ラオウを目指す羅王のブログ

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!我が生涯に一片の悔いなし!!!

終身か定期か論争は保険だけじゃなかった! #784

time 2015/11/03


 

僕の仕事では頻繁に、「終身と定期、どっちがいいの?」という話が持ち上がる。

議論の中身は、生命保険において、いわゆる「終身保険」と「定期保険」のどちらを好むか、どちらを保障のメインに据えるかというもの。終身保険は文字通り「終身」に渡る保障があり、しかも大体貯金機能がついている。その代わり掛け金はそれなりになる。

一方の定期保険は、掛け金は安いものの、掛け捨てとなっており、しかも名前の通り「定期」の保障となっている。掛け金が途中からガンガン上がっていくという特徴がある。

入社した頃の僕は、終身一辺倒主義者だった。今は6:4ぐらいになってきているが、定期も使い方さえ間違わなければ、最高の保険だと思えるようになった。月並みな表現で言えば、「お客様次第」という結論に至った。

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さて、ある日、囲碁でお世話になっている10コ下の師匠が、面白い提案を持ってきた。

「結婚も終身ではなく、定期にしてはどうでしょう?今の時代に合ってると思うのですが。」

意味が分からない、あるいは理解の範疇外の話をされたときに、人は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする。もしくはより衝撃的な場合は、豆が鳩鉄砲を食らったような顔をする。

僕は思わず鳩豆しそうになったが、社会人生活10年超で身につけた、「鳩豆なときに体制を立て直す時間を稼ぐために繰り出すべきたった一つのしつもん」を発動した。

「・・・と、おっしゃいますと?」

師匠は、持ち前の言語化能力で持論をぶちまけた。

▼企業においては終身雇用も年功序列も崩壊した。これは疑いようのない事実。

▼にもかかわらず、結婚だけ終身契約となっているのは、明らかに間違っている。

▼終身と定期、どちらか選べるようにすべきだ。安定が欲しい人がメーカーなどの終身雇用を堅持する企業に就職するように、結婚を1人の人と終身でしたい人はそうすれば良い。でも僕(=師匠)のようなタイプは、それだと飽きてしまう。

▼でも、5年とか10年なら続ける自信がある。定期が好きな人は定期という市場を作りさえすれば、そのときどきで最適な人と結婚することが出来るし、同じ人が良いなら「更新」すれば良い。それには市場の整備が必要。

▼「定期付き終身保険」みたいに、65歳時点で1000万以上の貯金があればその後終身契約に移行できるとかにすればいいじゃないか。結果的に終身になったとしても、最初から終身を誓わなければいけないのは、結果的に晩婚化を促進している!

▼定年時資産が一定額を満たしていなければ、そこで契約は終了。それでも高齢再婚マーケットが開けていればそれでいい。

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僕はいちいち至極ごもっともとうなづきながら、保険と結婚のあまりの相似性に感嘆のため息を漏らしていた。たしかに、結婚に「定期」が認められるようになれば、今の日本の問題のほとんどは解決できるんじゃないだろうか。

少子高齢化や晩婚化の原因の1つは、男性の相対的な戦闘力低下だ。「家族を養うのは男」という価値観が未だにはびこっているなかで、しかし社会的地位や賃金は一昔前に比べて劣化している。その状態で「一生幸せにします。」と世界の中心で愛を叫ぶには、あまりに稼ぎや能力などの戦力物資が足りない。

またもう1つは、そういった男性陣の弱体化に対して、慎重さを増した女性の意識の変化がある。「コイツで大丈夫なんだろうか?」と見定めるための労力と時間が昔に比べて10倍ぐらいになってしまった。10年付き合って分かれたり、婚約までいって破棄したりと、少なくない事例を見聞きしているが、その原因は必ずしもトラブルだけではない。

そして、「やることが沢山ある。」という、満たされた世の中そのものも、「なのに一生同じこと(=家)にコミット出来ねーよ。」という意識を醸成していると思う。一昔前の田舎が都会に比べて早産多産だったのは、色々な意味で「他にやることがないから。」というのを聞いたことがある。今は田舎ですら、何でもできる。家庭という、ある種同じことの繰り返しにダイナミズムを感じない若者が増えることは理解出来なくもない。

子どもの出自に関しては婚外子に対して寛容なフランスやオランダを見習う必要があるし、年金問題は401Kよりも10倍ぐらいフレックスにする必要がある。が、それを差し引いても、この「定期婚」は検討の余地あるんじゃないかとまともに考えてしまった次第。

 

・・・

ただし、師匠に言うの忘れたけど、

保険はトラブル(保険事故=入院とか)があっても更新できるけど、

結婚はトラブル(DV、諸々不一致、文字通り色んなトラブル)があると更新は無理だよ。

ということだけは明確な違いとして意識しておきたい。

牧師さんは、

「トメルトキモマズシキトキモ、スコヤカナルトキモヤメルトキモ、コノモノヲイツクシミナグサメ、アイスルコトヲチカイマスカ?」

なんていう難しいニホンゴを悶えながら暗記しなくても、

「トリアエズジュウネンカンダケチカエマスカ?」

とだけ言えば良いので、だいぶラクになると思う。

個人的には、夫婦別姓なんぞよりよっぽど画期的だと感じる。

今の25歳はこんなことを考えてるんだって。新人類。

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!

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羅王(AKBとも呼ぶ修羅も多いです)

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