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退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

本当に帰ってきたウルトラマン 野辺山高原100kmウルトラマラソンで号泣した話 その3 〜冒険の始まり〜 #617

time 2015/05/19


※『星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン』を2年連続完走しました!制限時間3分前ゴールという奇跡の軌跡を2年連続赤裸々に描きます。アイアンマンよりツラかったデス!

※用語説明『デカフォレスト』:野辺山ウルトラを10回以上完走している猛者。一般ランナーとは別の緑のゼッケンが与えられ、『デカフォレストが見える位置にいれば完走できる』という格言もある。

(前回までのあらすじ)
用意周到なのに穴が沢山見えるハラル、どこから湧いてくるのか自信たっぷりなザックに怒りを覚えながら、そしてデカフォレストの異様な走力に刮目しながら、俺は2回目の野辺山を走るために粛々と準備を進めた。

起床〜スタート地点へ

起床は2時55分。3時から朝飯だ。起きて5分後に食べるのはだいぶ億劫なのだけれど、とにかくかきこむ。俺のカラダだと、大体1万kcal近くを1日のレースで消費する。食わないとガス欠になってジ・エンドである。主に炭水化物を摂取し、野菜はなるべく摂らない。食物繊維というのは、長距離のレースにおいては体内で腐ってしまって内蔵にダメージを与えるらしい。

ザックの後ろに見えるのは、昨日会ったデカフォレストの女性。この小柄なカラダでウルトラを9時間切り近いタイムで走るというのだから、人を見た目で判断することがどれだけ危ないことかがよく分かる。

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いつも惜しい漢ハラルは、今朝も時間がほとんどないにも関わらずとっ散らかっていた。大体いつも本番前の手際はすごく良いのに、本番が近づくごとに手際がどんどん悪くなり、いつも惜しい結果を残す、非常に惜しい漢だ。

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3時40分頃に宿を出て、40分ほどかけて会場へ向かう。今回のレースのコース図は下記の通り。

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スクリーンショット 2015-05-22 11.07.40

(Source:野辺山ウルトラHP

傾向と対策はざっと以下な感じ。

▼関門は42km(開始から6時間)、50km(7時間)、71km(10時間15分)、79km(11時間40分)、87km(12時間30分)、100km(14時間)の6つ。『71kmの地点に9時間半ぐらいで入れれば、残りの登りに全てキロ10分使える。』との経験者の書き込みを見てそれを目指すものの、昨年はそれどころではなかった。今年はそれを目指してレースを組み立てる。

▼0〜5kmは平坦。まずは馴れる。

▼5〜20kmは登り。最初の試練。去年はここでがっつり疲れてしまった。登りは敢えて捨てる覚悟で、下りでスピードを出そう。

▼42km地点に5時間20分ぐらいで着きたい。しかし直近の平地フルマラソンが4時間50分だったり5時間超えてたりするので、ちょっと不安。というよりかなり不安。

▼地獄の登り坂の馬越峠は捨てる。ここはキロ11分ぐらい使って、少しでも走れれば儲けもんぐらいの気持ちで。

▼全般的に下りは抑えすぎない。ダメージは気にするものの、抑えすぎてはタイムが稼げない。逆に登りと平地はある程度、思い通りにいかないことを見込む。

▼図で見ると全く大したことがない90km〜100kmの登りが実は地獄。絶対に図が間違ってると確信できるほどの坂がずっと続く。なので、ここにたどり着くまでに1時間半は残しておきたい。12時間半での着目処。

▼計画からズレた場合は、後半で取戻すのは厳しい。必ず前半で、気づいた時に修正する。

▼補給は決して切らさない。お腹がぐ〜、となったらおしまい。補給し続ける。食えなくなる前半で補給に目処をつける。

▼エイド滞在時間を短くする。いつまでも休めてしまうのがエイド。制限時間が大きすぎて時間感覚が麻痺するのがエイド。キーとなる大きめの各エイド1分ぐらいでちょうど良い。

そして、

▼必ず完走する。何があっても。

以上がレースプランとなった。

 

 

19時のゴールに向けて、朝5時、スタート!!!

まだ暗い道をバスに揺られること40分、会場に着いた。結構揺れる道だったため、前の席の人が吐きそうになっていて、それを見て吐きそうになった。なかなか心地よい夜明けだ。

会場に着くと、仄暗い空の下で煌煌と輝くゴールゲートが見えた。ここに14時間後、たどり着けるのだろうか。去年は2分前のゴール。トイレ1回分のロスでアウトだった。走力が堕ちた状態でどこまで行けるのだろう。

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後先分からず不安なときに、それでも目を逸らさずにこうして有形無形に目指すゴールの姿を強く意識しておくことは、とても重要だ。追い込まれたとき、ギリギリの状態のとき、そんなときに一歩を踏み出す力をくれるのは、ゴールに対するこだわりがどれだけあるかである。

1割の自信と、9割の不安を天秤の両端に乗せながら、釣り合いの取れない両者を何とか均等に持っていこうと心の中で努力する。

 

出走前、最後の勇姿。今大会はゲリ止めに最も多くの投資を行ったハラル、ほとんど何も準備していないザック、そして今回に限り珍しく用意周到な俺が並ぶ。この時点ではこの日の地獄は想像できない。

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毎度のことながらスタート時間が近づくにつれおなかの調子がおかしくなり、スタート地点ではなくトイレに並ぶ。

『5!4!3!2!1!スタート!』

朝5時、ついにスタート。俺はこのときまだトイレにて肛門括約筋を活躍させていたため、5時4分のスタートとなった。

さぁ、冒険の始まりだ。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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