ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

みんなプロじゃない? #629 

time 2015/05/31


 

先日、囲碁のプロ棋士と友達になった。一方的に僕が友達になったと思っているだけなので、先方からしたら『ただの知り合い』レベルなのかもしれないが、とにかく僕は勝手に友達だと思っている。

無茶ぶりをしたら応えてくれた彼らの生態系について。

 

プロ棋士、走る

で、そのプロ棋士たち2名と、最近起業したIGOホールディングスの3名で、ランニングをした。

1、囲碁業界に革命を起こそう!

2、ついては、プロ、アマ意見交換会をしよう!

3、じゃあ、みんなで走ろう!

2と3の間にかなりの距離を感じるそこのあなたは、ロジカルとは何かについてよく分かっていると思う。しかし、世の中は勢いで進む。プロ棋士2名は相当嫌がっているように見えたが、反面何か新しい経験が出来るんじゃないかと思ったみたいで、結局ガン首並べて永田町のランステーションに集合し、皇居を走った。

全員、信じられないほど囲碁が強いので、まずは囲碁フォームで撮影。

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一番左が大橋拓文六段。『スペースマン』の愛称でニコ動、書籍で親しまれていて、囲碁も宇宙っぽく、常人には理解が不可能。

左から二番目が新進気鋭の小山空也二段。なんと御歳18歳。三代続けてプロ棋士というサラブレッド。化け物揃いのプロ棋士会でも相当の有望株らしい。愛称は『くぅちゃん』。

右三人がIGOホールディングスのメンバー。本当は4人なのだが1人敵前逃亡したのでこの日は3人で。近日メディア露出予定多数。彦一風に言うと、要チェックや!

次に、ギニュー特戦隊のポーズで撮影。グルドとギニュー以外はとてもイマイチだった。後で聞いたら小山二段は『ギニュー特戦隊』自体があまり分かっていないようだった。ジェネレーションギャップというのはこういうのを言うのかもしれない。たしかに、農村からゲリラにさらわれてきたような不安げな顔をしている。

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ちなみに、僕から見たら右のIGOホールディングスの3人は、信じられないような化け物である。(それぞれアマ五段〜七段)そして彼ら三人から見たら、左の2人は信じられないような化け物らしい。化け物と化け物の違いが分からないうちは、まだまだど素人だということを思い知らされる。

ランニングは僕以外全員初心者なので、当然のごとく返事はSir!かYes,sir!のみ。

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口答えをした兵卒がいたので、罰として50kgのカラダに85kgの重りを載せて処罰した。プロ棋士たちは、『これが現実の世界の厳しさか』と、ガクブルしていた。

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ランニング後は、囲碁タイム。

大橋六段、小山二段が、携帯囲碁ソフト最強レベルと対戦。

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コンピュータには人にはない特有のアルゴリズムがあるらしく。人ならまず打たない変な手を打ってくるらしい。それに両プロ棋士は、序盤何度か手こずってしまった。僕が画面から出られないコンピュータの代わりにドヤ顔をしてあげた。

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最後は、そのアルゴリズムを見極めたプロ棋士が本気になってしまい、当然のことながらスパコンでもない囲碁ソフトは圧敗。小山二段は普通に嬉しそうだった。

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結局、20局近く打ってもらい、全部棋譜を記録することに成功した。(後で棋譜を睨んでも、全く意味が分からないことが問題)最中、IGOホールディングスのメンバーはため息しかついておらず、プロ棋士の凄まじさにブルっていたようだった。僕は彼らの凄まじさが凄まじいぐらい分からなかったので、失礼なことをしてしまったのかもしれない。

皆さんが『頭が良い人』と聞いて想像する人の、恐らく何倍かは彼らの頭は優れている。数十手先を読むのは普通で、そのために100手ぐらい先まで読むんだそうな。人間に可能な範囲を越えている。僕なんかは囲碁を力入れてやってるのに、三手先がやっとである。

ランニングではヘロヘロなプロ棋士2人だったが、囲碁のことになると神のような輝きを放っていた。

ところで、僕が業界も注目するプロ棋士2人に接するにあたり、この日心がけたことはただ一つ。

『彼らを普通に扱う』だったことに触れておきたい。

 

 

『プロ棋士』とは

プロ棋士は、通常『院生』上がりである。院生というのは、プロ棋士になるための専門学校みたいなもので、プロになるレベルの人だと高校にすら行かずに、ひたすら院生として囲碁を打ちまくる。地元で神童と呼ばれた子たちが集まり、その中で本当に神に選ばれた者と、そうではない者に振り分けられていく。そして15歳とか16歳で、プロの世界に出ていく。(詳しくは『ヒカルの碁』参照)

親の度胸たるや想像を絶するものだろうし、プロ棋士になると決めた本人の覚悟も、ハンパではない。僕の15歳は、好きな女の子のことしか考えていなかった。人間としてのレベルの違いを感じる。

成人する前からプロとしてある意味狭い世界で活躍する彼らプロ棋士には、医師と同様の問題が発生する。彼らはどんなに若くても、その業界の人から『先生』と呼ばれてしまう。そしてその甘美な響きに身を任せているだけだと、大事な一般常識を身につける前に大人になってしまう。

信じられないぐらい頭は良いが、それを囲碁以外で発露させる機会を、ともすれば永遠に失ってしまう。囲碁をやる前の僕の囲碁界に対するイメージは『ちょっと暗い』だったが、それは上述の理由から、別に間違っているわけではないと思う。

今回集まった僕以外の5人は、皆『囲碁界を変えたい』という殊勝な志の持ち主だ。プロアマ問わず、『業界を変えたい』という人は、大体志し高く前向きで、行動力もあって僕の大好物の人種だ。だから僕も、そのつもりでかくかくしかじかでランニングに臨んだ。

話を戻すと、僕はプロ棋士2名を『ごく普通に』扱った。『先生』と呼ばれる立場なのは理解しているけれど、そう呼ばなかった。普通に『さん付け』した。あだ名でも呼んでみた。特別扱いはしなかった。(コンピュータが)勝ったらドヤ顔をしたし、負けたら普通に負け惜しみを言ってみた。

IGOホールディングスの面々は偉大なプロ棋士たちを相手に傍若無人に振る舞う僕に違う意味でガクブルしていたようだが、僕は実はわざとやっていた。プロ棋士2人は意外と普通の人間だった。

別に教育してるなんて大それたことを言うつもりは毛頭ないけれど、プロの世界ではプロとして、それ以外の世界では一般人として扱うことが、本当のプロに対する礼儀だと僕は思っている。お客さんにスゴいドクターがいるのだけれど、僕はその方のことも『さん付け』で呼んでいる。

 

プロ対プロ対プロ

ちなみにその大前提として、自分もプロだという思いがある。保険のプロ、資産防衛のプロ、相続のプロ、営業のプロ。それに対してプロ棋士2人は囲碁のプロ。

ではIGOホールディングスの3人はどうかというと、囲碁そのものははアマチュア高段者だが、『囲碁ビジネス』に関してはプロ。

なんのことはない、この日の会合は、プロ(プロ棋士2人)対プロ(僕)対プロ(IGOホールディングス)の集まりだったわけで、別にプロ棋士2人だけがプロで、それ以外がアマチュアだったわけではない。僕もIGOホールディングスの面々も、立派なプロなのだ。

僕らに限らず、それを生業としている限りはサラリーマンでもプロだし、主婦でもプロ。みんなみんな、プロなのである。プロ同士の会話なのであれば、あくまで対等でいい。

だから、僕はプロ棋士2人を特別扱いしなかった。繰り返すけれど、それがプロに対する礼儀であり、プロとしての態度であり、エラそうなことを言わせてもらえば、プロ棋士を真のプロたらしめるための不可欠なプロセスであったと思う。勿論、囲碁の最中は敬意を込めてずっと敬語で話をした。

そういう意味で、僕は政治家を『先生』といって崇めるのはおかしいと思うし、学校の先生は『先生』というだけで自分が全てにおいて生徒より上だと思わない方がいいと思うし、『先生』と呼ばれる立場の人はその慣習ゆえによっぽど気をつけなければ、中長期的に鼻が伸びまくって人間として終わると思う。

ヒトラーは、半分は本人の資質であーなったのであり、もう半分は民衆がそうさせたのである。

当日は誰よりヘロヘロだったわりに次の日には大して筋肉痛が残らなかったという大橋六段は、次回相当シバくことにしている。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。