ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

定期的に実力を思い知って、伸びつつある鼻を折り、漸進的な前進をし続ける方法 #589

time 2015/04/21


囲碁勉が佳境を迎えています。師匠2人に褒められたり凹まされたり恫喝されたり罵倒されたりしながら、経営やビジネスに一番役立つのではないかと思われる要素を一つ一つ学んでいます。

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10秒碁をやってみた

囲碁は9路盤(遊び用)、13路盤(練習用、たまに非公式な試合用)、19路盤(公式用)と分かれています。通常、19路盤の試験だと持ち時間40分ほどで対局を行います。(プロは持ち時間数時間だけど、アマだとそこまで時間与えても意味ないので40分)局面にもよりますが、重要なところでは大体1手30秒程度は考える時間があります。

が、師匠たちからの提案で、『今日は一手10秒でやってみましょう。』とのこと。

いつも師匠たちに一緒に習っている『マッチ』と対局しました。マッチはOK義塾の先輩でもあり、一緒にインドにいった戦友でもあります。ベンチャー企業を経営する、人造人間みたいに無尽蔵なスタミナを持つ、しかしやたら騒がしく、おしゃべりなインド人を2秒で黙らせるほどおしゃべりな男です。ロボットレストランでもおおはしゃぎ。

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序盤、お互いに布石はまぁまぁうまくいきました。19路盤は交点が19個×19個=361個もあり、そのどこに石を置いてもいいのが囲碁なので、序盤で石が接近することはあまりありません。アマレベルだと『なんとなく』で打ててしまいます。

中盤に差し掛かり、そろそろ怪しくなってきましたが、まだまだ快調でした。やはり毎週鍛えている経験値は、たとえ素人から出発した身としても侮れません。『なんとなく』囲碁っぽくなってます。お互いに自分の地(陣地=囲碁での勝敗はこれで決まる)を確保し、あるいは相手の地を削りにいきます。

終盤に差し掛かりました。すると、これまで滑らかだった手つきが毎度毎度止まります。10秒しかないなかで、序盤は2〜3秒で打ってました。中盤も5〜6秒で打つことができていました。しかし終盤になると、もう一手8〜9秒は当たり前、なかには数回時間切れもありました。初心者なのでお互い大目に見てもらいました。

そして何度となく、致命的な手が出てきます。隣で師匠2人が怒りのあまり、何度も席をブルブル震わせていました。『アタリ』と呼ばれる『あと一手で相手の石を取れます』という状態をお互いに見逃したりと、初心者中の初心者なミスを連発しました。誰が見てもアタリだろうというマッチの手を僕が見逃し、それを見逃した僕のミスをマッチがまた見逃すというカオス。

囲碁をやってない人に分かるように言うと、僕たちが犯したレベルのアタリの見逃しというのは、サッカーで言えば『平然とした顔で手でボールを持ってドリブルしてしまった』とか、野球で言えば『ヒット性の当たりを打って堂々と三塁側に走った』というレベルのもの。どれぐらいイタいかよく分かると思います。

結果、頻発する致命的なミスに死刑宣告を下した師匠方のレフェリーストップにより、対局は強制終了となりました。

 

 

スピードを上げると全てがモロバレする

引っ張りましたが、タイトルの答えはコレです。『スピードを上げる』。以上。

囲碁で言えば、

・現状を敵味方双方について確認し、
・次に打てる手の候補を探り出し、
・それらの手を打った後の相手の応手に関しても複数シミュレーションし、
・現状考えられるなかで自分の地を増やし、相手の地を削る一石数鳥以上の最善の手を打つ

なんてことが、持ち時間のなかで頭の内部で行われている作業です。これを30秒でやれと言われたらそこそこできるのですが、10秒でとなると、上記の通り破綻してしまったわけです。

囲碁にしろスポーツにしろ仕事にしろ、最初は論理が、最後は感覚が物事を左右します。この感覚は、基本的には時間をかけて質量ともにトレーニングすることでしか醸成されません。論理的に考えれば1〜10の方法があって、そのなかから実行する1つ以外の9つを切るのが感覚で、その精度はある一定レベルまでは間違いなくトレーニングで上げることができます。

時間がないなかで碁を打つとは、結局のところ10手のなかから1手を選び取るのではなくて、頭に浮かんだ1手を自分の手として打つということ。で、実力がないと他を切り捨てて選び出したものが大体間違ってる、と、そういうわけです。

 

サッカーで言えば、欧州と日本のストライカーの違いというのは、長距離をトップスピードで走ってきたとき(ハーフウェイライン手前ぐらいからゴール前までいったとき)のシュートの精度の違いです。たぶん止まった状態でシュートを打たせたら、世界のトップも日本のトップも、そう変わるもんでもありません。

しかしトップスピードで駆け上がってきて筋肉が消費された状態で打つシュートの精度には、雲泥の差があります。こういう練習、してるんですかね?たとえばスクワット100回やってから1対1で抜いてシュートとか。

受験のときに多く経験した事例で言うと、考えれば解ける問題を『1問1分で100問!』とか言われると、ミスを連発した記憶は誰にでもあるかと思います。それは、解けないほどアホではないけれど、何も考えずに解けるほどの本物の実力ではなかったということの証左です。

マラソンでトップスピードで走らせるとフォームが乱れる人というのは、ちゃんとしたタイムを出せる人ではありません。スピードを上げても同じフォームで走れること、そしてそれを続けることが出来ること。これが速い人の条件です。

そんなわけで、『あれ?ちょっとうまくなってきたかな?』、『俺、センスあるかも?』と思ったときは、迷わずスピードを上げてトライしてみてください。大体こういうことが頭に浮かんだときは、調子に乗りかけているときです。そしてスピードを上げることで、見事に出来ているわずかなことと、出来ていないほどんどのことが浮き彫りになります。

人は気づかない問題は解決できません。とするならば、自らの鼻を定期的に折る技術を持った人でないと、なかなか長期的に発展、成長していくことはできないのではないかとおもいます。

 

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。