ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

Geeeeee!!!!! #702

time 2015/08/12


 

五歳児を碁会所に連れていった。囲碁をやると頭が良くなり、回転が上がり、物事の先まで見通せるようになったり、大局観が身に付いたりする。受験勉強なんぞよりよっぽど将来の役に立つと思い、たまに娘にもやらせている。

僕の知り合いで囲碁をやっている人というのは、ライバルが大体同世代で、師匠が1世代後ろ。基本的には20代〜40代がほとんどだ。

そんなノリで誰か知り合いがいるかなーと思って休日の碁会所に行ったら、ぶったまげた。

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GeeGeeGeeGeeGeeGeeGeeGee!!!

ぜんぶじぃ!!!

少女時代もびっくりなぐらいGeeだらけ!!!

 

いや、知ってましたけどね、囲碁はシルバー人口の多い知的スポーツだって。しかしここまでじぃ一筋とは。いずれ自分も歳を取る立場で申し訳ないけれど、さすがに脚を踏み入れるのをためらってしまった。

娘に押されて入場したもの、システムは不親切で自己責任のため、どうして良いか分からず。リーダーシップを発揮する娘についていき、ようやく着席することができた。

推定平均年齢68歳のなかに、34歳と5歳が1組。『このど素人が。』という痛すぎる視線に耐えながら布石を進めたら、序盤で大きく5歳児にリードされる初段のわたし。

まだまだ近視眼的なものの、ちょっとアドバイスしたら、『三目中手』なる必殺技をカマしてきた5歳児の将来が、たまらなく楽しみになったのであった。

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さて、囲碁にハマっている身としてはそうでもないけれど、一般的な視点から見れば、ちょっと前の僕がそうだったように、囲碁というのは『流行っていないもの』の代表格であるように思う。

今回改めてその理由の一旦が分かったような気がするけれど、もし囲碁界に一言物申すならば、『囲碁が流行っていない理由』と、『iPhoneが流行っている理由』というのは、別次元の話のようでいて、実は同じ話なのだということをお伝えしたい。

 

iPhoneが流行った理由を端的に言えば、それは『iPhoneを電話として売らず、ライフスタイルとして売った』ということに尽きると思う。

『より安い電話』、『より音声品質の高い電話』、『いろいろアプリの使える電話』として売ったのではない。そうではなく、

▼おしゃれな持ち物として

▼音楽の聞ける媒体として

▼一つのブランドとして

▼稀代の経営者スティーブジョブズにあやかるアクセサリーとして

▼ビジネスシーンに使えるコミュニケーションツールとして

▼家族で使うプラットフォームとして

売ったから、お財布のラベルの『電話代』以外の場所からもお金を引っ張ってくることが出来たのだ。それは『被服代』であり、『交通費』であり、『教材費』であり、『交際費』であったことだろう。『電話代』から膨大なお金を各家庭から引き出したわけでは決してない。

 

囲碁界が抱える問題というのは、ちょうどこの真逆にある。『囲碁を囲碁としてしか売ってない』のが最大の問題だと言える。

『囲碁を囲碁として売る』とどうなるか?行き着くところは、

▼おじいちゃん(たまにおばあちゃん)が老後に庭先でやるもの

▼囲碁を好きな人だけがやっているもの

で終ってしまう。電話をしないのにiPhoneを持っている人や、メールをしないのにiPhoneを持っている人がいるのとは正反対に、囲碁に興味のある囲碁世代の人しか、囲碁をやらなくなってしまう。

今はまだ良い。囲碁人口というのは、最後の隆盛世代に支えられている。しかしこのままあと20年もすると、その世代が全員三途の川を渡り、後に残るのは、『囲碁にたまたま出逢う機会があり、たまたま囲碁を好きになった囲碁マニア』だけになる。

次の世代にも次の次の世代にも囲碁を継承していくのであれば、『囲碁を囲碁として売る』以外に、『囲碁を囲碁として売らない』という発想が必要になってくる。そうでないと、次の次の世代あたりの子はしかめっ面をして、iPhoneを大事そうに抱えて囲碁の横を通りすぎていってしまうだけである。

顧客に受け入れられないモノ・コトのうちの半分は、実際に顧客にメリットを与えないものである。もう半分は、ただのプロモーション不足である。囲碁は間違いなく後者だ。

※イメージ図

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

家族とか教育とかの話

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。