ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

バカに見える人、賢く見える人 #594

time 2015/04/26


宮古島でピエロになった話の続きはまた今度。取り急ぎ時事ネタをば。

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あのホリエモン 対 あの楠木教授

なんでもかんでも煽り奉るメディアの副作用は沢山ありますが、メリットもあるかなと思う今日このごろ。たまにこういうゴジラ対キングギドラみたいな対決が実現したりします。誰もが知っているホリエモンと、知る人ぞ知る一橋大の楠木建教授の間で戦争勃発とのことで、興味深く読ませていただきました。

楠木教授の『ストーリーとしての競争戦略』は名著です。異様に前置きが長いのですが、なぜスタバが流行っているのか、ガリバーが強いのかがよく分かります。

 

さて今回の騒動の発端となったのは、ホリエモンが、

『廉価居酒屋はマズいし、コンビニでお酒を飲めるようにして、おつまみとかも買って宴会できるコンビニ居酒屋を作れば面白いし流行るのではないか』

と提案したのに対し、

『それはビジネスモデルではない』と 楠木教授がバッサリいったことが発端。このあと、噛み合うような噛み合ないような議論を二人が繰り広げてて面白かったです。あとは記事を見てみてください。

『聴衆』にはホリエモンの支持者が多かったように思いますし、僕も個人的には今回の戦いはホリエモンの勝利だと思っていますが、『経営学者に経営の何が分かる』と全否定するほど、楠木教授を下げる必要もないかなと思います。確かに経営学者は経営のプロではありませんが、文字通り経営学のプロです。

経営学のプロというのは、経営の最前線から何歩も後ろに引いて、成功した企業と失敗した企業のそれぞれの最大公約数を取って、以後の会社の参考としたり他山の石としたりするために研究するもの。

軍隊の司令官が最前線のNavy Sealsの隊員ほど近接戦闘や銃器の取り扱いに優れているわけでもないし、最前線の隊員が司令官ほど大局観を持っていたり戦略戦術に精通しているわけでもないのと同じで、経営のプロも経営学のプロも、お互いをお互いが必要としているはずです。

そういう意味では今回のゴジラ対キングギドラの対決は、引き分けでいいのじゃないかと。全然関係ないんですが、ライブドア事件のときにそれなりに熱狂的にホリエモンをバカスカとネット上で叩いていた連中が、今度は出所した後のホリエモンを経営経済に精通した偉人として讃えすぎている傾向にあると思います。

 

ゴジラ対キングギドラから見えた法則

今回の戦いで見えた法則が一つあります。それは、

『プラスのことを言うとバカに見えて、マイナスのことを言うと賢く見える』

という法則です。ホリエモンと楠木教授はどちらも賢すぎて僕から見ればどちらも手が届かないほどの偉人なのですが、たとえばどこぞの民間人のおじさん2人が、

A:『これからはコンビニ居酒屋という業態が流行りそうだ』

B:『そんなのはビジネスモデルとは言わない』

と言ったとき、果たしてどちらがおバカに見えますでしょうか?どちらが賢そうに聞こえますでしょうか?

たぶん、Aさんに対しては、『何いってるんだ』とか、『ただの思いつきだろ』とかいう反応が返ってきやすいんじゃないかと思います。一方でBさんに対しては、『確かにそうだよな』、『続きが聞きたい』と思わせる何かがあります。

片方は物事をプラスの方に提案し、片方はそれにマイナスの評価を与えたわけです。双方のベクトルにかかる力は同じとして、しかしなぜかBさんの方が賢そうに聞こえます。

確かに『コンビニ居酒屋』というものがイマイチなアイデアな可能性もあるし、本当に流行るかどうかは誰にも分かりません。しかしここで問題なのは、

物事をプラスに考えたり話したりするよりも、マイナスに考えたり話したりする方が賢そうに見える

という法則の方です。なぜこの法則が重要かというと、結局のところ人が自尊心を保つためには、人から否定されるよりも肯定される方が気持ちいいわけです。ストレスで自殺する人がいるぐらいなので、自尊心というのは人間にとってとても大切なものであることが想像できます。僕自身、否定ばっかりされるとその日一日ブルーになったりしますからね。名前はレッドですけど。

関係ないんですけど、名前がレッドなくせにこないだブルーのポロシャツを着ていったら爆笑されました。そんなんで爆笑する人の神経がよくわかりませんが。

さて、一般的には人は否定されるよりも肯定される方が気持ちイイのだとすると、上記の法則に従えば、プラスのことを言うよりマイナスのことを言ってる方が気持ちイイ、という状況が頻発することになります。

自分の人生を前向きに保つために、物事を否定して生きる

という壮大な喜劇が繰り広げられるわけです。だって、プラスのことを言えば叩かれますからね。マイナスのことを言っていれば同意されますからね。居酒屋で上司を盛んに褒め讃えるより、悪口を盛大に言った方がヒーロー扱いされるのと同じです。誰が最も上手に上司を皮肉れるか、というのが、新橋を中心としたサラリーマンの生き甲斐だったりします。

これ、よーく注意していないと、本当に大変なことになります。だって、人生を前向きに保つために物事を否定して回るわけですから、当たり前ですがその取り組んでいる物事がうまくいくわけがありません。

新商品が出るたびにその商品の悪口を誰もが納得、感心するほど並べ立てる特異な能力を持った人がいます。その人、全然売れてません。当たり前です。

ということで、人生を前向きに生きたいソルジャー各氏におかれましては、だからこそカラダの前面に向こう傷を負うような生き方を推奨します。ツラいこともあるでしょう、否定されることもあるでしょう、うまくいかないこともあるでしょう。人生、そんなことばっかりです。

でも、世の中を動かすのは、人に希望を与えるのは、いつだってそういうおバカな人たちです。いかにも賢そうに現状を否定する人ではありません。

僕は最近頓に、娘が子育てをするであろう30年後の日本の未来に想いを馳せます。今よりももっと良い国になっているだろうか、そこに暮らす人が誇れる国になっているだろうか。

マイナスなこと言うのやめてプラスなこと言おうよ、みたいな当たり前過ぎる結論になりますが、今を幸せに生きるのも、30年後の日本を良くするのも、結局は基本的すぎるところでつながっている気がします。

てことで、今回はホリエモンの勝利!

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

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家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。