ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

初心者が自転車に乗って隊列を組むときに必ず起きる問題と人生の類似性 #724

time 2015/09/03


 

僕がトライアスロンを始めたのは、2014年の2月。そこから半年後の8月に、IRONMAN JAPANを完走することが出来た。今思い出しても泣ける、トラブルと喜びに満ちた出来事だった。

IRONMAN JAPAN2014 完『騒』記〜半年間の奇跡の軌跡〜

当時は『あり得ない目標を目指す』というのが仲間内でブームになっていて、僕自身、このIRONMANへの挑戦の他に、85kgのカラダで100kmマラソンに出たり、その2週間後にまた100kmマラソンに出たり、主にフィジカル系の『あり得ない目標』を定めて邁進していた。

もちろん、いくら『あり得ない目標を目指す』とは言っても、その目標が決まり次第、到達出来るよう相応の努力をするようにはしていた。年収400万の人が年収800万になりたいのなら、年収400万の人の時間やお金の使い方、仕事の仕方、勉強の仕方をしていてもダメである。口で言うのも強く願うのも大事だけれど、行動を相応にしなければ到達はおぼつかない。

 

で、初心者丸出しだった2014年3月に、『初心者向けトライアスロン合宿!これであなたもトライアスリート!』といった感じで銘打った合宿に、チーム『ポセイ丼』のメンバーと一緒に参加した。

こういう展開にありがちなことに、参加してみたら本当の初心者は我々以外存在せず、フルマラソン3時間10分で走る招待選手の女性やら、バイクからダースベイダーの呼吸音が聞こえてくるようなセレブマダムやら、見たこと無いぐらいふくらはぎの太いムキムキマチョメンやら、合宿所までの往復200kmを自走してくるようなヘンタイやら、アイアンマン経験者が普通なぐらいの化け物ぞろいだった。

北斗の拳の一場面がイメージに近い↓

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(Source:北斗西斗

バイクの練習日に、講師の方に続いて、山までの道のりをみんなで隊列を組んでいくことになった。その合宿でトータル130kmぐらい乗ることになったものの、合宿参加時点ではトータル5kmぐらいしか乗ったことがなかった。不安があったので前の人との間隔を少し大きめにしていたら、講師の方からもっと詰めるようにとの指示が入った。

怖かったのでギリギリ我慢できる1mぐらいの間隔を空けて、前の人についていった。プロだと数cmぐらいまで肉薄するらしいが、僕レベルだと1mが限界。

が、これがなかなかうまくいかない。きっかり1mの間隔を保ったまま走れることはまずなく、ちょっと油断するとすぐ数m空いてしまうし、ちょっとぼーっとしてると前の人とぶつかりそうになる。こういうのが地味にヘタクソの証で、要するに一定スピードで走ることがなかなか出来ない。速すぎたり、遅すぎたりする。結果、疲弊するのも早くなる。

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先日、ある尊敬する経営者の方と話をしていたときのこと。景気動向の話をしていたときに、その経営者がふと口にした。

『現状維持って、意外となかなか出来ないんですよ。』

興味深い話だったので、得意の『と、おっしゃいますと?』を駆使して深堀りしてみた。こういうことだった。

現状維持が出来れば売り上げも安定し、それに伴う人員も安定し、コストも安定するので、経営も安定する。それが理想だとは思う。

しかしなぜだか分からないけれど、なかなかそうはならない。仕事が来ることは幸運なことなので、その仕事を全力で取りにいくと、中小企業だとすぐにヒューマンリソース的に捌けない量に達してしまう。そこで急いで人員を確保すると、今度はその仕事を終えた後に、増えた社員を養うために多くの仕事を必要としてしまう。

結果、筋のよくない仕事でも取りに行かねばならないことがあり、また、仕事の量が多く社員も多いということは、結果的に経営者が意図しない方向へと仕事のクオリティが傾いてしまうことがある。取りこぼしも多くなり、利益率も低下する。それを補うために、また仕事や人を増やさなければならなくなる。

一方、では細々とやろうとするとどうなるか?仕事は1度ならまだしも、2度も断ればもう引き合いは来なくなる。少ない案件だけで会社を保たせようとすればギリギリの人数で回すしかなくなるが、社員が少しでも欠ければ仕事が回らなくなる。また、少数の顧客に依存する危険性というのは、経営者が最も嫌うリスクのうちの1つでもある。

ということで大筋では現状維持を狙うものの、結果的に全力疾走するか、怠惰を決め込むかどちらかしかなくなる。後者では会社が潰れるので、前者しか選択肢が残らない。全力疾走するので良い意味でも悪い意味でも現状維持にはならない。全力疾走が吉と出れば業績は大きく伸びるし、筋断裂になったりコケたりして業績急降下もあり得る。

僕も個人事業主に近い立場として、この『現状維持は意外となかなか出来ない。』という意見には至極賛成するところがある。結果的に現状維持になることは過去たびたびあったけれど、それはいつだって全力疾走した結果の着地が、たまたま現状維持になっていただけだったからだ。

自転車では初心者の頃だけ、隊列を組むのに苦しむ。わりとすぐに、一定のスピードで走ることは出来るようになる。ただ人生では、わりといつまでたっても巡航速度のまま走り、現状維持をし続けるということは出来そうで出来ない。前に進むことはおよその人にとっては至上命題なので、だとしたら少なくとも怠惰を決め込むよりは全力疾走し続けるなかで現状維持が出来るポイントを丁寧に探していくしかないのかもしれない。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。