ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

頭がイイ人、ワルい人 #658

time 2015/06/29


世界観とは、不思議なものである。全てと思っていた世界が、突然そうではないと突きつけられることが人生ではよくある。

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偏差値が低いと8、高くて20台前半の間をうろうろしていた高校3年生の頃、世の中には頭がイイ人と頭がワルい人の2種類しか存在しない、というのが当時の僕の世界観だった。クラスには高2の時点で東大の問題をスラスラ解いてる化け物がいたし、いわゆる英語の単語帳を3冊ほど全て丸暗記しているような怪物もいた。

一方の僕は数学の期末試験で、答えだけではなく過程まで全て書いたのに部分点すら1点ももらえずに0点になり、現代文ではマークシートを全て埋めたにも関わらず偏差値8と通告された。

隣にいたもっとバカなヤツが偏差値5だったからまだプライドを保てたものの、偏差値8で偏差値5をバカに出来るほど、僕はバカでもなかった。バカな頭で分かっていたのは、どちらもバカだということだけだった。

 

ところが大人になって気づいたことがある。世の中には、頭がイイのに頭がワルい人というのが存在し、一方で頭がワルいのに頭がイイ人というのが存在するということだ。頭がイイ人で頭がイイ人と、頭がワルくて頭がワルい人は前から知っていたものの、新たに2つの人種がいるということに気づいたのだ。

どうやら世界は丁か半かで区切られているわけではなかった。『性格が良い女の子』か『性格が悪い女の子』に分かれているのではなく、『色白で性格が良い女の子』と『色白で性格が悪い女の子』と『色黒で性格が良い女の子』と『色黒で性格が悪い女の子』の四つに分かれているようだった。こじはるが、『色白で性格が良くて穢れが無く理想的』という稀有なカテゴリーに入るということも、大人になって知った。

偏見かもしれないけれど、僕が知った4つの人種パターンを簡単に書いておく。なお、『頭がイイ人で頭がイイ人』という場合、前半は脳みその働きを、後半はそこから生み出される行動のことを差している。

①(脳みそ的に)頭がイイ人で(行動レベルでも)頭がイイ人

脳みそ的に頭が良く、行動もまともで賢い、という理想のタイプ。僕もこの部類に入りたかったが、そうではないことに高校のときに気づいた。こういうタイプはとても優秀なのだがそれを鼻にかけることもなく、人望も厚い。

知っている限り、このタイプで人生に失敗することはあまりない。なぜなら人に応援されることも多く、しかもそれをきちんと感謝する心構えを持っており、友達にこんなのがいたら嫉妬するぐらいしかないぐらい完成された人間だからだ。

僕も何人か知っているが、こういう人間は例えば保険の仕事の話をしたときなど、とても決断が早い。そしてその決断は大概の場合、正確である。家族のために何をすべきか、何をいま出来ていないか、僕が提供できるバリューは、といったことを瞬時に理解し、損して得取れといったことを厭わない。

戦術に細かなミスが生じることはあっても、戦略を間違えることはあまりないため、結果として失敗が少ない。生まれ変わったらこのカテゴリに入りたい。

 

②(脳みそ的に)頭がワルくて(行動レベルでも)頭がワルい人

脳みそ的に機能がイマイチで、行動もそれに伴ってイマイチな人。これは本人の資質というよりも、育ってきた環境の影響がとても大きいので、基本的には親のせいだと考えることが出来る。ただしその親も自分の親がそうだからそうなってしまった、という因果関係があり、経済と心両面の貧困が連鎖、相続するというのは、結構深刻な社会問題だと思う。

このタイプの人は例えばムカついたら殴る、欲しかったら奪う、というふうに思考/行動様式がなってしまっていて、それを抑制する言語や精神を持たない。そしてその修正をしてくれる力のある正しい大人も周りにいない。

ただただ自分がそういう環境に生まれなかったことに感謝するばかりだが、反対に自分がそういう環境に生まれていたら、何の疑問もなくこのカテゴリに属していたと思う。そう考えると環境はとても大切だ。私立に通わせたがる親の気持ちを差別だと怒ることも出来ないし、いわゆるパチンコや賭け事やスマホゲームにハマっている人間にロクなヤツはいない、というカテゴリー付けを短絡だと笑うことも出来ない。

 

③(脳みそ的に)頭がイイ人で(行動レベルで)頭がワルい人

地頭が良く、行動が狂っている人がこのタイプである。政治家に多い気がする。ネット上でものすごい文章力で隣国や外国人を批判する輩にもこういう人が多い気がする。高度な資格勉強を要する業種にも多い。それから、かの書籍を獄中手記として著したかの犯罪者もこの部類に入ると思う。

僕が一番厄介だと思っているのがこのタイプで、何しろ頭がイイから弁が立つ。そしておおむね正論を吐く。しかし右か左かとかに関わらず『自分』という宗教にとんでもなく偏っていることが多いので、たとえば自分と違う意見の人間を徹底的にこき下ろしたり、場合によっては非常に巧妙な手段で引き摺り下ろしたりする。

あとは頭がイイくせに物事に対する柔軟性や耐性がなぜかない場合が多く、突然発狂したりそれに類似した行動を採ったりする。

また、ここまで狂っている場合じゃなくても、ピントがズレてるなと思うことは多い。例えば、ものすごく立派な格好をしたサラリーマンが、明らかな妊婦さんが立っているのを目の前にして、優先席に座り込んでいたりする。どんなに疲れていたとしても、妊婦より疲れているサラリーマンなどいるのだろうか?

『ベビーカーを電車に乗せることは迷惑か否か』みたいな論争が巻き起こっているらしい。子どもがいるかいないかではなく、昔全員子どもだったのだから、スペースを空けてやればそれで良い話じゃないかと僕は思っていた。ところが、ものすごく論理的にMECEな感じで、『なぜベビーカーを電車に乗せると迷惑なのか』を語っている人間が何人もいた。それらの文章はどれもとても立派で、そしてそれを書いている人間が全員このカテゴリの人間であることが読み取れる。

レストランで店員さんのミスをいつまでも追求している人間を見ると、その体力を他に使えば良いのにと思う。僕はこのカテゴリの人間にだけはなりたくないといつも思う。

 

④(脳みそ的に)頭がワルくて(行動レベルでは)頭がイイ人

勉強を全くといっていいほどしていないが、その労力も含めスポーツに全力投球していた人に多いのがこのタイプ。勉強は出来ない、しかし目標を設定してそれに向けて正しい量の正しい努力をするということをカラダで知っていて、しかもそれを反復することを全く厭わないこの人種は、スポーツだけではなく社会に出ても強い。

また、ひとたびその力を勉強に振り向ければ、恐ろしい勢いで上達していく。勉強もスポーツも仕事も一緒くたにして、上達の法則がカラダに叩き込まれているのがこの人たちなので、こういう人間が後輩に入ってきたら畏れるべきだし、先輩にいたら喜ぶべきである。僕が一番憧れるのはこのタイプ。

僕が知っているこのタイプの最強型が、1人同僚にいる。彼はほとんどゾマホンと見まごうばかりの日本語しかしゃべれない。お世辞にも頭がイイとは言えない。しかし、この業界における成功法則みたいなものを、ただただ愚直にこなす能力に秀でている。失敗してもめげない。というか失敗を失敗としてカウントしていない。

『成功するまでやれば成功する』みたいな一般人が疑ってしまいそうな格言をそのまま呑み込む頭のワルさと、それをとことん信じてやり続ける頭の良さがある。

 

今僕は、④のカテゴリ目指して、いろいろとチャレンジしている。昔はもっと頭が良くなりたいと願っていたが、今は余計なことを考えなくて済むように、もっと脳みそ的には頭がワルくなりたいと願う日々である。そして行動レベルではもっともっと頭イイ人になりたい。目指す方向に直進できる人は強い。そしてそれが正しい手段に因るものであれば、文句はない。こじはるに逢いたい。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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