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『ラグビー日本代表が南アフリカ代表に勝った』ということはどの程度スゴいのか?を理解するのに悪戦苦闘した話 #741

time 2015/09/20


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ラグビー日本代表が南アフリカに勝った!!!

この大ニュースが今、FBやYahoo!、Googleを駆け巡っている。僕も知らなかったけれど『そ、そうなのか・・』といった感じで大金星のニュースを繰り返し目にするたびに、少しずつ興奮してきた。

なんてことだ。南アフリカに勝ったのか。24年ぶりに勝利。ほんとに素晴らしい。感涙ものだ。おめでとう!

 

・・・で、ふと思った。

 

 

 

 

 

 

何がスゴいのかがピンと来ないし分からない。。

てか、俺、ラグビー知らねーし。。

 

 

 

 

 

むぅ、マズい。TwitterやFBを見る限り国民の結構な数が狂喜乱舞している。支社に生息しているゴリラはラガーマンなのだけれど、恐らくは泣いているようだ。それぐらいスゴいことが起きたのに、肝心の自分にはそれがどういうことなのかがよく分からない。これでは波に乗り遅れてしまう。

ちょいと調べてみたところ、ラグビー人口は約12万人。高校生の世界で言えば、4000校の頂点を決める甲子園に対し、ラグビーの全国大会の予選参加校は約800校。まだまだ発展途上。

12万人というのは単純にプレーヤーとしてやってる人の数だから、観るのが好きという人も合わせるとこの10倍ぐらいにはなると思う。それでも、人口1億2000万人のこの国からしたら、ラグビーを知ってる人より、僕と同じように知らない人の方が多いわけだ。

タイムライン上には、『スゴい!』、『感動した!』、『泣いた!』、『今世紀最大の大番狂わせ!』などの表現が並び、なんとなくスゴいこと、なんとなく凄まじいことがなされたことがよく分かる。よく分かるが、まだよく分からない。

色々調べてみると、ラグビーを知らない人のために、色々な人が色々な例えを使って表現してくれていた。

 

▼ラグビーは体格差もあって番狂わせが起こりにくいゲーム。

▼サッカーや野球と違って間違って勝つということが絶対にないのがラグビー。

▼世界ランキング3位が13位に負けるって、日本代表がどうこうじゃなくてあり得ないんですよ!

といったラグビーの特質から表現してくれた人がいた。ふむふむ、確かにサッカーなら戦術がパリっと決まることがあったりカウンターがさくっと決まったりすることもあるし、野球も投手がアタリの日ならバチっと抑えられるもんな・・。ラグビーでそういうことは基本なく、実力差がそのまま点数差に現れるらしいから、今回の快挙は本当の意味で快挙らしい。。

 

▼歴史を作った!

▼手が震えて涙が出る!

▼今でも信じられない!

▼担当が泣き崩れて、出遅れてしまいましたが、ありがとう!(J SPORTS公式Twitter)

と、溢れ出る感情を前面に押し出して今回の快挙を語ってくれてる人もいた。分かる、分かるよその気持ち。感動する気持ちはよく分かる。でも、ラグビー知らないからそれがどの程度のことかが分からないんだ!!!

 

▼ハリーポッターの作者、J.K.ローリングさんが『私にだってこんな素敵なストーリー書けないわよ!』と言っている。

▼イギリスやフランスでこの試合のことが本になったり、ハリウッドで映画化されるレベル。

▼ラグビーWカップのオッズ。ニュージーランド:2.20 イングランド:5・50 南アフリカ 7.50 日本1001.0

といった風に社会的オーソリティを基準に焦点を当ててどれぐらいスゴいことなのかを解説してくれてる人もいる。うお!なんだかスゴそうだ!あと一息!あと一息!

 

▼茶帯が数見に勝ったようなもの。(茶帯=黒帯一歩手前、数見=元極真世界王者)

▼馬だと1000万も勝てなかった馬がディープインパクトに勝つみたいなもの。

▼フラウ・ボゥがボールに乗ってシャアの乗るジオング撃墜してついでにビグ・ザム落とした上にアムロの親父を正気に戻すみたいなこと。

▼ヤムチャがベジータに勝つレベル。

と、敢えて一般人にも分かりやすいようにそれぞれの得意とする分野に置き換えて説明してくれる人もいた。ヤムチャがベジータに・・以外は分からん!!!しかも、ヤムチャだってスゲー頑張れば地球に来た頃のベジータだったらなんとかなるかもしれんやん。逆に分からなくなってきた。

 

▼サッカーで言えばJ2のチームがイングランド代表に勝つみたいなもの。

▼県代表ベスト4のチームがソフトバンクに勝つようなもの。

▼『マイアミの奇跡』以来の番狂わせかなと思ったら、どうやらその数倍スゴいらしい。※マイアミの奇跡=サッカー日本代表がブラジル代表に1度だけオリンピックで勝ったアレ。

▼序の口力士が白鵬を寄り切ったぐらいの衝撃度。

▼日本がサッカーW杯で優勝するレベル。

▼11人のクリスティアーノロナウドに日本に勝ったみたいなこと!

と、比較的誰でも分かるスポーツで置き換えてくれた人もいた。おお、分かりやすい。なんだか分かった気になってきたぞ!?とにかくスゴいってことは分かってきた!

 

・・・と、まぁ色々な人が本当に色々な表現で今回の歴史的勝利を語ってくれていた。どれだけのことが成し遂げられたのか、これらの言葉を知る前と知った今とでは、実感としてまるで違う。日本代表の皆さん、本当におめでとう。

 

 

しかし、もう大体分かったかなと思ってタイムラインを辿ってたら、この記述を見て、今回の勝利がどれほどのものだったのかということが、本当に本当に本当に一発で理解できた。それまで『乗り遅れちゃいけないから半分分かったフリ』でゴマかしていたものが、完全に理解できた。

コレ↓ ↓ ↓

 

 

 

 

 

 

 

本気勝負で桐谷美玲が吉田沙保里に勝つレベル。

 

 

 

 

 

 

 

『ラグビー日本代表が南アフリカ代表に勝った』ということのスゴさが、これで1億2000万人全員の心に染み渡ったのではないだろうか?他のあらゆる例えを一瞬で吹き飛ばす比喩の妙技に、僕はこのたとえそのものに涙しそうになった。この例えを見た瞬間、あーそうか、日本は本当にスゴいことをやってのけたんだ、と心から合点がいった。

日本代表の皆さん、本当に本当に本当に本当に本当におめでとう!!!!!

 

 

翻って最近思うこと。本質的な話というのは、本質的であるがゆえに抽象的で、つまらない。ぐぅの音も出ないほど正しいことのはずなのに、伝わらない。『本質論ばかり書いている人のブログは大体つまらない法則』という有名な法則があるけれど、皆さん心当たりは1つないし2つぐらいはあると思う。

あるセミナーで、本質論、抽象論ばかりを話す講師がいた。言ってることは全て正しい。しかし、超つまんなかった。下界に降りてきて僕のような一般人でも分かる言葉にしてくれないと分からないのに、その方は自分の専門分野の言葉で延々と話をしていた。

他の参加者も倦んでいるようだった。全員が死に体になっていた。それぐらい、つまらない話だった。

人のことを言うのは簡単なのだけれど、一応僕自身は自分の話がこういうことにならないように十二分に気をつけているつもりだ。本質論はつまらない、ところどころに具体論を入れるべきだと思っていつも話をしている。

が、具体論だけでは、今度は汎用性がなくなる。枝葉末節にこだわった話になってしまい、全体像を掴みづらくなる。『美ら海水族館がなぜ世界的な水族館になったのか?』というテーマでそこの館長さんの講演を聞いたときに、『美ら海水族館が世界レベルに達するまでのキーポイントになった、サメの交尾の話』をこまごまと延々と聞かされたときには、瞑想するしかなかった。

本質論だけでは伝わらない。具体論だけではとっ散らかる。こんなときこそ比喩や例えの出番。これらをうまく使うと、本質論から目をそらさないまま、しかしその伝達効率を飛躍的に上げることが出来る。話を拡散させずに伝えたい本質論の浸透率をうまく上げるには、比喩や例えの巧拙が勝敗を分けるといっても過言ではない。知らない人に知ってもらうために、分からない人に分かってもらうために、こういうスキルは必須だ。

ラグビーを全く知らない僕でも、桐谷美玲と吉田沙保里の例のおかげで、全てが一瞬で腑に落ちた。これほどのことが起きたなら、そりゃ日本中狂喜乱舞でもしょうがないと思った。日本中を感動させてくれた日本代表の皆さんと、この比喩を思いついて快挙の凄まじさを日本中に知らしめてくれた人に、同等程度の拍手を送りたいと今日このごろ。

村雨率いる三浦大附属が沢北率いる山王工業に勝つぐらい、感動した話だった。もう少し分かりやすくいうと、マァムが大魔王バーンに勝つぐらい感動した話だった。

***

世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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