ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

ドラえもんの映画がつまらなかった話(ネタバレあんまないけど一応注意)#560

time 2015/03/23


 

付き合って5年半になる29歳下のカノジョと土日と連続デートすることに成功し、土曜はプリキュアの映画を、日曜はドラえもんの映画を見てきました。前回の『STAND BY ME ドラえもん』では少なからず涙したので今回も楽しみにしていたのですが、ちょっと残念でした。(ネタバレ注意。)

スクリーンショット 2015-03-23 16.54.20

(Source:映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記 HP

 

新旧敵ボスを紹介してみる

僕は子供の頃からドラえもんを見ていて、弟が6歳下のため精神年齢も自在に下げることが出来る子供でした。10歳の時に4歳の弟と本気でケンカをしたり、18歳のときに12歳の弟と本気で唐揚げを取り合うことが出来るほど、大人びた少年でした。小学生のバイブル、コロコロコミックは、高校卒業までしっかり読んでいました。

ということでドラえもんの映画も結構見ていたのですが、印象深く非常に面白かったのがこちら。

『ドラえもん のび太の日本誕生』(1989)

原始時代にいって『ギガゾンビ』を倒すというアレです。ちなみに敵ボスである『ギガゾンビ』のことは、このようにWikipediaに書いてあります。

嵐と雷を操る不死身の精霊王。当初は典型的な呪い師と思われていたが、その正体は23世紀の科学者であり、クラヤミ族を奴隷化して7万年前の世界の支配を企み、過去⇔未来の時間航行を遮断する時間犯罪者。この行為よりタイムパトロールから容疑をかけられていたため、地底に基地を作っていた。最後はタイムパトロール隊に逮捕された。

 

格好良い紹介ですね。時間犯罪者とかって、なれないけど言われてみたい。(Source:Wikipedia

 

対して、今回の『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』に出てくる敵ボス『イカーロス』の紹介が、同じくWikipediaに載っております。

宇宙海賊団の首領。体色は黒でイカの触手を伸ばした獣の外見をしている。普段はアジトとなる黒い宇宙船内のカプセルに閉じこもりながらハイドたちに指示を与えており、(中略)その後は小さいイカの姿となってビームを発射させるがドラえもんの空気砲で倒され、バーガー監督の早戻し機能でビームの発射を帳消しにされた。

 

薄い!なんか薄い!(Source:Wikipedia

なんか薄いと思わざるを得ない敵ボスの設定。

 

なお、僕が『ドラえもん のび太の日本誕生』と並んで大好きなタイトルが、『のび太の海底鬼岩城』なのですが、その部隊となるバミューダ地帯(飛行機がよくいなくなるとこ)の説明がこちら。

ムー連邦と敵対していた海底人の国であるアトランティス連邦が存在した海域。上空までをもカバーする強力なバリアーで囲まれており、永遠の闇が支配する世界としてムー連邦の人々に恐れられている。かつてアトランティス連邦は鬼角弾(地上で言えば核ミサイルに相当する)をもってムー連邦を屈服させることを目論んだ。同時にアトランティス本国をバリアーで覆う事で自国の絶対的優位を得ようとし、強力なバリアーも開発された。バリアーには放射性物質や放射線などを遮る機能を持たせておいた為、鬼角弾を用いても自国は安泰であるはずだった。しかしバリアー完成直後に核実験に失敗し、国中に核分裂生成物が広がって汚染されてしまった。この時バリアーの機能が裏目に出て汚染は拡散せず、結果アトランティス連邦だけが滅びてしまった。アトランティス連邦が滅びて久しい現在でもバリアーは存在していて、この海域を通過しようとした艦船や航空機はそのバリアーに触れるがために行方不明(沈没・墜落)となるケースが少なくないと作中では言われている。少なくともバリアー内部の海底には、船や航空機の残骸が多数存在していた。また、バリアー以外にも鬼岩城と自動報復システム、さらにそれが管理する鬼角弾が多数現存している。この他、鬼岩城などを守るロボット兵士なども稼動し続けている。

む、難しい・・・(Source:Wikipedia

では誠に個人的意見ながら、今回僕がドラえもんの映画の何に不満を感じたのか、昔は何に喜んでいたのかについて、少し触れてみたいと思います。

 

子供から見て10:0だった『ドラえもん のび太のスーパーヒーローズ』

今回の映画は、繰り返しになりますが5歳のカノジョと見ました。いつからか芸風が変わったのか、ドラえもんものび太くんも、わりと笑いを取りにくる設定のため、結構な頻度でカノジョはケタケタと笑っていました。

ストーリーも敵キャラも、シンプルな設定でした。シンプル過ぎました。5歳児がストーリーのほぼ全てを完全に理解出来てしまうような、そんな話でした。敵キャラも、上記のイカーロスのように、説明がほとんど要らないようなシンプルな相手でした。

多少のどんちゃんはあったものの、スムーズに敵を倒すことができて、話としてはすんなり終わりました。正直、昔抱いた感動に比較して、何の起伏もないストーリーだったと思います。

今回、カノジョに感想を聞いてないので勿論推測に過ぎませんが、僕があれこれと補足をする必要がないぐらい、簡単なストーリーでした。『ヒーローはキミの中にいる』というサブタイトルは、どこでそれを感じるんだろうと思うような、薄いメッセージとなりました。敵キャラは、アレ?って思うような個性のないキャラでした。

総じて評するならば、子供から見ても『分かる度10:分からない度0』な映画だったと思います。1回見ればそれで十分。発展性はないと判断しました。(子供の映画を大人がマジで批評するなと言わないで。)

 

 

7:3ぐらいがベストでは

対して、『ドラえもん のび太の日本誕生』に出てくるギガゾンビの設定。ドラえもんが未来から来たことは知っていても、それよりもさらに未来からより強力なテクノロジーとともに敵ボスがやってきてタイムパトロールに追われているということを100%理解できる子供は、そう多くはないでしょう。

『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』に出てくるバミューダ地帯が、単に漫画としての設定だけではなく、冷戦当時の核戦争をモチーフに、人類史上ないほど強力な兵器を持った者同士がぶつかると、先制攻撃すなわち世界の滅亡につながるという背景を説明しているという事実を、子供が想像できるでしょうか。

たぶんギガゾンビにしてもバミューダ地帯にしても、完全に理解しているのは、6歳下の弟とマジに精神年齢を合わせていた僕のようなシニアな子供だけだったことでしょう。僕にしても、冷戦がどのようなものだったかを知るのは、はるか先の話です。

昔のドラえもんの映画は、子供から見て『分かる度7:分からない度3』ぐらいだったと思います。ストーリーの概略はなんとなく分かるけど、ところどころ、大人のサポートやフィードバックがないと完全には理解できない。そんな、子供の世界だけでは解決できない大切なテーマが、ちりばめられていたような気がします。

だからこそ今YouTubeなどで見ても懐かしいという気持ちになるだけでなく純粋に面白いし、勉強になるなと思うわけです。人生では、大切なことほど、その言葉なり経験に出逢ったときに、100%消化できないもの。数年か十数年か、場合によっては数十年後にその本当の意味に気づくこともあります。

子供は、7:3の分からない3を分かろうとして、成長していきます。なんでギガゾンビは未来から来たの?なんで追われてるの?なんでドラえもんより強いの?バミューダはなんで国がなくなったの?なんで誰もいないのに機械が動いてるの?カノジョともしこれらの映画を見ていたら、きっとこんな疑問が出てきたことだろうと思います。

今回のは、カノジョはほぼ100%理解していました。特に伸びしろなし。勿論、僕から見ても深さや趣きなど、感ずるところはなし。ドラえもんがまたブームになりつつあるから、ただ作ってみましたよ的な映画でした。

パンツ丸見えよりも、聖域(サンクチュアリ)と呼ばれる『見えそうで見えない状態』が男子諸氏の興味を妄想をかきたてるように、映画も7:3ぐらいがちょうど良いように思った週末ですた。

子供だけじゃなくて大人も一緒で、何事かに関して『全部理解できる』という状態は、言い換えれば全く伸びしろがないことを意味します。伸びしろがないだけならまだしも、そういう状態は得てして慢心を生みます。『大体分かる、けどちょっと分かんない』ぐらいがちょうど良いのです。満たすことは、必ずしも正解だけを意味するわけではありません。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

 

 

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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