ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

バラモンキング2015完走記⑭ 〜1986〜 #657

time 2015/06/28


 

2015年6月14日、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km、制限時間15時間の五島長崎国際トライアスロン(通称バラモンキング)を完走しました!スイム1時間28分、バイク7時間36分、ラン5時間24分でトータル14時間29分31秒でゴール。褒められたタイムではありませんが、毎度のことながらトラブルの山を乗り越えての完走なのでよし。今回も赤裸々にお届けします。

(あらすじ)
ついにゴールした。14時間半にも及ぶ戦い。ほんとうに素晴らしい大会で、何度もくじけそうになりながらも、その度に神島民の方々に支えられてのゴールだった。そして戦士達は、とある場所へ向かったのであった。

(登場人物)
元帥:『ポセイドン』の太祖。太すぎる太ももを持ち、色黒で繊細で計算が苦手。1期生。
仙人:坊主、ヒゲ、ノースリーブと、新宿二丁目ルックなウルトラランナー。40時間ぐらい走れる。1期生
スリムえぇ。。さん:フリーザ様第三形態に似ている。最近キャラが崩れている。いつも返事は『えぇ。。』2期生。
みよっしー:バイクが速く、笑顔が可愛く、奥さんが武道の達人。2期生。
ザック:ピンチになるとバルログのような悲鳴をあげる。ランはサブ3.5。2期生。

登場人物概要詳細はこちら

ゴールのあとはミートテック

ゴールのあとは、ひとしきり写真を撮った。最高の仲間たちと。

IMG_0713

 

しつこく戦友、えぇ。。さんと。

IMG_0771

 

DNFではあったがMVPのザックと。

IMG_0768

 

1ヶ月前に出場した新島トライアスロンで、たまたま同じ宿だったことから勝手に友達指定した、1周り以上も違う『ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん』の土井キャプテンと。なんとスイムは全体で2位だったらしいが、バイクで沈み、ランで崩壊し、12時間半ぐらいだったとか。彼のような猛者でもレースが立て直せなくなるほどのハードなレースなんだ、バラモンキングは。白い歯と色黒な顔とさわやかな笑顔は、大体AV男優かWASEDAトライアスロン部と相場は決まっている。

IMG_0767

 

 

タイムアップの瞬間を捉える。最後の選手はゴールテープに届かなかった。いつもこの瞬間は感情の高ぶりが激しくなる。

IMG_0770

 

 

バッグを受け取り、宿へカラダを引きずりながら帰る。達成感に満たされながらトボトボと宿まで帰ると、どこかで聞いたあの言葉がふと頭をよぎった。

戦争の素人は戦略を語る。戦争のプロは兵站を語る。

そうだ。疲労困憊の今こそ、補給線を確保せねば。。

ホテルに戻ると弁当が用意されていて、それは想定していたものよりずっと豪華だったが、僕には神の声が聞こえた。『そうだ、あそこへ行こう。』

先日訪れた焼肉屋『和』。既に23時を回りつつあったが、僕はおもむろに電話を取り出し、『和』にかけてこう伝えた。

『レ、レースをなんとか死にそうになりながら完走しまして、先日お邪魔したときにめちゃくちゃ旨かったので、なんとか、なんとか、なんとか営業時間を延長してはいただけないでしょうか!?ついた瞬間ラストオーダーでいいので、しかも6人でいくので結構売り上げも立ちますし、実はもう15分後ぐらいに着きますので!!!引き返せないので!!!!想い出がほしいんです!!!!!』

お店の人はため息をついたあとに、おもむろに返答をくれた。『・・・いいですよ・・・』

こうしてハードネゴシエーションに成功した僕はメンバーにその旨を伝え、疲れているにも関わらず風呂を5分で上がるよう命じた。命じたといっても、誰も僕の命令など聞かない。元帥からの勅令ということにして、虎の威を借る狐のごとく軍令を発した。元帥が焼肉にいきたいというので早く風呂に入れと伝えたら、皆忠実に従っていた。

『和』はやはり神レベルに旨かった。レース後の弱ったカラダであまり多くは食べられなかったものの、最高の想い出となった。

 

IMG_0772

IMG_0773

e34fad3a8e9a3a183cbe415849bb0b9d

僕と元帥は同じ光りの当たり具合の場所にいるが、こうも色が違う。一部、髪と顔の境目が分からないほど黒い。この日、僕は日焼け止めを塗っておらず、元帥はトランジションのたびにしっかりと塗っておられた。『無駄な努力というものはない』、そう口で言うのは簡単だ。しかし現実には、無駄な努力というものは確実に存在する。

満足した僕たちは、泥のように眠った。次の日バイクをピックアップし、疲れたカラダで梱包し、長崎県そのものには全く寄ることができずに東京に帰っていった。素晴らしい経験をありがとう五島!ありがとうポセイドン!

しかし、感動にまみれたバラモンキングであったが、最後に僕が気づいてしまった衝撃的な事実にひとつだけ触れておきたい。

 

この漢、MVPにつき

最後に触れておきたいのは、今回のMVPであるこの漢について。

IMG_0769

IMG_0746

IMG_0732

IMG_0717

 

IMG_0603

そう、ザックだ。

 

完走した5人に対し、ザックは1人だけDNFとなり、完走出来なかった。しかしポセイドン満場一致で、MVPにはザックが選ばれた。

スイムの不安(溺れてるようにしか見えないほど泳げない)から、1周目を終えた段階で2周目をスキップしてバイク、ランに臨んでいれば、完走証はもらえないにしてもゴールテープを切ることは出来たはず。しかしそれをせずに、あくまで総距離226kmというレースに真正面から立ち向かい、3.8kmという距離を泳ぎきり、結果バイク110km地点で関門切れDNFとなってしまった。

ザックのDNF報告を各々の形で受けたポセイドンメンバーは、それぞれに奮起した。僕自身、ザックのDNFの話を知らなかったら、14時間半切りに至った最後の粘りは生まれなかったかもしれない。みんな、ザックには感謝をしていた。みんな、ザックの勇気に感服していた。敗れてなお、一番男を上げたのが、ザックであった。

 

が、僕はレースを振り返りながら、あることに気づいてしまった。そういえば、こんな投稿があった。

IMG_0765

『申し訳ない、バイク110k付近で20秒足らずDNFです。みんな、最後まで!』

『20秒足らずDNFです』

『20秒足らず』

・・・

あれ?

もしかして・・・

『惜しい』?

 

 

 

 

そう、ザックは『惜しい漢』だった。そして、この日も惜しかった。そんなことに気づいてしまった。ザックの惜しいエピソードには事欠かない。代表的なものを挙げると、

▼フルマラソンで3時間30分切りを狙ったレースで、3時間30分7秒。惜しすぎて泣いたようだ。

▼インドに行ったときにインド人に初めて発した英語が、『な、な、な、ないすとぅみーとぅ』。せめてyouが加わっていればどれだけどもろうと正解だったのだがあえなく撃沈。

代表的な惜しいエピソードを思い出そうとしたが、これしか思い浮かばなかった。印象に残らないチョンボが多いという点でも惜しい漢である。

惜しい漢は今回も20秒差でDNFと、とても惜しかった。

 

ザックの惜しさを回想していると、そういえばもう一人惜しい漢を思い出した。そう、ハラルだ。ハラルの惜しすぎるエピソードについては、是非こちらのエントリを参考にしてほしい。

どちらも、とかく惜しい漢たちであり、奇しくも同年代の86世代(1986年生まれ)であり、ザックはまたもやその惜しい伝説に新たな1ページを加えることとなった。この6月からミヤンマーを新天地とすることになったハラルは、ランチーム『アドミラル』の送別会において、感動のあまり、

『ア、アドミラリに入って良かったです!!!』

と言っていた。最後まで惜しかった。

 

結論、1986年生まれ世代は惜しい。

最後に到着した羽田空港で、なんだかとても惜しい格好をしているザックを撮影して、僕は改めてこの惜しい漢が作り出した勇気の物語に、感動を憶えたのであった。

IMG_0774

 

バラモンキング、来年も出ます。これにておしまい。

全てに感謝!!!

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

ラオウを目指す羅王のブログ

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。