ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

(囲碁三段戦よりの学び②)初心者の長考は無駄である #764

time 2015/10/13


 

(囲碁三段戦よりの学び①)分かってる人は考えた末に『分からない』と言うが、分かってない人は考えてないのに分かったフリをする #763で書いたように、分かってないヤツの分かったフリほど意味のないものはない。

こんな顔とか、

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こんな姿勢とか、

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こんなふうに考えてるフリはしていても、

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全部、『何も考えてない』のだ。ちなみに写真の解説をすると、

①友人ザックが囲碁を始めて3ヶ月で初段を取った直後。『ほんとは初段の実力じゃないのに、いいのかなぁ。。でもそれっぽい顔してればメガネかけてるししゃべらなければ囲碁に詳しそうに見えるし、大丈夫だよな。。』とちょっと心配になっているが強気で押し通そうという薄い心持ちが透けて見えた場面。

②六段戦を戦う師匠が長考する横で、同じようなポーズを取るも、頭に何も浮かばないザック。浅い!

③五郎丸ばりに集中するも、対象は目の前の牛タン弁当の食べ方についてであるわたくし。

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囲碁の対局時間というのは、レベルによって分かれる。

▼江戸時代 持ち時間なし。永久に考えられたし、棋士は殿様に呼ばれれば親の死に目にすら会えなかったとか。

▼プロの7大タイトル 持ち時間3〜8時間。てことで2人いるのでこの倍。疲れる!

▼アマチュア全国大会 持ち時間40〜60分

▼アマチュア級位者、段位者の試験 持ち時間40分

僕はまだ持ち時間40分の対局にしか出たことがない。しかしこれでも限界、というぐらい疲れる。

なお、この与えられた40分のうち、ほとんどはこんなことを考えている。

『こっちかなー。こう打つと相手がこう打って、こっちもこう打つから、いち、にー、さん、あーわかんねー。もう一回。いち、にー、さん。あーもう!石がイメージ出来ない!読めない!意味ねーよこんな時間。でも考えないで打つとアレだから、考えて打ったていで打てば相手も動揺するかもしれないし、考えて打った方がなんか良い手になりそうな気がするから、とりあえず時間まだあるし使っとくか。。しっかしわかんねー。』

といった感じ。そして大体、第一感で打とうと思った手と、散々考えて打った手が大した違いはなく、むしろ後者がより悪手になることも多い。頭に浮かぶ選択肢はせいぜい3個ぐらいであり、それをシミュレーションしようとして冴えない頭を回そうとするも、途中で石のイメージがふっとんでしまい、悶絶することになる。

結果、『考えても考えなくても一緒か!』と、軽ーい手を打つことになる。高段者には、『もっと考えて!』と注意されるが、そもそも何を考えれば良いのかも、初段レベルでは大して分からない。

***

これが師匠たち高段者、即ち五段(巷で、お!強いですねー!と言われるレベル)、六段(県大会上位入賞レベル)、七段(県大会優勝レベル)、八段(アマ全国大会優勝レベル。アマの最高峰。)になると、また全然頭の中身が違ってくる。

僕が初段で3個ほどの選択肢から選んでる(フリをしている)のに対し、六段〜七段の師匠は一手ごとに20〜30手ぐらいの選択肢を持ち、八段の師匠はその倍ぐらい、トッププロになると、100個ぐらいの選択肢を持ち、それら全てを仔細に検討した上で会心の一手を繰り出すのだそう。僕が3個の選択肢ですら、検討の途中に頭が火を噴くのとは全然違う。

意味分からん。

だからトッププロの対局では、3時間とか8時間とか、ときに2日間にも渡る戦いが繰り広げられる。それだけの時間を使っても、プロにとっては足りるか足りないか微妙なところなようだ。

***

プロの7大タイトルと言われる棋戦では、持ち時間が上記の3〜8時間、優勝賞金が数千万にもなる。それだけのお金がかかっているのだから、それだけの時間を使ってじっくり検討することは、きっと必要なんだと思う。100個も選択肢があるんだったら、そりゃ相当時間を食うことだろう。

では果たして、僕が同じ条件を提示されたとして、どうなるだろう?優勝賞金4000万。うん、これは欲しい。でも、8時間与えられたとして、何が考えられるだろうか?

囲碁のことは、頑張って1時間ぐらいだろうと思う。あとの7時間は、こじはるの二の腕が綺麗だとか、北川景子がDaigoに攫われて腹立つとか、今日は数寄屋ハンバーグ食べたいとか、大島優子はいいけど前田のあっちゃんはAKBを抜けるべきではなかったなとか、そんなことばっかり考えて、それでも使い切れない時間は寝るだろう。

僕のような初心者に毛が生えた程度の囲碁打ちにとって、8時間というのは到底使い切れる時間ではないのだ。ぶっちゃけ、40分ですらキツい。『早碁』と呼ばれる一手30秒とか、場合によっては10秒の対局もあるが、それで十分。たぶん、大して碁のクオリティは変わらない。出来ることしか出来ないからだ。

***

こう考えると、どの分野であれ、初心者が『長考』するのは、ほぼ意味のないことであるように思う。というか、無駄。囲碁で言えば半年で中級手前ぐらいまでたどり着いた初段の僕が、ほんのわずかな時間ですら思考に耐えられないように、初心者である限りは、考えるといっても何を考えれば良いのか、その選択肢すら思い浮かばない。

新入社員であれば、あれこれ考える前に『名刺交換してこい。』となるだろうし、新人美容師であれば『とにかく人形で切ってみろ。』となるだろうし、小さい子どもが自転車の乗り方で悩んでいたら、『転んでもいいからとにかく乗れ。』となる。

実は仕事で、その場で決まらず『考えます。』という回答をもらうことがたまにある。気持ちはよく分かる。保険というのは大きな買い物だし、即断即決は危険な香りがするのかもしれない。しかし、そう言ったはずのお客さんが、ちゃんと『考えて』くることはまずない。

なぜなら、彼らは保険に関しては初心者だから。結局何を考えれば良いのか分からないまま何も考えずに終わり、さてどーしましょーと時間だけが過ぎて、次に僕と会ったときに相談する、というのがお決まりのパターンだ。

また、場合によっては『考えてきました!』ということもあるのだけれど、その検討ポイントが基本から著しくズレてしまっている場合も多い。そういうときは、『あちゃー!そっち行っちゃったか!そこ全然重要じゃないんだけど』と思いながら、微修正をかけていく。

だから本来は、プロである僕と相談している間に、疑問も何もぶつけて自分の必要とする情報を集め、意思決定まで自分自身を導いていただくのが一番良い。僕としても、プロとして仮に即断即決いただいたとしても、絶対に将来後悔させない提案をしている。これは自信をもって断言できるが、しかし保険という性質もあって、即断即決とはいかない場合もある。プロというのは、任せられるとその顧客のためにどこまでも頑張るものなのだけれど。

***

それはさておき、世の中の人は恐らく全員、それが本業であれ家事であれ、父や母などの役割であれ、自分の専門分野に関しては初心者だ。海外赴任がいきなり決まった人は英語や海外の初心者だし、長男長女が生まれた人は、どんなに準備してたとしても子どものいる生活にかなりびっくりして右往左往する初心者に過ぎない。

僕も最近、出来るようになったことが増えてきた一方で、安全地帯に安住しつつある自分に危機感を感じ、出来ないこと、苦手なことをやろうとしている。どの分野もぜーんぶ初心者だ。

で、初心者のくせに、自分の専門分野と同じ『長考』をたまにしてしまう。どういうふうにやったら効率よく出来るだろう?どうやったらより合理的に出来るだろう?どうやったら?どんな方法を取れば?

そしてちょっと考えてから悟る。

あ、コレ、無駄な長考だ。

初心者なのだから、どうせ分からない。どうせ選択肢は思い浮かばない。どうせ考えても何も出てこない。

人にアドバイスするときは自明なことでも、自分がやるとなると、つい玄人面して『長考』してしまう。

初心者に必要なのは、

『長考』ではなくて、『即動』。

コレ肝要也。今取組中のことに関しても、考えるのやめよっと。上級者になったら少し考えても良いかな。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。