ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

バラモンキング2015完走記④ 〜『フフフ』〜 #647

time 2015/06/18


2015年6月14日、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km、制限時間15時間の五島長崎国際トライアスロン(通称バラモンキング)を完走しました!スイム1時間28分、バイク7時間36分、ラン5時間24分でトータル14時間29分31秒でゴール。褒められたタイムではありませんが、毎度のことながらトラブルの山を乗り越えての完走なのでよし。今回も赤裸々にお届けします。

(あらすじ)
前日にチームメイトに起きたトラブルも何とか乗り越え、ダダ漏れながらも細大漏らさず情報収集をしてレースに臨むポセイドンの6人。夜22時に寝て、朝3時過ぎに起きることになった。総距離226kmの戦いが始まる。。


(登場人物)
元帥:『ポセイドン』の太祖。太すぎる太ももを持ち、色黒で繊細で計算が苦手。1期生。
仙人:坊主、ヒゲ、ノースリーブと、新宿二丁目ルックなウルトラランナー。40時間ぐらい走れる。1期生
スリムえぇ。。さん:フリーザ様第三形態に似ている。最近キャラが崩れている。いつも返事は『えぇ。。』2期生。
みよっしー:バイクが速く、笑顔が可愛く、奥さんが武道の達人。2期生。
ザック:ピンチになるとバルログのような悲鳴をあげる。ランはサブ3.5。2期生。

登場人物概要詳細はこちら

出発

前夜からある程度は準備してあったものの、起床してから改めて各袋をひっくり返しながら確認を進めていく。全くおなかは空いていないものの、ホテルから提供された弁当を無理矢理ねじ込んでいく。ハンガーノックを起こしては、完走は出来ない。

スイムバッグに入れるもの、バイクバッグに入れるものを入念にチェックしていく。バイクシューズを最後まで入れ忘れているという事実に気づいたのは、出発2分前だった。危ない!

最後に、島の子どもたちが書いてくれた涙の出そうな激励の手紙を見て、改めて気合いを入れる。必ず完走しよう。英語のメッセージも丁寧に書いてある。

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“I will cheer for you at GOTO(私は五島で応援しています!)”

 

 

五島のどこだよ!!

 

 

宿を4時半少し前に出て、まだ暗闇のなかをバス停まで進んでいく。どこからともなく、ワラワラとトライアスリートが涌き出してきて、あっという間にバス停前はトライアスリートだらけになった。僕はこれと同じ経験をインドでしたことがある。日の出前に起きて、ガンジス川を見にいこうとしたら、そこかしこの暗闇にインド人がもそもそと動いていて、目覚ましすら使っていないであろうヤツらの起床力には心底びっくりしたものである。

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元帥と仙人とえぇ。。さんは、近くの人が知り合いだったらしく、『はい、チーズ!』と写真を撮られていた。元帥の隣席に座っていたザックは知らない人だったらしく、社交辞令でもいいから一緒に撮ってもらえるのかと思いきや、一人だけのけ者にされていた。色々ナメていた罰が当たったようだ。

ここからバスでスイム会場へ向かっていく。宿とスイムスタート地点が離れている。スイムスタート地点とバイクゴールが離れている。ランスタート地点とレースゴール地点が離れている。ゴール地点と宿がまた離れている。こういったことはロングのトライアスロンの場合、とても多い。ロジスティクスを大学で勉強し、受験科目には地理をしっかり入れて入念に勉強することを、トライアスリートに憧れる貴方にはおすすめしておく。地形図や等高線は、きっちり読める必要がある。

 

 

 

 

 

 

勿論ウソである。

 

 

 

 

バスを降りると同時に、『うわぁぁぁ!』と悲鳴が聞こえ、振り向くとザックが荷物をひっくり返していた。ザックは、ランはサブ3.5ですこぶる速く、バイクはまぁまぁ遅く、スイムは致命的にダメである。ほんの数ヶ月前まで、25mしか泳げなかった。今日のレースは3.8kmだ。おっちょこちょいと笑うところだが、それだけ緊張していた証なのだろう。

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スイム会場にて

5時頃に会場に着くと、まずはバイクの整備。

IMG_0758愛車の『黒王号』に空気を入れ、補給食を搭載し、ドリンクを満タンにする。トライアスリートは、奥さん方がせんべいをバリバリ食べながらソファに寝そべりながら昼ドラを見るように、バイクに乗りながらペダルを漕ぎながら補給食を摂取しなければならない。僕の場合、消費が1日15時間のレースとして、約1万kcalほどにもなるため、沢山食べなければいけない。

 

元帥の上官である総統閣下とともに。空気抵抗削減のため、坊主にする姿にはいつも頭が下がる。体型的に特に不自然な点はないが、バイクは僕の倍ぐらい速い。

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レース前で一番気分が盛上がるのは、僕の場合はレース中よりもむしろこの荘厳なバイクの列を見るときだ。

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5時半頃からは、OPP対策にまずトイレにいっておく。この日はOPPに打ち勝つ必要がある。朝ごはんに付随してジェルをいくつか飲み、それによってユルふわ状態になったお腹をサポートするために今最も信頼している『ストッパ』を飲み、そしてそれによって傷ついた胃壁をカバーするために胃薬を飲む。

もはや何のために何を飲んでいるのか分からない状態になりながらも、お腹だけはしっかりユルふわ状態になっていく。習慣が人間をつくる。

 

6時頃に集合し、スイムコースを見ておく。少しクセのあるコースで、波がなく泳ぎやすいことを差し引いても、視察が重要に思える。

泳げないはずなのにどうしてもチームで一番レースをナメているように見えてしまうザック。

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番号が『フフフ』に見える。

 

レース前しばしの談笑。雨の予報だったが、なんと当日は少しパラるものの、天気が保つことが判明!やった!みよっしーの笑顔がかわいい。『フフフ』は、そう見ると確かにフフフにしか見えない。

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バイク乗り場でパシャリ。ピチピチお肌に番号シールが弾かれ、恒例の手書きゼッケンとなった僕と、『フフフ』と、えぇ。。さんのギャル並の細腕と、隣の太すぎる太ももに注目してもらいたい。

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6時半からは試泳が出来るため、これが最後の撮影となる。ザックのナメっぷりは、ここにきて最高潮に至る。まだ『フフフ』と笑っている。

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6時半からは試泳。水は冷た過ぎることなく適温。速めのペースで泳ぎ、心拍をあげておく。今回は初めてのフローティングスタート(プカプカ浮いた状態からスタート)のため、50mほど泳いでスタート地点まで行かねばならない。

ビビった僕たちは全員、スタートの7時が迫る6時57分ぐらいまで、ダラダラ岸で話をしていた。最後に円陣を組み、お互いの安全と完走を誓い合った。トライアスロンは、決して『安全100%』の競技ではない。数大会に1人は、死人が出ている。

スイムでは溺れて死にそうだと思ったことは何度かあったし、バイクは特に下りやカーブで死を意識することがままある。練習をきちんとしていればリスクを最小化できる競技であるとはいえ、たとえば水中における他人の干渉、バイクのスリップやパンクなどは防ぎようがない。

自分でコントロール出来ることとコントロール出来ないことを明確に分け、それでも最大限コントロールすべく鍛錬し、意識を全方位に向ける必要があるのがトライアスロンである。

特にスイムで心配すべきは、ザック。あれだけナメた顔をしていたのは、実は迫り来る恐怖を隠すためだということを僕は知っている。なにせ数ヶ月前まで25mしか泳げなかったのだ。東京体育館にバルログの悲鳴が聞こえたことも、ほんの昨日のようだ。

 

今回のスイムの制限時間は、3.8km(1.9kmを2周回)を2時間15分。1.9kmを1時間前後かかるザックからすると、バイクのトランジションまで考えれば本当にギリギリだ。選択肢は、

①1周目を1時間前後で周り、2周目は安全を期してスキップ。バイク、ランを走り、完走証はもらえないけれど、完走に近いところまではいく。

②1周目を1時間前後で周り、2周目も同じペースで周り、ギリギリの時間でバイクに突入。本当の完走を目指す。

③最悪の場合、2周目にトライしたばかりにスイムで足切りに遭う。

となる。こんな選択肢を並べてスタートを迎えなければならないザックの心境を考えると、胸が痛くなる。僕は、10ヶ月前のアイアンマン2014で、スイムスタートの直前に仙人と抱き合い、そして人知れず泣いたことを思い出していた。スタート地点に立てることは、誰にとっても当たり前のこと、ではない。

 

スタート時間が迫ってきた。僕たちは咆哮をあげ、スタート地点に泳いでいった。まずは3.8km。人生2度目の距離だ。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。