2010/05/03
冒頭のタイトルの通り、ダイエットをすることにしました。4月にトライアスロンのロングのレース(スイム3km、バイク157km、ラン42km)があるからです。残り1ヶ月。何度も何度も挫折してきたダイエットですが、不言実行では無理なので有言1/3強実行ぐらいを狙って宣言しておきます。
俺のダイエット歴
僕は元々、とてもスリムな男でした。
『羅王くんの脚ってカモシカみたいだね!』そんなことを小学校の頃は言われていました。 高校サッカー部の頃は179cm63kmという、なかなかに魅力的なカラダをしていました。それが大学に入って極真空手をやるようになってから、というのとビールを飲み始めてからむくむくと大きくなりはじめ、結婚する頃には78kgぐらいになりました。
そして今は85kg。国の経済が停滞している10年間の間、気づかぬうちに自分だけインフレしていました。これは、1年で1500kmほどを走り、フルマラソン数回、ウルトラマラソン2回、トライアスロン/アイアンマン5回を走った今も変わっていません。
『何をしても太らない』という、若者にありがちな時代が僕にもありました。そして、『何をしても太る』という、中年男子が皆抱える問題に、今僕はぶち当たっております。 正直、アイアンマンを走り終わる頃には、こういう肉体になっているはずでした。
現実は少し違っていました。先日完走した久米島トライアスロンでの写真です。
惜しい!!! 別の角度から見てみましょう。 波の具合を入念に確認し、自分の浮力がどの程度かを微分積分を駆使して計算するわたし。
スイム直前に戦闘モードに入るため、写真を撮ることに浮つくチームメンバーをよそに、一人静かに瞑想するわたし。
心無いチームメンバーからは、
『体型がイビツだ』
と何度も何度も、計258回ぐらいバカにされました。もっとイビツなフリーザさまみたいな体型の人もいるのに、その人は僕のお腹を見て腹を抱えて笑っていました。が、確かによく見てみると、僕だけおなかの部分の生地がきちんと伸びきっています。
これでも僕は、一通りのことをやってきました。
▼運動:上記の通り結構やってきました。
▼断食:二泊三日の断食で腸の調子が整いました。その後暴食したのは当然のことです。
▼◯イザップ:トレーナーの方に最初の数日以外2ヶ月間ウソの食事風景を送りながら、結果として2kg太って敗残したのはそれなりに有名な話です。 今度『再ザップ』しようかと思います。
▼筋トレ:鍛えた筋肉が見えないぐらい、脂肪が覆い被さってきています。
▼食事制限:いつも抑えた分を『倍返し』どころか『3倍返し』してしまうのが悩みです。
結果、数年前から85kgほど、最盛期は87kgほどまで逝ったのですが、それでもフルマラソンで4時間切りをしていることや、ウルトラマラソンを2週間で2回完走していることなどが自慢でした。
が、今回の久米島トライアスロンではなんとスイム、バイクのあとのランで開始300mで両足前後ろ表裏が攣ってしまい、動けなくなる始末。
最近出たフルマラソンは4時間40分と奇跡の5時間越え。事情があって昨年8月のアイアンマン以来、ほとんど走ったり泳いだり色々出来ていなかったのですが、『走れるDe部』から、『走れないタダのデブ』に格下げと相成りました。
マズい、コレはマズい。 まだレースをリタイヤしたことはありませんが、このままだと今年のレースは下手したら全て途中リタイヤになりそう。
ということで、意を決して痩せることにしました。以下にその目標と方法論を宣言しておきます。
4月18日までに79kg、19日レース当日までに80kgのSweeeet!なボディに!!!
僕はDe部(80kg以上、もしくは体脂肪25%以上かつフルマラソンサブ4クラスのぽちゃスリートのみ入部を許されるエリート組織)の部長をしているのですが、そのDe部の中でも『最重』要人物です。
他のDe部員は就活で痩せて79kgぐらいの漢、ダイエットしたら太って78kgぐらいの漢、骨格からすると80kg以上のポテンシャルがありそうなのに75kgぐらいの漢と、イマイチDe部として気合いの入っていない輩ばかり。
そんななか、僕だけ純正De部だったのですが、上記の通りさすがにレースの成績が悪化してきており、これではDe部ではなく、ただのデブです。なので、部長ということもあり、De部員の枠内である80kgまでレース当日は絞っていこうと思います。前日に大量の栄養補給を行うことを鑑みて79kgに。
一時的に部長クビの危機にはなりますが、『24時間以内に80kg台を回復すればオーケー』というルールがあるので大丈夫です。
方法論としては、無理はしません。こんにゃくダイエットも糖質ダイエットも炭水化物ダイエットもしないし◯イザップもいきません。『余白』、『伸びしろ』だけ削ることとします。これでもだい備蓄しているので。
▼一日のカロリー収支を『摂取<消費』にすることを心がける。せめて『摂取=消費』に。
▼晩ご飯を(可能な限り)18時、19時頃食べてしまい、翌朝までの空腹期間を長くすることでカラダの消化を助ける。
▼晩ご飯は腹八分目。いつもは死んでも後悔しないぐらいまで食べる。
▼お菓子類は食べても良い。が、コンビニの菓子パンよりはパン屋の菓子パン、コンビニの菓子よりはちゃんとしたところの菓子を食べる。コンビニ菓子は中毒性のある白砂糖の宝庫。
▼『惰性食い』防止のため、『1/3の純情な感情食い』とする。食べたい気持ちはあまり抑えないが、食べ始めると惰性で完食するまで食べてしまうので、満足した段階で断腸の思いで捨てる。
▼筋トレを毎日する。(これは過去2ヶ月ほど、1日5分だけどほとんど達成できている。)
これで大体いけると思ってます。甘いかな。
目的地にたどり着くには、まず近くのターミナル駅を目指せ
大体の人の人生には、目標なり目的地があると思います。(このブログの読者はそういう人だけだと勝手に想定してます。じゃなきゃ読まないよね、いちいちこんな長いの)
皆さんの住所がそうであるように、例えばある人の目的地は
東京都江戸川区尾崎町2−2−2−1108号室
みたいな場所や、
愛知県名古屋市中区千代田3−69−5ー102号室
みたいな、『超具体的な場所』であるはずです。というかそうあるべきです。よく言われている通り、具体的かつ期限の決められた目標じゃないと大抵叶いません。
でも、ではいきなりそこを目指すべきかというと、それは僕のような凡人には、ちょいとハードルが高い可能性があります。なぜなら、東京や以前住んでた名古屋ぐらいなら大体分かりますが、北海道や京都、沖縄といった場所に(比喩的に)目的地が設定された場合、地理が全然分からないからです。
いきなり目指すと、訳が分からなくなってしまうはず。
そんなことを避けるため、大方の人が何をやっているかというと、
まずターミナル駅を目指すこと
です。あたりまえ過ぎて何いってんのと思ったあなたは鋭い。でも、目標設定や達成には、これがとても大事です。移動では出来ることが、その他のプライベートや仕事で出来ていない可能性は結構あります。
比喩的に表現するところの『ターミナル駅を目指す』とはすなわち
原理原則に従って思考し、行動すること
です。
僕の今回のダイエット計画は、極めてアバウトなものです。1ヶ月で5kg、1週間で1kgちょい。そのための方法論にも、特別なことは何もありません。筋トレの後にプロテインを飲むとか、起きたら白湯を飲むとか、そういう細かいスキルも今回は使用しません。
けれど、どの方法論も、『ターミナル駅』、すなわち、『80kgという目的地の近くらへんまでは大体辿りつける原理原則』になっています。『ターミナル駅』まで思考と行動をコントロールして辿り付ければ、あとは私鉄なりバスに乗り換えて、目指すところまでトコトコ細かい経路をトレースしていけばいい。
まずはいままで『ターミナル駅』すら無視してただただ海賊王になりたいルフィのように『痩せたい!』とだけいっていた食生活と、生活リズムを見直します。
(追記)
先ほど連絡があり、ダイエット宣言をする前日に『乗せて乗せて乗せて』と師匠が買った新しいバイクに無理矢理乗せてもらったのですが、後にその圧のせいでパンクしていたことが発覚しました。謹んでお詫び申し上げます。
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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。
退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!
我が人生に一片の悔いなし!!!