ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

プロなら言ってはいけないし、言われたら無視するしかない反論「だったらお前がやってみろよ!」 #779

time 2015/10/28


 

普通に生活していても、家族間でどうしても生じるギャップが「仕事、家事育児の負担バランス」だ。

ステレオタイプな一般家庭の場合、夫が仕事を主に分担し、妻が主に家事育児を分担する。そしてそれぞれが専門家としてやっているだけなら良いのだけれど、当然のことながら家族である以上、妻は夫の仕事(とか稼ぎとか)について意見を言うし、夫は家に帰れば妻の家事育児に関する成果物(家が散らかってるとか子どもが言うこと聞かないとか)を目にすることになる。

そこには、よほどの聖人君子でなければ、若干の評価が入る。それを口に出そうものならもう大変らしい。戦いがヒートアプしてくると、

「だったらお前が稼いでみろよ!」、「あなたが産んでみればいいじゃない!」

よくよく考えれば分かる通り、これはどちらも無理な注文である。結婚、出産を経て資格を持たない妻が夫と同様の稼ぎを得ることは今の日本では無理に等しいし、夫が子どもを産むのはもっと無理だ。

このセリフは、相手にぐうの音も出させないという意味では有効だが、ケンカの作法として一番やってはいけないことだ。なぜなら、何も、本当に何も解決しないから。しかし、こういった例のケンカをふっかける例は、世間の意外と多い。

***

以前、僕は前の上司にあれやこれやと要望を挙げていた。

その人は「いいか、今日は大事な話が3つある。1つ目は・・・・1つ目は・・・・忘れちゃった。。」ということを日頃から繰り返すほどの人生の達人だったのだけれど、その人をプロだと信じていた僕は、マネージャーの職務としては至極当たり前だと思われる仕事が上がってこない(下がってこない、の方が適切?)ことに対して、要望を繰り返していた。

ある日、たまりかねたその上司は、僕に言った。

「だったらお前がやってみろよ!」

わずか10ccの器が一杯になってしまった上司は、そこから表面張力の分ぐらいは努力するのかなと思ったら早々に上記のセリフを吐いた。

僕は特に何の感慨もなく、こう思った。

「コイツ、役割を放棄したな。」

そう、「だったらお前がやってみろよ。」は、それが仕事であれ家事育児であれ、確かに反論として合理的な面もあるけれど、大方は「役割の放棄」を意味する。

僕はマネージャーではないし、僕には僕の兵隊としての仕事が、マネージャーにはマネージャーとしての仕事があったのだけれど、兵隊にマネージャーの仕事をやれというのは、いくらなんでもちょっと筋が違うと思った出来事だった。

***

「だったらお前がやってみろよ。」は、ほとんど対等な能力を持つ者同士が、相手の指摘が鋭く、そしてその指摘をする本人が著しく怠惰な場合には有効だ。シェアハウスに住んでいるステータスの似たような2人のうち1人が家事を一生懸命担当し、もう1人がただサボっているという場合には成りたつ。

しかしそういうシチュエーションというのは現実にはあまりなく、実際は夫が妻に、妻が夫に「だったらお前がやってみろよ。」を言う。上司が部下に、部下が上司に、営業部門が経理部門に、経理部門が営業部門に、「だったらお前がやってみろよ。」と言う。

考えてみれば、これは魔王と戦っている勇者様一行で、「もっと回復魔法をくれ!ホイミじゃ意味ない!ベホマだよベホマ!ベホマをくれ!早く!なにやってんだよ!HP(=生命力)なくなって死んじゃうよ!」と要求してくる「勇者」や「戦士」に向かって、「賢者」が「こっちだって忙しい!だったらお前が自分でベホマやってみろよ!」と反論するようなもの。

ご存知の通り、戦士はベホマどころかホイミすら使えない筋肉バカだし、勇者にしても大してMP(=魔法力)があるわけではない。餅は餅屋。回復魔法は賢者なのである。

同様に、勇者や戦士が賢者に対して、「何やってんだ!後ろでうだうだ呪文唱えてるだけじゃなくて、前線にきて剣振り回せよ!!!」と言えば、そのパーティの全滅を早めるだけだ。戦士と勇者と賢者がそれぞれの役割を放棄したら、魔王を倒して世界を平和にすることは出来ない。

要するに、各人がエキスパートと化した専門家の集まりにおいて、「だったらお前がやってみろよ!」は、本当に何も生まない、全く意味のない指摘であり反論なのである。

なので、こういったセリフを吐いてくる輩が現れたら、無視をするしかない。そして賢明なあなたは、このセリフを一生に一度も吐かざるべく、不断の努力をするしかない。

このブログが意味もないしつまらないし、もうちょっとちゃんと書いたら?と思っている人がいたとしたら、言いたい。

「だったらお前が書いてみろよ!」

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

「ラオウを目指す羅王のブログ」にようこそ。修羅が蔓延る世紀末の日本を、「北斗剛掌派」という思想体系を以て変える活動をしています。我が生涯に一片の悔いなし!と言える人生を送るため、101回目のダイエットに励んでいます。