自分の行動のボトルネックになっていたのだと、アオキのスーツを纏ってしばらくしてから気づきます。それからのA君は、四苦八苦の後、成績を回復し、そして勿論、彼の課題となっていたプライドを捨て去ることに成功しました。
今彼は、前以上に貪欲に成長しています。
 
お気づきかと思いますが、この残念極まりないA君は僕です。S先輩には感謝してもしきれません。自分でがっつり証明しましたが、プライドほど邪魔なものはないです。なぜなら、どんな変化をしようとしたところで、プライドが邪魔をするのであれば、その時点で自分がどこまで行けるかが規定されてしまうからです。
その場所とは、現在地とそう距離のある場所ではありません。今と大して変わらないどこかです。プライドを捨て去ることが出来なければ、今とほぼ変わらない場所にたどり着いて、それで『俺やったぜ』とか思うだけに留まります。残念至極。
自分が一番ひどかったので他人のことを言うのは憚られるのですが、自分自身がプライドに苦しんできただけに、今踊り場から抜け出せていなかったり、思った通りの成果や評価が得られずに悶々としている人がいたとしたら、それはもしかして、プライドを断捨離するタイミングに来ているのかも、と、ちょっと思ったりします。
※アオキさんのスーツは素晴らしいです。ありがとうございます。
***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 
 
 
お前、スーツ青木のスーツ来てこいよ。
 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事