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退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』が放送しなかったもの #660

time 2015/07/02


※一部ネタバレ注意。といってももう放送終了したドラマなのですが。

『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』が先日終わってしまった。(前に紹介したエントリはこちら

檀れいは崩壊しかけた引きこもりの息子や旦那との関係をかろうじて修復してロンドンで新たな生活を始めることとなり、深刻な病気が心配が心配された長谷川京子は妊娠でおめでただっただけであり、貫地谷しほりは借金地獄から無事抜けだし、安達祐実は母子家庭となり新たな門出を迎え、主人公木村文乃は息子のはるとくんとともに一歩を踏み出した。

幼稚園の卒業式の場面では、思わずこちらもうるるとさせられるような場面もあり、感動のフィナーレを迎えた。

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TBS マザー・ゲーム

唯一不満だったのは、視聴率が10%を超えたのが最終回だけだったということ。半沢直樹級に面白かったと思ってる身としては、各回が10%を下回ったというのは、軽くショックだった。特に1〜2話目のセレブな奥さん方によるドロドロ感はハンパなく、 何度か身震いするほどの名作だった。

ところで、勝手に名作だと思っている『マザー・ゲーム』のなかで、一つだけどうしても腑に落ちない点があったので指摘しておきたい。これはドラマに含めてしまうと収集がつかなくなるから意図的に削除されたものと思っているけれど、ああいう親たちがドロドロとしている園では必ずといいほど起こる問題で、そしてその根がとてつもなく深い、というものが一つある。

それは、

『子ども間のいじめ』

である。

今回登場した子役たちは、みんな良い子であった。親はそれぞれに問題を抱え、年収250万のシングルマザーをハブにしたり追い出そうとする性悪な女たちの振る舞いは、当初見ていて反吐が出そうになった。一方で子どもの世界に目を向けると、主人公の子どもであるはるとくんは初日から周りの子に溶け込んでおり、周りの子たちも親との関係や家族間で問題を抱えつつも、実にほのぼのとした感じだった。

しかし実際の世界で、『マザー・ゲーム』のように親同士がドロドロしていたら、間違いなくそれは子どもに伝染する。僕が聞いた話では、こんなのがあった。ある地域のタワーマンションでは、上層階の子が下層会の子をいじめているんだそうな。『お前は15階なんだから45階の俺に話しかけるな』とか。

なんてアホなことをするのだろう?さぞかし親はそんなアホなことを言った子どもをシバいたに違いない。怒りまくって強制的に矯正をかけたはずである。・・と思っていたら、そうではなかった。事実としては、親が『下層会の人間は低レベルだから話さないように』との通達を子どもに出してたんだって。

 

親が作り出した世界に、子どもは何の疑いもなく染まっていく。よくソマリアやその他失敗国家と言われるような地域で、少年兵が残忍に人を殺す場面が問題になったりするが、僕はそれでも彼ら少年兵が悪いとは思えない。

彼らを育てた人間こそ犯罪者であり、社会のゴミとして粛清されるべきだとすら思っている。なぜなら『それが当然』という価値観を育むに至った環境を用意したのは、彼らの保護者だからだ。

が、そういった人間たちでさえ、『それが当然』という世界で育てられたまま大人になってしまったのであれば、また同じ責任論がループする。一体どこまで遡れば、本当に悪いヤツを捕まえてひっぱたくことができるのだろうか。

 

子ども間のいじめというのは、知識不足や経験不足から『それが悪いこと』という認識がないまま発展していったりしてしまう可能性が高いのでタチが悪い。だからこそ、親がそのようなことは絶対にいけないことだという価値観を、強制的に叩き込むことが必要だと思う。

マザー・ゲームではそれがたまたま描写されなかったが、親の世界にいじめがあって子どもの世界にない、などという都合の良いことはあまり起きない。はるとくんも、あれば現実の世界の話であったならば、持ち物の質の話でいじめられたり、家が狭くて汚いことで罵倒されたり、大変なことになっていたと思う。

『親が何を当たり前と思い、行動するのか』が、とっても大切だと、改めて感じたドラマの最後であった。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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