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ドラッカーあたりが口酸っぱく言っている話を体験した話。
引き続き佐渡国際トライアスロンに向けて佐渡島滞在中。
日本海と言えば魚なのだけれど、ポチャスリートの鉄板としては前々日に肉を選択。検索してみるものの、魚メインの地域のためか、焼肉屋が3軒しか出てこない。『佐渡牛』みたいなのがあるかなと思ってたらなかった。
一応食べログなども見て、チェーン店な牛角を外したなかで最も点数の高かったお店(といっても二択)に向かった。途中、大会の警備員さんがいたので『この焼肉屋さんって旨いですか?』と聞いたら、2秒ほど間があった後、『まぁ・・・無難だと思います。』との回答があった。
この時点で僕の頭のなかで警報が鳴り始めた。
 
お店に着くと、警報の音はより大きくなっていった。
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店構えは悪くない、店の名前もそそる。しかし、
①立地が良い。(海沿いで、ここしかない!という場所にある。)
②焼肉、ラーメン、石焼ビビンバと手広くやっている。
という点が気になった。
①に関しては、この島に焼肉屋さんが3軒しかないことと、好立地で集客に困ってない香りがした。好立地なだけでマズい店というのは、都内にはよくあるパターンだ。
②に関しては、分かる人には分かると思うけれど、焼肉への自信を感じられなかった。もし焼肉に自身があれば、シメに食べる程度に過ぎないラーメンを前面に押し出したりはしないはずだ。よしんばめちゃくちゃラーメンに自信があったとすれば、それに関連する投稿が食べログに記載されていてもおかしくはない。
結果は、戦前の予想通りドボン。早々に立ち去り、次なる回転寿司(こちらは大当たり!)に移動したのであった。
 
ちなみにこの焼肉屋さんの横の店も、同じ香りがした。
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・店名に『らぶ』が入っている。愛を教えてくれるのか?
・am8:30〜深夜というアバウトな営業時間
・モーニング、ランチ、お食事、居酒屋とMECEなラインナップ
・『不定休』ではなく、『不 定休』と何かを隠した跡がある。
一瞬で僕のなかで警報が鳴り響いた。きっと同じ類いのお店だと思う。入ってないのに失礼な話だけれど。
 
なお、別の日にいったこちらのお店は『名物・ぶりカツ丼』と大々的に銘打っていて、しかも立地はかなり悪い部類だったけれど、お客さんに愛されている名店なのだということがよく分かった。ぶりカツ丼は安定の旨さだった。
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※お店はこちら 味彩 http://www.burikatsu.com/?page_id=100 おすすめです。
 
世の中の企業、事業者のほとんどは中小企業だ。起業、創業当初に、『なんでもいいから仕事が欲しい!』と全力で仕事をとりに行きたくなる気持ちはとてもよく分かる。社会貢献だ、雇用だという前に、まず自分自身が食っていかねばならない。当然のことだ。
しかしある程度食っていけるようになったら、やはり少し自分の行き先について、提供している価値について、考えるべきなのではないだろうか。
よほどの例外を除いて、中小企業が『なんでも売ってるスーパーマーケット』のようになれるわけではない。大量仕入れ、大量販売、大量雇用、大量在庫と、それらをこなしたり抱えたりできるのはほんの一部の企業だ。
多くは、限られたリソースのなかで、強みを見つけてそれを押し出していかなければならない。
逆に言えば、ある程度の年数、実績が出来てなお、起業当初のような『何でも屋さん』ではあまりうまくいかないように思える。究極の『なんでも屋さん』であればとっくに大企業になっているだろうし、中途半端な『何でも屋さん』では、ホンモノのそれである大企業に必ず負けるからだ。
『強みは大事だ。』、『弱みよりも強みにフォーカスせよ。』とは、おエラい経営学の指南書に必ず書いてある言葉だ。大企業の話ではなくとも、とある地方のとあるお店に関しても、全く同じような事例をかいま見た気がした。
中小企業は、規模は中小であっても、抽象的ではいけない。『コレ』という具体を一つでも作るべきである。僕だったら、ラーメンも石焼ビビンバもやめて、肉の質をとにかく上げる。その方が、顧客にはずっと響くように思う。
と、口で人のビジネスに関して言うのはとても簡単なんですが。じゃあお前がやってみろ、と言われたら、たぶん出来ないのがビジネス。
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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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