ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

戦略的ドーピングのススメ #602

time 2015/05/04


 

『願えば叶う』とか、『成功にはイメージが大事だ』とは、目標達成を語るに際してよく言われることです。これに関して少し面白い話を耳にしました。

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ドーピングは悪?

世界一過酷と言われるツール・ド・フランスを7連覇したランス・アームストロング。少し自転車に詳しい人なら、彼がガンを克服したあとに前人未到の7連覇を果たし、そしてそれらがドーピングの結果であったことがのちに発覚したことをご存知かと思います。

プロ野球やサッカーの世界にもないとは言えないドーピングですが、ロードレース業界にはそれとは比較にならないほどドーピング問題が蔓延しています。ドーピングを取り締まることを協会が初めて決めたのが自転車業界であり、つまりはそれだけドーピングとのつながりが強い業界だったと言えます。

例えば、カフェインですら許容量を越えるとドーピングに引っかかりますし、エフェドリンという興奮剤を打つこともあります。EPOという赤血球を増やして酸素の供給効率を上げるものもあれば、自己輸血といって自分から血液を抜いておき、血液量が回復してからそれを自分に戻すという荒技もあるようです。

それだけ蔓延しているということに対し、『なんて腐った業界なんだ!』と批判することはとてもカンタンです。しかし、これだけ蔓延しているということは、恐らくはそれだけドーピングが効果的だということなのではないかと思います。すなわち、ドーピングをした分だけ強くなる。

サッカーや野球のようなテクニックが重要な競技でドーピングをして筋肉増強をしたり持久力増強をしてもあまり効果はありませんが、自転車のようにとにかく少しでも速い巡航速度で長時間走れることが求められる世界では、如実に効果があるものと思われます。一度ドーピングで強くなった選手は、そのことを忘れられないためにもう一度同じことをしてしまうのだとか。

てなことでドーピングは今も昔も、当局と選手達のイタチごっことなっているわけですが、勿論一部のドーピングをする選手と、大多数のそれをしない選手に分かれています。が、悲しいかな、ドーピングをしている選手は、がゆえに強く、そうではない大半の選手は、残念ながら劣後することが多いというのが事実なようです。(ドーピングをしていない選手が大半というのは信じたいところではあるものの、あまりに多いのであまり信じられないというのが世の中一般の認識です。)

このあたりの話は、下記の小説にかなり詳しく書いていますのでご一読ください。日本人にはルールのよく分からないツール・ド・フランスなどのロードレースの中身がよーく分かります。かつ、めっちゃ面白い!

 

 

ということで、絶滅を願いつつも現実にはドーピングというのはスポーツと切っても切れないものであり、見ている側としてはある程度それがスーパースターの幾人かに関して発覚することを受容しなければならないのがイタいところです。

営業の世界にも、ある意味『ドーピング』してる人もいますねそういえば。ドーピングというのは、ドーピングしている間だけ強くなるというのが一般的な見解ですが、実はそうではない場合もあるというのが今回の発見でした。

 

 

ドーピングをやめても強くなる選手はいる

ある自転車選手の見解によると、ドーピングというのは継続するばかりでなく、一度やった後にやめてもその後に選手が強くなる場合があるということが記されていました。

ドーピングをすると、瞬間的に強くなります。自分がそれまでどんなに努力しても届かなかった領域に一瞬でたどり着けてしまい、さながらそれは、修行していないのに界王拳10倍を自在に使えるようになったようなもの。自分の強さに酔い、強烈な快感、達成感が襲ってきます。

スポーツにしろ、勉強にしろ、ビジネスにしろ、本来であれば一流の成果を出すために必要なのは、イメージがあるかどうかです。自分が到達すべき場所にいることを明確にイメージできるかどうか、それが成否を分けます。

100m9秒台の選手が誰もいなかった時代には、みんな10秒00とか10秒01とかの記録の後ろに行列していたのに、誰かが9秒台を出した瞬間に、その後の記録では9秒台が続出しました。誰かが9秒台を達成したということも、各選手それぞれのイメージに良い影響を与えたのでしょう。棒高跳びでも、世界記録というのは、世界記録の場所にバーが置いてあって初めて生まれるものだそうです。

ドーピングは、そういう状態を、しかも自分自身のカラダを使った達成という形で強制的に引き起こします。脳内イメージが変わらないわけがありません。ドーピング前に知らなかった世界を、まがい物とはいえ、ドーピング後には知ってしまうわけです。ちょうど10秒の壁が破れたのと同じ感覚が自分の中に芽生え、1度破った壁を、ドーピングをやめたとしても突破するのは時間の問題となります。

コレと同じようなことは過去に水泳でも起きました。スピード社が開発した『レーザー・レーサー』は、その類い稀なる水抵抗のマネジメント力により、一時期驚異的なペースで世界記録を量産しました。が、実はレーザー・レーサー着用が禁止された後も、『その世界』を知った水泳選手たちは、世界記録を更新し続けています。

これらすべて、イメージのなせるワザです。

翻って、自転車競技ではバレなかったとしてもドーピングを一度でもしたことがある選手と、純血を守り抜いてきた選手の間には、畢竟確実に差が生まれます。これはもはや公平ではない、というのも、意見の一つとしてうなづけるところです。

 

 

まずは強制的に達成させる

『ドーピング』の話としてだけ捉えるならば、この逸話に学ぶことは何もありません。しかし、脳内イメージを強化することが、実世界においてもパフォーマンスに影響を及ぼすというのであれば、この教訓を取り入れない理由はありません。

目標達成というのはニワトリタマゴの話であり、目標を明確にイメージ出来るから目標が達成できるのですが、目標が達成できるような実力じゃないと目標を明確にイメージすることなんて出来ません。次の世界はいつだって、本当の距離よりも遠くに感じます。

なので、このニワトリタマゴの話の解決策としては、まずは『大人と一緒にスーパーにタマゴを買いにいき、タマゴを手に入れる』が正解です。そんなに大きなものでなくて良いので、自分より実力が上の人間に強制的に目標達成という果実を与えてもらうのです。

フルマラソンサブ4の人であれば、サブ3.5(3時間半切り)の人と一緒に練習してペースを引き上げてもらう。囲碁であればワケが分からないながらも高段者の棋譜を並べてみる、トライアスロンであれば絶対に自分一人では登らないような激坂に朝早くから連れていってもらい、罵倒されながら登ってみる。

そんなこんなで『今の自分にとって無理矢理に思えること』を強制的にしている(させられている)うちに、『次の世界のイメージ』が固まり、自分の手の届く範囲にまでそれが近づいてきたと思える瞬間がやってきます。あとは実際に次の世界にいくのは時間の問題。人はそうやって成長していきます。

当たり前のことではあるんですけども、戦略的ドーピングはこれからもバシバシしていきたいと思った次第。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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