#803 研修所に行ったらラオウがやたら遠く感じた話


 

11月21日〜23日は、富士山麓で、とある勉強会の合宿があった。

雄大な富士山を背景に、自分の限界を突破するため、ウマの合う仲間たちとともに向かった先は御殿場。「立ち上がれないぐらいボコボコにしてやる。」と勉強会の先輩方から言われていたので、軍事キャンプのようなものを想定していた。

事前に聞かされていたメニューは、ハイプレッシャー下でのプレゼン、ディベート、早朝ランニングなど、世界のビジネパーソンと渡り合える実力を付けるための過酷なもの。

僕は緊張を隠せないまま、研修所として指定された場所に、ウマの合う仲間たちとともに向かった。

そこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウマがいた。。。

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あれ?

なにここ?

やたらウェスタンなんですけど?

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マスターは完全にカウボーイ。夜には薪を焚き、一人バーで煙をくゆらせる。見た目は西部時代のワイルドガンマン。

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馬主になったつもりで写真を撮ってみた。

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馬を間近で見て、正直な話、ブルってしまった。

細い足先はまだ許せるものの、異様な大きさの脚の付け根の筋肉。どんなに筋トレしても、勝てる気がしない。

さらには僕のハイキックが全く効かなそうな太い首。僕が乗った子はまだ小柄な方だったけれど、「黒王号を乗りこなすラオウ」を目指すのであれば、このぐらいの大きさの馬は視線だけで一喝出来ねばならない。

黒王号は、僕が乗った子の3倍ぐらいある。ラオウはその黒王号に、主人として認められていた。

世紀末の覇者を目指すには、まだまだ器が足りないと感じた。馬に気圧されないためには、やはり最低90kgのカラダにならないといけない。

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馬場を見ると、12歳前後と見られる少女が手際よく馬に乗っていた。どうも、帝王学の一環で金持ちの子弟は乗馬乗馬教育を受けるんだって。

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少女らしくピンクの鞍を付けてたが、あくまで乗るのは車ではなく馬。異様な余裕とお金持ち臭を漂わせるご両親の温かい視線を受けながら、この少女は馬を華麗に乗りこなしていた。

お金持ちの家庭では、「帝王学」の一環として、乗馬教育をするらしい。この流れは特にヨーロッパで見られるとのことだけれど、今は日本の上流階級でもこういった動きが見られるんだとか。

馬は、言葉を話せない。だけどその分、乗せる人間をダイレクトに感じ取る。乗せる人間が言うことを聞くに足る人物だと思えば素直に言うことを聞き、そうでない場合はひたすらに道草を食う。本当に文字通り道に生えている草を食いまくるのだ。

油断をするとすぐに適当な方向に行ってしまうので、言うことを聞かないようであればそこは容赦なく手綱を引き締め、腹に圧力を加えて方向修正を促す。しかし、望み通りの方向に動いてくれたら、カラダを撫でたり口で褒めたりしてあげる。このように、アメとムチを上手に使い分ける必要がある。

アメしか与えない人間の言うことは次第に甘く見るようになり、ムチしか与えない人間のことは次第に避けるようになる。そういう意味では人間と同じで、言葉の通じない馬をきちんと御することの出来る人間か否かが、結局のところ人間組織を統括できる人物かどうかと直結しているのだとか。

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ウマの合う仲間たちと馬を見ながら過ごした3日間。ある者は限界を超え、ある者は自分の弱さに涙し、ある者は昨日までと全く違う自分を見つけ出していた。

僕自身、久々に号泣した。自分が心の底から目指したい何かが、見つかったと確信できた。

誰もが、自分のなかにきっと存在しているであろう、ホットボタンを探し続けた3日間だった。

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コイツだけは人からボタンを押してもらっていたようだった。。。

 

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!