ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

本当に帰ってきたウルトラマン 野辺山高原100kmウルトラマラソンで号泣した話 その2 〜舐めっく星の戦士たち〜 #616

time 2015/05/18


※『星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン』を2年連続完走しました!制限時間3分前ゴールという奇跡の軌跡を2年連続赤裸々に描きます。アイアンマンよりツラかったデス!

(前回までのあらすじ)
野辺山ウルトラマラソンに出ることになったものの、直近のレースが全て惨敗、あるいは惨劇となっていた。果たして、飛ぶ鳥が堕ちる勢いで堕ちていった俺は、野辺山にチャレンジする資格があるのだろうか。

宮古島でもやっちまった

2014年のアイアンマンが終わってからの惨敗ぶりについては、前回書いた。その他にも、今シーズン初戦の久米島トライアスロンで、ランパートに入って1kmで両足痙攣になり、チームメイトにも次々蔑みの視線を向けられる始末だった。

そして来る4月19日、宮古島トライアスロン。灼熱の世界でアイアンマンとほぼ同じ距離を走ることになる屈指のレースを迎えた。

結果はDNS

Did Not Start

完走どころか、出走すらすることが出来なかった。マヌケなことに大会規定を読み違え、バイクの預託に間に合わなkったのである。あまりにマヌケ過ぎて、まだそのときの話のブログは完結していない。

悲しみにうち震えた師匠の元帥閣下は、カメラに背中を向けて寝てしまった。

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俺は師匠の上官である総統閣下に、観光名所での脱衣を命じられた。乳首を隠すことだけは許してもらえたが、そんな自分が赦せなかった。

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つくばマラソン4時間40分、勝田マラソン5時間7分、佐倉マラソン4時間50分、久米島トライアスロンはラン開始1kmで痙攣倒れ、伊豆72kmトレイルジャーニーは42kmリタイヤ、宮古島トライアスロンはDNS。直前に出たハーフマラソンでも、2時間5分と散々だった。

もう敗北は沢山だ、次こそは勝利したい。次にリタイヤしたら、ランをやめるかも。そんなことを考えながら野辺山の日を迎えてしまった。練習量は少し増やしていたけれど、慢性的には不足していたので、5kmでおなかいっぱい、10kmでヘロヘロな状態であった。

 

Coming Back To 野辺山

ウルトラマラソンの常として、前日入りの受付が課される。マラソンのように何万人も出る大会ではないため、地元盛り上げのためにお金を落としてもらおうということだと勝手に思っている。あとは早朝5時スタートなので、泊まりでもしないとスタート出来ないという事情もある。

今回のメンツは3人。前回が6人での出走だったのに比べると、半分に減ってしまった。解脱、脱走、隠居、逃亡など、様々な理由で、野辺山の地に降り立ったのはこの3人だった。

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簡単に紹介しておきたい。左から

コードネーム『ハラル』:口を開きさえしなければ色んなことがバレないのに!といつも思う、惜しい漢。『ほぼ4』と言われる、フルマラソンを4時間8秒でゴールするという絶妙なワザを持つ。理想の女性のタイプを聞かれて、『(いろんなチャレンジに)理解のある子が良いですね』と言うべきところを、『理解力のある子が良いですね』と不思議な上から目線をカマしてしまう、いつも惜しい漢。脈絡なく会社を辞めると宣言し、その次に会ったときには会社を辞めることを止めたと言っていて、また辞めると言い出して今度はミヤンマーに旅立つらしい。去年の野辺山は、制限時間を5分超えて完走ならず。雪辱を誓う。

コードネーム『ザック』:ランチームアドミラルのスピードスター。フルマラソン3時間30分を切る漢。一見して怜悧かつ明晰。しかし最近分かったのだが、大抵は何も考えてない。公認会計士としてブイブイ言わせているため優秀でオチがないようにしばらく見えていたが、インドとトライアスロンに誘ったらありとあらゆる弱点が出てきた。追いつめられたときの叫び声は、バルログが金網をよじ上って空を飛ぶときに似ている。サロマ、柴又の2つのウルトラマラソンを制しているが、その前年の柴又は半分でリタイヤ。心は結構弱い。

 

3人でギニュー特戦隊のポーズを決めてみた。

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隙間が多く、人数の減ったときにギニュー隊長が激怒していた理由がよく分かった。まったく締まらない。

 

事前説明会が終わると、野辺山の地元の子たちが、歓迎パーティで踊ってくれた。こういうところが、歴史ある大会では本当に充実している。心からありがたい。

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お次はこのおじさん。

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なぜ知らないおじさんの写真を撮ったかというと、このおじさんがハンパない御大だからである。

野辺山ウルトラは、今回で21回目の大会。10回完走で『デカフォレスト』と呼ばれる特別な地位が与えられる。『デカフォレストが見えてれば大丈夫』と言われるほど、デカフォレストたちは完走ペースを頑に守るし、走り方も知っている。

そのデカフォレストですらハンパなく、特別なゼッケンで走る彼らはいつも羨望の眼差しで見られているが、この御大はそれをさらに凌ぐ化け物である。

20回連続完走で『ユプシロン』と呼ばれるそれにリーチがかかっているのが、じつはこの御大なのだ。胃薬の名前を聞き間違いそうになるこのユプシロンだが、デカフォレストと違って飛び飛びの完走では無理。21回の大会のなかで(たぶん1回目は開催を知らなかったとかだろうと思う)ほぼ全てをトラブルなく完走していなければならない。

100kmもの距離を走るなかで、トラブルなんてそれこそ雨あられのごとく怒る。筋肉痛に始まり、間接の痛み、足の捻り、内蔵の不調、補給不能、OPP、雨、風、日差し、気温差による体調不良。

それらをすべてはねのけて、ユプシロンにリーチがかかっているのがこの御大。ハンパではない。

 

立食が始まる寸前。『おー!空いてるやん!』と一番前の机に座ったザックとハラル。館内アナウンスで、『皆様、一番前の席は、デカフォレストの方の席となっております。あしからずご了承下さい。』と怒られていた。歴戦の猛者の中に、ど素人が2人。同じ仲間だとは思われたくないぐらい恥ずかしかった。

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野辺山特製ビールが振る舞われた。エイドに何も無い柴又ウルトラとはエラい違いで、町おこしの気合いを感じる。隣のおじさんたちはぐびぐび飲んでいたが、俺たちは誰も飲まなかった。

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舐めック星から来た戦士たち

宿に戻ると、あとは準備して寝るのみ。5時からレース開始なので、起床が2時半、朝飯が3時、出発が3時半となる。外資系エグゼクティブより早起きだ。

宿の入り口では、前に並んでいた何気ない妙齢女性が、フロントのおじさんに色々と交渉していた。あれ、この感じは・・・。一見してごく普通の外見の人のなかには、ごく稀に本当にヤバい人がいる。におう、におうぞ。

明らかに参加者なので話しかけてみると、やはりヤバい人種だった。

曰く、

▼野辺山は16回目の挑戦

▼当然、デカフォレスト

▼この前、萩往還250kmを走ってきた

▼100kmマラソンの最高タイムは9時間9分(大体サブ4ペースで100km走ってる計算になる)

普通に見える人、オーラのない人、何気ない人。こういう『どこにでもいそうな人』然としているヤバい人というのは、つまりは特別に力の入っていない超サイヤ人状態なのである。ウルトラマラソン9時間9分と聞いて、少しは自信のあったザックは目が点になっていた。

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晩飯が終わると、最終準備とシミュレーション。

去年は色々と持ってきすぎたので、今年は消費できる分を搭載しようと思って少なめにした。一番手前が俺、真ん中がハラル、一番奥がザックの補給物資。

長期戦には兵站が命という言葉の意味を理解していないハラルは、自信満々で少ない物資を並べていたものの、だんだん不安になって物資の買い取りを求めてきた。『食えなくなったら終わりだから!』と上から目線で野辺山初心者のザックにアドバイスしていたにも関わらず、自分がコレしかもってきていないとは何事だろう。舐めてるとしか思えなかった。

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制限時間14時間とはいえ、去年の俺のゴールは2分前。他のメンバーも大体同じぐらい。一瞬たりとも気が抜けないので、今年もペース表を入念に作った。大きな塊は食べられないけれど、小さな欠片であれば口に入れることが出来る。

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俺とハラルが侃々諤々のペース議論をしているときに、全く入ってこようとしないザックがいた。どうした?ザックのペース戦略は?と聞いてみると、

『いや、まあ、ぶっちゃけなんとかなるかなと思ってます。』

舐めてやがる。

こいつら、舐めック星から来たのか。ハラル!貴様は去年野辺山で受けた雪辱をはらすためにきたんじゃないのか!ザック!貴様は海を舐めていて溺れたりインドを舐めてて鬱になったんじゃないのか!

やれやれ、先が思いやられるぜ。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

 

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。