昔流行ったあの人はシリーズはみたいなのが時々あって、『大事MANブラザーズ』が出てきたときは驚いた。

負けないこと
投げ出さないこと
逃げ出さないこと
信じ抜くこと
ダメになりそうなとき
それが一番大事

90年代に小学生中学生だった人たちにはあまりに有名過ぎるこの曲にお世話になった人も多いと思う。その大事MANブラザーズが先日
 

『何が一番大事か分からなくなってしまいました』

 
と言っていたらしい。


ちなみに僕たちの間では当時、
抜かないこと

引っ張らないこと
切り過ぎないこと
燃やさないこと
ハゲになりそうなとき
カツラが一番大事

というのが流行っていた。
 
さて、僕は①負けないこと ②投げ出さないこと ③逃げ出さないこと ④信じ抜くこと のうち、①と③と④はとても大事だと思っているけれど、②についてはこれまでも少々やってきたし、場合によっては全然アリかなと思っている。
投げ出すことのプロフェッショナル、略して『投げプロ』というと、恐らく仲間内では唯一無二の絶対的エースとして、ハラルの名前が挙がると思う。ハラルについては野辺山ウルトラ完走記2015でも書いたが、ハラルと言えばその『惜しさ』とともに、『投げプロ』としての実力、実績ともに仲間内では抜きん出ている。
代表的なエピソードとしては、
▼『ブログ毎日書きます!』と言って書いたブログが1週間ぐらいで終わったことがある。
▼『ブログ復活しました!これからは心入れ替えて必ず毎日書きます!』と言った3日後ぐらいに終わったこともあった。
▼朝活ブームにかこつけてサシでモーニング、略して『サシモニ』というのをやっている仲間が1人いた。その人間に追随する形でサシモニをパクって『毎日やります!サシモニ相手募集中!』と吼えていた時期があった。大方の予想通り、1週間ぐらいしたらその話をしなくなった。
▼ブログに『会社を辞めます!』と書いたことが1年前ぐらいにあり、『おぉ〜!どうすんだろ?』と仲間内で注目されていた。しかしそのブログを見た会社の先輩から、次の日に会社で『おっす!お前会社辞めんの!おめでとう!』と言われた瞬間に、『ちょ、ちょ、ちょっとまって、Kojima-san(先輩)』とラッスンのように口止めに入り、いつの間にか辞めることを止めていた。
▼『サシメシ』をした人との会話をブログにアップするということを一時期していた。しかしある日、『シブヤさん(=ランのチームメイト)は日々の仕組み化がハンパじゃないです!どんな内容かは書く時間が今ないのでまた今度書きます!』と大変失礼なことを書いて投げ出し、その後続きの記事がアップされることは二度となかった。仲間内でシブヤさんの株は急降下し、これを機に『ハラルのブログで投げられると受け身が取れない』と恐怖して尻込みする人間が後を断たなくなった。
▼3月のIZU TRAIL Journey71kmでは、見事過ぎる完走をしたが、先日の野辺山ウルトラでは72km地点で関門切れ。『悔しいのでブログに残しておきます!』と言ったそばから更新が途絶え、1ヶ月経った今もまだ彼のブログ上では野辺山のリタイヤまで至っていない。
▼『アドミラル』という名のランチーム、『ポセイドン』という名のトライアスロンチームが仲間内で発足し、いずれもハラルはただの準構成員だった。ということで初めて至高の頂を冠する栄誉に与りたかったのか、『ハーデス』という名のウルトラトレイルチームを志願して結成した。しかしもう1年になろうかというのに、ハーデス公式行事は一度も開催されていない。
 
と、このように数々の『投げプロ』ぶりを発揮してきたハラルが、今度は日本でのキャリアを投げ出し、ミヤンマーで働くことになった。今度は本気らしく、つい先日正式に勤務先を退職した。同時に、せっかく結成した『ハーデス』は、一度も公式行事が開催されないまま、自然と解散することになった。
ハラルの『投げプロ』ぶりについて、僕にどうこう言う資格はない。まぁかなりどうこう言ってきた方だとは思うが、今回の投げ出しについては、ある意味純粋に羨ましいと思っている。
継続こそは力なり、石の上にも三年。
そういうことは本質論としてよく分かる。僕も大切にしている言葉だ。しかし、人生のある瞬間においては、既存の物事を全て投げ出さないと、新しいステージに立てないこともある。
『ミヤンマーで働く』というのは、そういう投げ出しを伴って初めて実現できることだし、そういうことを決断し、実行できるハラルのことは、正直とても羨ましいと思っている。
ただ、実は既に1年以上前からランチームの仲間内でミヤンマーに働きにいっているKGYという人間が1人いて、その二番煎じに過ぎないところはどこまでいってもハラルらしいと言えばらしい。
僕は正直、日本国内で守らなければならないものを多く背負いすぎた。これからも、海外で働くということはよほどのことがなければ難しいだろうと思う。新興国ともなればなおさらだ。
今、腹いせにトトくじのごとく、『ハラルがどれぐらいの期間でミヤンマーを投げ出して日本に帰ってくるか?』を懸けている。僕の予想は『2ヶ月半』だ。
僕はこの予想が見事に外れて、ハラルが手の届かないところにいってしまったときに、『お前の投げプロぶりを発見したの、俺だぞ』といつまでも言ってやりたいと思っている。
頑張れ、ハラル!
***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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