ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

『相談する』男性陣 #661

time 2015/07/02


 

※このエントリは誰か特定の人に向けて書いたのではありません。どちらかというとそういうカテゴリに属しる人がいるよ、気をつけてね的に書いたもの。『自分のこと?』と思ったとしてもそうではないので悪しからず。

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本業の話をしているときに、気になるセリフをお客様が口にすることがある。

①『親に相談してみます。』

②『妻に相談してみます。』

抜本的な見直しをしているときや、大きな金額の話をしているとき、あるいは相続が絡むような話のときは、相談したくなるのはある意味仕方ないかなと思う。

ところが大変失礼ながら、医療保険1本とか貯金1万円とか、あまり家計に影響しないような話のときにこのいずれかのセリフが出てくると、後述するように程度の違いはあれど、僕は大体、『あちゃー!!!』と思っている。口にはしないけれど、大体その人の意思決定プロセスが見えてしまうような気がしている。

ではなぜ、僕が『あちゃー!!!』と思っているか、少し解説をしておきたい。(主に独身男子、既婚男子の話)

 

①『親に相談してみます。』

親を大切にするのはとても大事だ。なにはともあれ、あなたをこの世に産み落としてくれた張本人だからだ。が、親というのは、多少の違いはあれど、大体25〜30年前の人である。このことを忘れてはいけない。

30年前のファッションのアドバイスをもらって、その服を欲しくなるだろうか?30年前のメイクの話を聞いて喜ぶ女子はいるだろうか?30年前のゲームの話をしたならば、出てくるのはモンハンではなくインベーダーだ。

例えば保険、例えば住宅について親に意見を求めるというのは、結局のところそれに近い。まだ友達に相談する方がいい。親に相談するのは、『人としてどう生きるべきか?』とか、『子どもの育て方』など、古今東西あまり変わらない価値観のもとに進める物事に限定すべきで、移り変わりの激しい分野について聞くべきではない。

ウソかホントか知らないが、ある学生が『サイバーエージェントに受かったよ!』と田舎の両親に報告したら、『そんな中国人ハッカーみたいな会社、けしからん!』となったらしい。

親世代は

▼大体年金が60歳〜65歳からもらえて

▼大体終身雇用で

▼大体年功序列で

▼大体バブルで儲かるか損していて

▼大体奥さんが専業主婦でもやってけた

時代の人である。上記は残念ながら何一つ当てはまらないのが僕たちの世代である。

 

 

②『妻に相談してみます。』

このセリフを口にする人は、主に2種類に分かれる。1つは、『妻に相談してみるがあくまで報告であって、仮に反対されたとしても、メリットデメリットをきちんと説明したのち、前向きな話なので説得する意思のある人』。2つ目は、『本当に相談する人。相談の結果同意されればそれでよし、反対されれば押し切られる。つまり自分の意思がほぼない人』だ。

本日話をしたお客様は、幸い前者な人であった。相当な圧力を奥さんから日々受けているとのことで、そのエピソードは毎度爆笑させられるものばかりなのだが、肝心のところではきちんと自分で意思をもって物事を前に進めることができる。

僕が問題だと思っているのは、後者だ。別に保険を説得しろという話ではない。そうではなく、一事が万事なので、普段からそうなの?それでいいの?とちょっと思ってしまうのだ。

男というのは、基本的に一家の長である。古い価値観かもしれないけれど、未だに家庭の最高責任者だ。それは扶養の問題しかり、年金の問題しかり、制度がそうなっているし体力的にも社会的にもまだ男が大黒柱というのは、別に変なことではないと思う。(大抵の家では、CEOが旦那、COOが奥さん。最終的な責任はCEOが被るが、日々のオペレーションは全てCOOが行うし、子どもや犬といった従業員はCEOよりCOOに従う。)

 

で、例えばこういう会社(船)があったらどうだろうか?

他の役員や従業員は、日々目の前の仕事で一杯一杯で、1m前ぐらいしか見えていない。オールを漕ぐのに必死だ。しかしCEOであるあなたは、航海図(社会情勢とかビジネスの趨勢とか)の知識があるし、天候(景気とか)を読むことも出来るので、このまま行けば最悪、嵐にぶつかって船が沈没する可能性があることを分かっている。

だから今のうちに、遠回りになるかもしれないけれど航路変更をしたり、あるいは補給基地に寄って補給食や燃料を詰め込んだり、お金をかけて船の弱い部分を補修したり、敢えて数日休んでも従業員に調練を施して鍛えたりしようとしている。

他の役員と従業員から反対の声が上がった。『そんな暇ないですよ!社長!余計なことしないで早く目的地着いたほうが金もらえて得じゃないっすか!?』『補修なんて金の無駄です。調練したって船漕ぐ速さ変わんないっすよ。』

このまままっすぐ行けば嵐にぶつかって沈没するのに、他の役員ですらそれが見えていない。凪の海ではなく、嵐の中での操舵性を考えて筋力をつけさせようとしているのに、その調練の手間だけにフォーカスして従業員は発言してくる。

そんなとき、CEOであるあなたは反対した役員や従業員に屈するのだろうか?そうして全員溺死の未来を受け入れるのだろうか?

答えは決まっていて、『少々の反対は押し切る』、『最終的には自分で決める』だ。それがCEOの仕事だ。勿論、説明責任はあるし、伝えるのがへたなCEOなど論外だ。しかし、CEOが自分でたたき出した正しいであろう未来への決断を出来ないようでは、はっきり言って終わっている。

 

年功序列や終身雇用が崩壊した今、人によってはまっすぐ進むと嵐にぶつかることが分かっている。そんなとき、CEOとして少々の手間や労力やお金をかけてでも航路を変更したり補修をしたりといったことを、他の役員や従業胃に納得させなければならない時がそのうちやってくる。

普段から小さな話ですら、『相談します』と言って本当に『相談のみ』をして、かつ反対された場合に押し返されている人間が、いざ!ここぞ!というときに、CEOとしての決断をきちんと出来るのだろうか?僕はそうは思わない。

企業では、製品開発をしている人よりも、営業をしている人よりも、意思決定を生業とする経営者が最も高額の報酬をもらう。それは、意思決定が最も難しいことの証左でもある。

家庭での意思決定は、CEOであるあなたの仕事である。いずれ来る大きな意思決定の際の成功率を高めるためにも、普段から小さな意思決定をして、それを他の役員や従業員に説明したり、納得してもらう練習をしといた方がいいのじゃないだろうか?

(現場の情報収集は勿論大事だけれど)将軍が現場の兵士の言うことをいちいち聞いていては、戦場は戦略通りに形成できない。部下の要望をいちいち聞いていては、部長は事業を進められない。『妻の意見をしっかり聞く』というのと、『妻の意見に左右される』というのは、全く違うのである。

人間は変化を嫌う動物であるから、何かしようとしたらまず最初に表面化するのは、他の役員や従業員の反対だったりする。そんなときに、本当に相談していては、何も進まないということを知っておいた方がいい。

そういうあんたは私の話を全く聞かない、とそろそろ背中から撃たれそうなので、このへんでやめておく。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。