目の前しか見ない人がいかに勿体無いことをしてるかって話 #817


 

前に聞いたことがある話で、なるほどなと唸らされたことがあった。こういうものだった。

「待てないヤツは稼げない法則」

職業に貴賎はないし、例外は沢山あるけれど、原則としては、

▼今やっている仕事の対価を1日単位で求める人は、日雇い労働者になる。

▼今やっている仕事の対価を1ヶ月単位で求める人は、平凡なサラリーマンになる。

▼今やっている仕事の対価を1年単位で求める人は、出世するサラリーマンや起業家になる。

▼今やっている仕事の対価を10年単位で求める人は、成功者になる。

といったような法則だったように思う。結構言い得て妙な法則だと思ったんだけど、誰だったっけな。

体感的にはまさにそのその通りで、例えば「本を読め」と軍令を発した際に、「分かりました!」とよく分からないながらも本を読みまくる後輩と、「それ、今期の売り上げに意味あります?」といったような顔をしている後輩の間には、結構な開きが知らず知らずのうちに生まれている。

僕が今出している成果も、元を正せば数年前〜10年近く前に仕込んだこと、学んだことが発露した結果であるように思う。まだまだ成功者には遠いけれども。

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この現象を概念的に因数分解してみると、下記のように分けられる。

「種を蒔き、収穫をする」という作業を現在⇄将来、同じ畑⇄違う畑の2軸で表すと、4つのカテゴリに分けられる。「種を蒔く」とは、仕事をする、努力をする、勉強をするなどの行為を指し、「収穫をする」とは、収入を得るとか幸せになるとかマチョメンになる、などの具体的な利益を得ることだ。

 

①種を蒔いたのと同じ畑で、現在収穫をする

「スタバで400円を買ってカフェラテを買って飲む」というのが代表例。投資と対価の即時交換。今行ったことの対価を、今受けとる。日雇い労働というのは、考え方としてはココに当てはまる。

「それ、意味ありますか?」と、言われたことにすぐ歯向かうヤツというのは、よほど賢いか、よほど視野が狭くて、一問一答式に利益を欲しがる欲しがり屋さんであることが多い。

 

②種を蒔いたのとは違う畑で、現在収穫をする

種を蒔いてない畑から作物が出来上がってくるわけだからちょっとびっくりするが、そういうこともたまに起きる。蒔いた種は、地下で違う畑に繋がっているものなのだ。

僕の友人で、「日々の自分を内省し、頼りない自分を変えるため」という目的でブログを書いていたら、思いのほかそのブログのセンスが良く、不特定多数の人から注目されて、生まれて初めて行ったセミナーが「筋肉セミナー」だったというワケの分からないヤツがいる。

彼はそんなこんなを経て独立したが、本人が一番びっくりしていた。

 

③種を蒔いたのと同じ畑で、将来収穫をする

今蒔いた種がすくすくと時間をかけて成長し、十分に大きくなったところで刈り取る。僕の自己投資が典型例で、僕は24歳頃から自己投資に目覚め、あれやこれやと本業のために勉強してきた。

そのほとんどは、勉強した瞬間に役に立つものではなかった。けれど、今の歳になって、そういったことを学んでこなかった人たちに対して、有意な差をつけられたと実感している。待った甲斐があった。

世の中には、「人生の累計自己投資額が、あなたの年収になる。」なんて言葉もある。それを僕は証明しつつあるところだ。

 

④種を蒔いたのと違う畑で、将来収穫をする

種を蒔いたはずの畑とは違う場所で、10年以上後にびっくりするような収穫物が得られる場合もある。

僕が支援しているIGOホールディングスの経営陣は、皆幼少期にただ単に囲碁が大好きで、囲碁のプロ棋士を目指している人たちだった。そして彼らは、残念ながらプロになれなかった。

が、そこから約10年経って、彼らは囲碁界において囲碁を極めてプロとして稼ぐ、という以外の方法を見つけるに至った。経営者がかなり優先順位を上げて囲碁に取り組むべき理由でも書いた通り、経営者やビジネスパーソンが身につけるべき思考方法や勘や反射神経を、囲碁を通して囲碁に精通した彼らが教えるノウハウを持っている、ということに気づいたのだ。

現在、IGOホールディングスは、囲碁界を変えるジェダイの棋士として期待されている。

 

図にするとこんな感じ。

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大事なのは、

①を得るためだけであれば意味がないと思われる種まきも、②、③、④を得るためであればむしろ必須である場合が多い。

という事実。

そして、

①を得るのは良いが、それしか見てないと②、③、④の収穫物の利益を逸することになる。

という悲劇。

つまりは、視野が狭いせいで75%もの機会損失、逸失利益が生まれるということになる。

勿体無い!!!

 

貧すれば鈍するというが、何事もうまくいかないときは、常に目の前の種まきを、目の前の収穫に求めがち。しかし、それでは得られるはずのもののうち、75%もスルーすることになりますよって話。

僕自身も正直、諸々において余裕のある状態ではない。でもだからこそ、自分がしている種まきが、同じ畑でも違う畑でも、現在でも将来でもいいから、収穫物に変わるように、畑の世話をしたいと思っている。1つの種は、4つの分野において実る可能性がある。

うちの奥さんは10代の頃から、どんなに夜遅くなろうが、どんなに泥酔しようが、必ずメイクを落とし、必ずお肌のケアをしてから寝ているらしい。「24歳」の今になっても、20代前半と機械に診断されるそうだ。

ブレがなく、ズレがない。(※うちの長女は6歳です。そして私は未成年とは結婚していません。離婚歴もありません。)

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世知辛い世紀末にこのエントリを読んでいただいたことを感謝します。

退かぬ、媚びぬ、省みぬ!!!

我が人生に一片の悔いなし!!!