ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

久方ぶりに僕の言いたいことを完璧に代弁してくれた本 『上達の法則』 #643

time 2015/06/14


 

キター!!!!!と思わず唸ってしまった。今年はまだ半年残っているけれど、ほぼ間違いなく今年のベスト本。僕が本に関してそこそこ興奮してこのブログに紹介するときは、是非とも読んでほしいという熱意の表れ。なので僕の選球眼に最低限の信頼を置いてくれている人は、読んでみてほしい。これはスゴい。

 

 

『上達の法則』との出逢い

僕はこの数年、一見あまり脈絡のない形で、いくつかの挑戦をしてきた。2010年からブログを始め、2013年からマラソンを、2014年にはトライアスロン、2015年の今年は囲碁に手を出した。人生を振り返ればピアノ、水泳、サッカー、テニス、スキー、空手と色々とやってきて、しかしそれらはピアノを別とすれば運動系に偏ったものだった。

が、よく考えれば受験戦争を中高大とくぐり抜けてきて、英語は人並みよりは出来るだろうという場所にいるから、ことさら運動だけが取り柄で、地頭が腐っているということではなさそうだ。圧倒的に出来ないのは芸術、数理分野だけれど、これはそもそも圧倒的に投下した時間が少ないことにも起因する。

特に2012年からこちらに至り手を出してきたものに関しては、それまでの経験と比べても、何か共通したものを感じるようになってきた。マラソンとトライアスロンはまぁ近いとしても、それとブログや囲碁は一見すると何もリンクしない。

しかしそれらをたまたま同時期にやったことによって、上達というものはセンスや環境を問わず、本人の意思と心がけによって共通してどうとでもコントロール出来るものなんじゃないかという仮説を、稚拙ながら言語化するようになった。マラソンで得たことが仕事に活きたり、トライアスロンで悩んでいたことの解決策に囲碁がなる、といったような出来事があまりに多かったからだ。

そんなことを考えていた矢先に、友人にこちらの本を紹介してもらった。僕が薄々感じていたこと、言いたかったことがピタリと書かれていて、それはそれは唸ってしまった。言語化にはそこそこの自信を持っていたものの、本物のプロが書く文章というのはこういうものなのかと、木っ端ミジンコにされた感じだ。

この衝撃は、日本初のプロゲーマーである梅原大吾さんが著した『勝ち続ける意志力』を読んだときにも似ている。今回の『上達の法則』と合わせて読んでいただければ、『上達』と『勝利』という分野について読むべき本の全ては網羅していると言っても良いと思う。

 

『上達の法則』に書かれていること

詳しくは本書を読んでみて欲しいのだけれど、目次をそのままなぞるのも芸がないので、僕なりにこの本に書かれていることを列挙してみる。

▼『上級者』とは何か?
例えばテニスの世界で言えば、『時速200kmオーバーのサーブが打てること』というのが上級者と中級者との境目になるかといえば、実はそうでもない。時速200kmを越えるサーブが打てる中級者もいるし、時速150kmのサーブしか打てない上級者もいる。これほど表面的ではなくもっと根源的な、思考や認知の世界において上級者と中級者は明確に分けられる。てなことが書かれている。

▼『上級者』と『中級者』との違いは何か?
英語で上級者と言えば、映画を字幕なしで見られるレベルだろう。中級者と言えば、旅行などで困らないレベル。これで言えば僕は中級者だ。ただ、これが音楽となるとまるで分からない。囲碁でも、『これは黒のボロ勝ちでしょう!』と見た棋譜を片手に師匠に聞いてみたら、真逆の結果だったことがある。この本のスゴいところは、上級者対中級者の比較が、かなりの分野に渡り『それ専門にやってなきゃそんなこと分からんでしょ!』というレベルで詳述されていること。著者はかなりの化け物なのであろうと思う。

▼『上級者』には誰でもなれる
僕の人生方針の一つに、『マルチプルセミプロ』というものがある。本業は一流、それ以外の趣味とかは『超二流』(一流まではいかないけど、二流よりはスゴい。1.5流という言い方よりは超サイヤ人みたいでいいかなと)を目指すというもの。一流まで行くには他を圧倒する時間とお金を投入しなければならないため、それは本業でやるとして、その他の分野に関しては他の人とそう変わらない、もしくはより少ないリソースで圧倒的な効率性、合理性を追求し、求める高みのレベルまで至るというのが作戦。その前提として、『特定のセンスある人しか出来ない』という性質を持つものは、なるべく排除しなければいけない。なんてことを思っていたけれど、どうやらそれは杞憂で、『特定のセンスある人しか出来ないものなどない(たぶん)』ということが本書で分かる。とすると、数学や物理も、僕に出来る可能性はあるのだろうか?サインコサインウソクサイン。

 

 

『上達の法則がある』と気づけると、上達が早くなる

僕が初めてトライアスロンのレースに出るべく10年ぶりぐらいにプールにいったとき、師匠に言われた言葉が今も忘れられない。その日は久々に50mという距離を泳いで、そして溺れた。50m泳ぎ終わる頃には息も絶え絶えで、そこに至るまでに見えた水の量とプールの底に、心が恐怖していた。

師匠は言った。

『200m泳げれば、1.5km泳げるから頑張って。』

デビュー戦で泳がなければいけない距離が1.5kmという過去最長不倒の距離で、そしてこの日泳げたのが50mだった。2ヶ月後に50mが1.5kmになっているとは到底思えなかった。さらにその4ヶ月後にはアイアンマンの距離である3.8kmなんて、もう絶望するしかなかった。

師匠のこの言葉は、何をどう考えても計算間違いしているとしか思えなかった。本業が税理士である師匠は、にも関わらずたまに計算間違いをする。それも1ケタの。

先日も、『チェックアウトした(トライアスロンのレースで泊まった)宿から電話があって、宿泊税200円払ってないって言われたよ。そんなのチェックアウトのときに言ってくれればいいのに、全く。ブツブツブツ・・』と文句を言っていた。

後から事実を確認したら、払っていなかったのは『宿泊税』という瑣末な話ではなく、『宿泊費』そのものだった。金額は200円ではなく、20万円(僕含めチームメイト全員分×3日分)だった。食い逃げならぬ泊まり逃げは、僕も初めて見た。宿の人に謝りたい気持ちで一杯だ。

話を戻すと、そういう『200m泳げれば1.5km泳げる』という、初心者からすると何がなんだか分からないアドバイスは、振り返れば本当にその通りだったと思うようになった。今の僕が初心者の人にアドバイスするとすれば、全く同じように言うと思う。僕は計算間違いはあまりしないが。

50mしか泳げない、しかも息も絶え絶えという絶望的な状況で、どこまで頑張れば良いかを具体的に示していただけたことは、本当に心の支えになった。恐怖の大半は、『分からないこと、見えないこと』から生まれる。『上達』という分かりにくい、見えにくいものも、こういった法則めいたアドバイスがあると、ぐっと身近になるということが良く分かった経験だった。

結果、僕は半年で初心者からアイアンマン(スイム3.8km、バイク180km、ラン42km)になるに至り、ウルトラマラソンもかれこれ3回完走するに至った。

『上達の法則』を実践したからだと思っている。この本ほどにはうまく言語化出来ていなかったけれど、読んで改めて自分が正しかったことを実感した。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。