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『安保法案』が可決された。
僕は政治にも世界情勢にも詳しくないので、100%賛成でも100%反対でもない。強いて言えば、戦争がちゃんと回避されて、領土侵犯とかヘイトスピーチもされずに、ふざけたことしてくるヤツがいたらぶっ飛ばすぐらいの脅しが効く準備さえ出来てて、日本が今までと同じかそれ以上に安心して住める国になるのであれば、別に政治体制や憲法解釈などは何でも良い。
それはいいんだけど、きっと多くの人が、『反対するならするで、反対の仕方にもルールやマナーがあるよなぁ』と呆れたのが、今回の国会の模様だったのではないだろうか。
勿論、反対することに反対しているワケではない。歴史的に、権力というのは放っておくと暴走するのが関の山なのだから、適切に監視し、適宜権力者に対し反対することは理に叶っていると言える。
しかし、今回のような某政党の国会議員の暴挙もそうだし、日頃から何かにつけて反対ばかりしている『反対派』な人に、少し言いたいことがある。

あんたら、反対ばっかしてたら、宇宙で筋トレサボった宇宙飛行士みたいになるよ?

 
・・・何のことを言っているのか分からないと思うので、少し説明しておく。
宇宙飛行士というのは、基本的には誰でもなれる。といっても、倍率が軽く300倍を超えるような超絶狭き門ではある。JAXAの応募要件は、非常にざっくり言うと、
▼日本人であること。
▼英検1級かTOEIC900点ぐらいの英語力があること。
▼宇宙飛行士にふさわしい運動能力、健康状態を有していること。
▼自然科学系の大学(要は理系)出身であること。
▼上記大学を出たあとに3年以上、研究、開発、設計、製造、運用などの実務経験を有すること。
▼服を来たまま75m泳げること。10分間立ち泳ぎできること。(ポセイ丼のチームメイト、『ザック』はここでアウト。)
▼宇宙飛行士になるためのハードな訓練に耐えられること。
(参考:JAXA HP
『宇宙兄弟』や『MOONLIGHT MILE(おすすめ)』を読んだことのある人は分かると思うけれど、要するにスゲー健康でスゲー頭が良くてスゲー英語しゃべれてスゲー激しい訓練に耐えられれば、誰でも宇宙飛行士になれる。スゲー野球が上手ければ誰でもプロ野球選手になれるのと同じで、非常に分かりやすい世界だ。
誰でもなれるけど、ほんのわずかな人しかなれない、そんな世界だ。
 
そんな宇宙飛行士が宇宙に行き始めたのは、今から約50年ほど前。ソビエトが先行し、アメリカが追随した。
何事もそうであるように、始めのうちはデータが少なく、色々と失敗が多かった。なかにはロケット発射に失敗して亡くなった宇宙飛行士もいたし、宇宙に行けるということは本当に本当に奇跡的なことだった。
で、ある期間宇宙ステーションでのミッションに従事してから帰国(というのかな?)した宇宙飛行士が、地上に降りて出迎えてくれた人から花束をもらったとき、なんと花束の重みで腕が折れてしまったことがあったそうだ。(ソース不明。花束を落としただけとかいう説も。)
 
宇宙飛行士は、常人には耐えられないほどの訓練を何年も経て、宇宙に飛び立っていく。が、当時は無重力が人体に与える影響がそこまで明らかにされていなかったため、宇宙飛行士は宇宙空間ではそんなに激しいトレーニングをしていたわけではなかった。
が、後から明らかになったところによると、無重力下では、何もしなければ骨の組成成分であるカルシウムが日ごとに数%ずつ抜けていくことが分かった。数週間に及ぶ無重力下でのミッションを終えて帰ってきた宇宙飛行士のカラダは、花束1つが乗っかっただけで腕が折れてしまうほど、衰弱していたということだった。
数年にも及ぶ訓練で鍛え上げたカラダが、わずか数週間の期間で常人以下の強度まで落ちてしまうのだ。花束で骨折以外にも、歩けない、立ってられない、座ってもいられないなど、トラブルは続出した。以来、宇宙空間でもそれなりの強度のトレーニングを宇宙飛行士たちに課すようにしたという。
 
話戻って『反対派』の話。
物事を進めるのと、それに反対するのとでは、10対1、あるいは100対1、場合によっては1000対1ぐらいの負荷の差がある。
やや極端な例ではあるけれど、生まれて初めての富士登山を提案されたときに、
①よし、登ろう。
と言って実際に登るのと、
②いや、登るのヤダ。
と反対して何もしないのとでは、それこそ10000倍ぐらい?いやそれ以上の負荷の差がある。
飲み会の企画をした幹事が、場所の設定から面子の手配から中身の盛り上げ方まで考えて情宣した末に、一人が『いや、俺その店嫌いだから』と言って反対したとしたら、反対する側は一言で済むけれど幹事としてはたまったものではない。
低く見積もっても、物事を前に進める大変さというのは、反対することの10倍ぐらいは大変だ。地球と惑星ベジータぐらいの違いがある。
 
逆を言えば、『反対派』の人は、物事を前に進める人=(以後『前進派』)が惑星ベジータの10倍の重力下で必死こいてトレーニングをしている傍ら、重力1倍の地球でラディッツに倒された戦闘力5の農民のおじさんみたいにのほほんと生きている、もしくはそれよりさらに負荷の低いプールでプカプカ浮いているだけの状態でのんびりしているのと同じ。
そりゃベジータやナッパが攻めてきたときに、ヤムチャが何の役にも立たないのはよく分かりますわ。
『反対派』の人たちは、『反対!反対!』と言っている間に、自分でも気づかぬうちに力をどんどん弱めていく。いずれ自分が能動的にアクションを起こさねばならない場面が来たときに、フリーザが攻めてきても怯えるヤムチャのごとく、
『じょ・・・冗談じゃないぜ。信じられんようなバケモノじゃないか。ど・・・どうしようもないじゃないか。』
ともはや何の役にも立たない大根役者になるのみ。影響力はほとんどゼロに等しい。反対ばっかりしてると何やら自分が賢い気になってくるけれど、最終的に至る到達点はとても悲惨なことになる。
 
先日ご飯をご一緒させていただいた、ある大手外資系IT会社のマネージャーの方は、

『反対してくるヤツは全てぶっ飛ばす』

という武闘派だった。外資でITという先進的なイメージのある大企業でも、『反対派』の人というのは結構な数、いるらしい。が、それらすべてブチノメーションでドミノのように倒してきたとのことだった。
敵は多いらしい。自分で言っていた。でも、その敵は反対派のため、惑星ベジータで修行を積んだ自分には大した敵ではないとのこと。また同じようにバタバタと倒すだけだとのことだった。
なんたる男前!
 
『反対派』の方々へ。あなた方は反対をしているがゆえに、それだけがゆえに、自分が日々弱くなっているかもしれないという可能性に、少しだけ想いを馳せてほしい。きちんとエビデンスのある反対は結構、筋道立てた反対も結構。明らかにオカシイことに対する反対に関しては勿論大賛成。
だけど、超絶頭が良くお金も教養もあるはずの国会議員ですら、ともすれば大した根拠もなく反対するだけの稚拙な『反対派』になりおおせることは知っておいたほうが良いと思う。人間はそんなに強い存在ではない。むしろ弱い存在だ。
最初はまともな反対をしていた人たちも、気をつけていないといつの日か生産性ゼロのただの『反対派』になってしまう。そうならないように、たまには何かしら自分でオーナーシップをもって進める『前進派』になることを薦めたいと思う。物事を前進させることがどれだけ大変か理解出来たら、意味の無い反対はしようと思わないものである。
口癖が『いや、』の人は要注意って話。
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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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