ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

競争環境がない島

time 2015/03/08


 

トライアスロンシーズンが始まりました。初戦は久米島。沖縄県ではあるものの、正直に言えば何もないところ。期待の海ですが、しっかり曇ってしまっています。沖縄名産のブルーシールアイスですら、ほとんど見かけません。

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久米島のナウ

トライアスロンの離島レースは大体前日入りして色々と手続きをしなければいけないため、昨日から久米島入りしています。ある意味、というか普通に田舎なので、色々とびっくりすることに普通に遭遇します。

昨年のデビュー戦は沖縄本島だったのでモールや食べるところは色々あったものの、今回は離島。ほとんど何もありません。

飛行機で那覇から15分、フェリーだと4時間という、微妙過ぎる位置です。空港についてびっくりしたのが、かの有名な『ブルーシールアイス』(個人的にはサーティーワンとかより美味しいと思ってる)とソーキそばが同じ店で売られていたことです。

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『シークワーサー味にしようか、黒糖味にしようか』

ではなく、

『黒糖味にしようか、久米島そばにしようか』

の選択を迫られます。ミッションインポッシブル。ブランド価値台無し。そのへんにスペース沢山あるやん。何も一緒に売らなくても。うどんを茹でる横でアイスを盛るからでしょうか。少々溶け気味。

 

さらに、なんと沖縄でLANやWANとは別に新しくネットワーク規格が制定されたのか、こんな表示もありました。

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『RANケーブル設置』

Ryukyu Area Netwok???

ケーブルの規格も違うでしょうから、有線LANしか使えない諸氏は久米島来訪の際は要注意です。

さらにコンビニに行ったときのことです。出来たてのパスタとお菓子とアイスを買った僕。『こちらあたためますか?』と聞かれましたが、既に十分温かいので遠慮しました。そしたらレジのお兄さん、何のためらいもなく、温かいパスタとアイスを同じ袋に入れました。しかも隣同士。

こういうとき、僕は文句は言いません。あーなるほど、独占状態ってのは、こういうことなのねと思うだけ。そっとアイスを取り出し、溶ける前に食べ尽くしてやりました。近くにコンビニはこの1軒しかなく、どんな目に遭おうが、ポテチはここで買うしかありません。

 

事務局が開催する事前説明会のときのことです。スイム、バイク、ランそれぞれのコースの説明が繰り広げられます。

『えー、バイクの折り返し地点は郵便局のところでして。他に注意いただきたいのは◯◯と◯◯でして。(地名忘れた。完全な固有名詞)』

郵便局ってどこだよ!マップに書いてないじゃん!その◯◯ってどこだよ!!

誰ひとり久米島出身の人間がいないなかで、久米島の地理を知悉してる前提での説明。今まで参加した事前説明会の中で、ダントツに主催者の方がテンパってました。

 

そうそう、宿に到着したときに、宿の方はしばらく出てきませんでした。呼び鈴で呼ぶと、出てきたのは眠そうなにーちゃんが1分後。都会のホテルとはエラい違いです。乗ったタクシーの運転手さんは、◯◯時に宿に迎えにきて、という僕らの依頼に対してほとんど生返事でした。こない可能性は50%ぐらいあると思います。

 

この島には、見たところほとんど競争環境がありません。宿もタクシーも飲み屋も、ほぼ独占なのでしょう。競争環境に身を置くということは、厳しいとかツラいとかそういう負の面も勿論あるものの、自分の至らない点に目を向けることができる、気づく機会が膨大に与えられている、すなわち成長のチャンスが沢山眠っているということにほかならないと思います。

なぜなら、あまりに至らなければ、例えば宿であれば、他の宿に顧客を取られてしまうからです。コンビニだって、隣にセブンイレブンがあればもうおしまいです。でも、この島はそういう環境にありません。

だから、恐らくは昔も今も、そう変わらないサービスレベルで、全産業が運営されているのだと思います。良い意味でも悪い意味でも変わらない。そう、ずっと変わらないのです。

 

 

不自然なのは我々の方

でもね、今日言いたいのは、『競争環境にないヤツはダメだ!』とか、『独占はイケてない!』とか、そういうことじゃないんです。確かにちょっと文句を言いたい部分はあるけど、まぁはっきり言って今回程度のサービスの欠如は、大した問題ではありません。

競争環境にないこういった田舎では、サービスレベルは大体今回体感したぐらいだと思われます。推測するに、人間本来の他者への気配りというのは、何もインセンティブがなければこれぐらいが妥当なのでしょう。

これらの適当さ、僕は嫌いじゃありません。むしろ、人間て本来こうだよなと思うわけです。

顧客がドアを開けたらすっとんでいって100万ドルの笑顔で『いらっしゃいませ!』と言う。顧客がこぼした水を、従業員さんが過度な心配をしながら拭いてくれる。◯◯様、と、いちいちエラいかのような呼称をつけて呼ばれる。これら、僕たちが普段囲まれている環境の方が不自然だということです。

持ちつ持たれつで、どちらが上下かなんてない。お金を払ってるから椅子を引いてもらうのが当たり前、コートを脱がしてもらうのが当たり前。そんなのは極めて不自然です。お金を払っていなかったら、たぶんお店の人は絶対コートなんて脱がしてくれません。

あるいは競争環境にあるから、我れ先にと色々なサービスが飛んでくるのであって、本来人間は他者に対して僕たちが普段当たり前のように経験しているほど、興味はないと思います。

であるならば、僕たちは他者に対して期待するレベルを、僕がいま体感しているような『ちょっと惜しい感じ』、『何かが足りてない感じ』程度に設定すべきじゃないでしょうか。

これを越えるなにかしらのサービスを受けたときには、全力で感謝をする。もしそうでなかったとしても、それは人間本来の姿である。

インドでは列車が8時間遅れることもあります。エジプトでは、天気予報は『たぶん明日も晴れ。だっていつも晴れだし』程度の適当な感じだそう。どちらも、確かに多少の不都合はあるものの、それで物事が致命的に崩壊するというほどのものでもありません。

だから、電車が1分遅れたぐらいで駅員に詰め寄らない。天気予報が外れたって、初戦はお天道様の気分なんだから受け入れる。そういう適当さというか、度量の広さを僕たちは身につけるべきだと思います。

ちょっと色々他者に期待しすぎだし、それが得られなかったときの感情の乱れ方が、ハンパじゃないと思うんですよ、最近の日本人て。

そう思いませんか?

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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